どうでもいいシリーズ

警察官たちは考えずに拳銃を装備している。

プリズンブレイクを見ていたら思ったことだが、なんで銃を持つのかなぁ、ということだ。

前からずっと不思議でならないことの一つに、警官がプラスチック弾じゃなくて実弾を装填することだ。

ほぼ使う機会もないし、殺傷能力も高すぎるし、たまに奪われて悪用されているし、自殺するにも使い勝手が良すぎるし、じっさいに拳銃自殺するために警察官になろうとする者もいるらしいし。

何かあったときのために飛び道具は持っていた方がいい。その考えは、ぽくちんも賛成だ。

じっさい、190㎝100kgの男に、警棒やスタンガンで立ち向かっていくのは、勇気がいると思う。女性警官では負けてしまうかもしれない。

 

昔に見た、『ケイゾク』というドラマは、やたらと銃撃シーンが多いドラマだったが、撃たれて死んだと思われた人間が、次の週の放送には復活していた。「実は生きてました、あれはプラスチック弾でしたぁ〜⭐️」というシーンが何度もあり、(またか……)と思ったものだった。

だったら、本当の警察も、プラスチック弾にすればいいじゃんと思った。

そんなに、気絶させたり、仮死状態にさせたり、来週の放送に間に合うのなら、プラスチック弾でいいじゃんと思った。十分に要件を済ませられている。実弾だと、要件以上の働きをしてしまう。

 

銃は殺傷能力が高すぎる。弾をナマリでなくてプラスチックにすればことは足りる。

せいぜい撃たれたら痛くて気絶するくらいで、身体まで貫通しないくらいの攻撃力で。プラスチックでなくてもゴムでもいいかもしれない。

そもそもの発砲の目的が、死傷ではなく、捕獲のためにあるのだから、その要件だけ済ませられればいいだろう。

実弾だと、その捕獲のために発砲するにしても、気軽にできない。偉い人の承諾がないととか、書類がどうとか、色々手順があるらしい。まぁ、緊急時には発砲してもいいのだろうけどね。

少し前に、わかい警察官が銃を発砲して上司を撃ち殺してしまったという事件があったが、そういう事件だって回避できる。

 

死んだら元も子もない。

プラスチック弾だったり、催眠銃だったり、麻酔銃だったり、ゴム弾だったり、死傷を目的するのではなく、捕獲するだけなら、やりようなんていくらでもあるじゃないか。

 

捕獲や行動不能を目的とした武器を念頭にいれないのは謎だ。今、これだけ文明が進化した時代に、

雨が降ったら傘をさす。

土の上にコンクリートを敷く。

鉛の弾。

上の二つに比べて、弾は今すぐにでもなんとかなるだろう(笑)😅

 

これだけ言っているが、ぽくちんはプラスチック弾について調べたことは一度もない。面倒くさいからだ。

ドラマで使われるということは、じっさいにないこともないだろう。まぁ、正直なところ、それがじっさいにあるとか、ないとか、どうでもいい。

プラスチック弾だろうが、実弾だろうが、本当はどうでもいい。

ただ、彼らが考えないから、かわりに考えただけだ。

 

まぁ、言っても、そんなに、走って逃げるような犯罪者なんて今どきいないだろうから、銃も必要ないのかもしれないけどね。

コンビニのペイントボールすら、過去に一度でも使われたことがあるのかってくらい不思議なもので。

わざわざ強盗に向かって、そんなものを投げようとするかねぇ? ぽくちんだったら投げない。ぽくちんだったら、レジの金を気前よく全部渡してあげて、「ご利用ありがとうございました〜♪」と言って、手を振って見送る。

気が立っている相手に対して、そんなものをぶつけたら、刺しに戻ってくるかもわからない。

だから、プラスチック弾もいらないのかもしれない。物理的に、どうこうする必要もなく。

だから、単純に、必要性がないからかな? と思われるが。

それを考慮しても、もし撃つ機会があったとき、実弾よりはプラスチック弾の方がいいことは間違いないだろう。命まで奪わなくてすむのだから。

 

実は、ぽくちんがまだ大学生の頃にも、このことを考えたことがあって、2chにスレを立てたことがある。

「現代の科学力をもって、プラスチック弾が作れないはずがありませんよね? どうして日本の警察は採用しないのでしょうか?」

と聞いたら、

「プラスチック弾なんて本当にあるのか?」

「プラスチック弾のソースを示せ!」

「まずは話はそれからだ、本当にあるのかどうか」

「いいからソースを出せ!」

「ソースだ!」

ペヤングを買ったらソースがついてなかったかのように、終始、ソース、ソース、うるさかった。

そればかりのレスが返ってきて、プラスチック弾へと置き換えた場合の想像の話を一緒にしましょう、という流れにならなかった。

しかし、800レスくらいまでいって、けっこうみんな付き合ってくれた。

付き合ってくれたけど、それが可能かどうか一緒に考えてくれるレスはなく、ほぼ全てのレスが、「ソースを示せ!」というものだった。

「んー? だって、弾の硬度が殺傷能力に比例しているんだから、プラスチックやゴムにすればいいわけでしょ? 空気抵抗に負けずに数十メートル先にいる相手に届いて、『ぐは!』ってなって、行動不能の状態にさせればいいわけでしょ? ふつうに考えて作れそうじゃん。大学生のぽくちんでもそれくらいわかるんだから、大人の皆さんでもわかるでしょ?」

と言ったら、

「いいからソースを出せ!」

「ソースだ!」

と、それしか言わないので、

「(ソースは)ケイゾクというドラマで見ました」

と言ったら、キレられてしまった。

長いことネット人生を送っているけれども、炎上を起こしたのはこのときだけである。

「麻酔銃はどうでしょうか? よく動物園のゴリラとかが逃げ出したら、麻酔銃を撃って捕獲しましたとかニュースでやっているし、麻酔銃でいいんじゃないですか? 人間だって麻酔銃で撃たれたら眠るでしょ」

と言ったら、革ジャンを着ていたら効かないんじゃないか? いや、動物の硬い毛皮を通すのだから……、とか、そういった話にもならず、スルーされ、

「じゃあエアガンはどうでしょうか? スチール缶が穴が開くくらいだし、エアガンを改造させるだけで十分そうですが」

と言ったら、

これもスルーされた。

 

当時もそうだったが、こういった内容は調べてから書くのが当然であり、礼儀でもあるのだが、めんどくさいから、調べないで書いてしまう。

ぜったいにプラスチック弾が作れないわけがない、というのも手伝っているのだが。

 

あれから、20年経つけれども、ぽくちんはいまだに調べていない。

これからも調べることはないだろう。

まったく興味がないからだ。

 

 

ぽくちんには警察官の友人がいて、彼にこの話をしたことがある。

彼は、「確かに」と一言だけ言った。

「そう思うでしょ?」と聞いたら、

「思う」と言った。

「じゃあ、上司に言ってプラスチック弾にかえてもらってよ」

と言ったら、

「ぜったい言わない」

と言われた。

「なんで?」

と聞いたら、

「ぜったい言わない」

と言われてしまった。

 

そう、警察官もみんな、考えていないのだ。

プリズンブレイクを見ながら、ぽくちんはこんなことを考えている。

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