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若い女はいっぱい食べる男が好きというが、これはよくない

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若い女は「いっぱい食べる人が好き」というが、これはよくない

「いっぱい食べる男が好き」と公言する女性が多い。そのたびに、なんでそんなに食べる男が好きなんだろうと思う。どこがかっこいいと言うのか?

 男らしく見えるのか? 健康的に見えるのか? 自分よりたくさん食べてもらわないと自分が食いしん坊に見えてしまうからか? 好きなタイプとして挙げるのに無難だからか? 手料理を食べさせてあげたいという家庭的なイメージを植えつけたいからか、もしくは本心からそう思うのか?

 交際中や、結婚して間もない頃は、目の前で男がガツガツ食べていても微笑ましいかもしれない。「おかわりは?」と言いたくなるかもしれない。振るいに振るった手料理を美味しそうな顔で食べてくれるのは嬉しいかもしれない。だが、愛が失せて、生活共同体としての色が濃くなっていくと、以下の通りになる。

※以下、奥さんの観点から

「今、この男が食べてるエビ、〇〇円する」「稼がないくせにいっぱい食べてる」「最近野菜高いのに」「黙っていてもごはんが勝手に出てくると思ってる」「ウニじゃなくて納豆巻にしろ」「汚い食べ方」「食べるのが当然だと思ってる」「ドレッシングくらい自分で取れ」「また食って寝てる」「これだけ食べて糧になったエネルギーはどこで使われるのかしら」「家帰ってからも副業して金稼げ」「食べてる姿、後ろからみるとケツが無防備でむかつく」「こいつが食ったもんが出てきて便器にこびりついたのを掃除するのも私だ」「千と千尋のオープニングみたい」

 審美的な観点から、俺はあまり食べない男の方がかっこいいと思っている。バクバク食べる男はみっともない。世の中の多くの男は、バクバク食べてモリモリうんこして肉食獣系をアピールする。金もかかり、時間も消費し、生命を奪い、健康も害し、あとで眠くなるだけの行為なのに、自信満々でかっこいいと思っている。ひどい男だと、ただ食ってるだけなのにすごいことをしているような顔をする。

 経済的から見ても、言わずもがな。健康的観点からすると、世の中では未だに小食=不健康だと思っている輩も多いようだが、少食は健康にいい。科学的に証明されているし、空腹の状態で血圧を測ってみるといい。素晴らしい数値が眼に映るはずだ(俺は昔140/90だったが、今は90/50くらいだ)。

 たまに大食いタレントを見ると、寿司を百貫だの二百貫だの食べたりして、よくそんなに食べれるなという感想よりも、どれだけ食費かかるんだと思ってしまう。こんなのと結婚したら、破産だなと思う。食べ物なんてものは、一日一食でいい。蕎麦と玄米だけでいい。どうしても小腹が空いたらバナナを食べればいい。ちなみに俺はバナナだけ食べて生活している。バナナだけなら一日150円くらいで生活できる。

 俺は仕事から帰ってきたとき、バナナがテーブルに置いてあるだけで一向に構わない。それで腹を立てたり手抜きと罵ったりしない。色とりどりの多彩な料理なんて求めない。これは結婚相手としてとても助かるではないだろうか? バナナをテーブルに置いておけばいいのだ。別に置いといてくれなくてもいい。棚から自分で取ってきて食べる。食った後、皮も自分でゴミ入れに捨てる。どうだ、手間がかからないだろう。俺と結婚したくなったかな?(笑)

 さてここからは、大事な問題に触れていかなければならない。旦那がバナナだけで夕食を済まし、妻は自分の分だけ作って食べる、これは寂しいだろうか?

 確かに少し想像しただけで、寂しい絵が浮かぶ。自分は5、6品の食事をしている手前で、旦那はバナナしか食べないのだ。新婚の時にそれをやられると寂しくなるだろう。自分だけが食いしん坊みたいに映るだろう。

 しかし、結婚生活は食が全てでもない。二人で休日にお出かけして、これまでの寂しさの帳尻を清算したらいい。でも出かけると大体の場合においてランチを挟むことになって、ランチのときに旦那がバナナだったら、またそこで喧嘩になってしまうかもしれないが(笑)

 まあ、かくいう俺も、10代20代の頃は満腹になるまで食べていた。満腹にならなければ気がすまなかった。限界まで食って寝るのが気持ちよかった。栄養があるものを食べれば食べるほど健康になれると信じて、毎日野菜ジュースをガブ飲みしていた。若者は中庸というものを知らない。ドラクエの経験値のように、摂取すればするほどいいと思っている。

 若い女の子が「あまり食べない男がいい」と言っているのを見たことがない。「あなたがバナナだけで、私ばっかりたくさん食べていたら、私、馬鹿みたい! 不潔みたい、食いしん坊みたい、いっぱい食べて、いっぱいウンコして下品じゃない! 私ばっかりトイレ行ってる! 可愛いエプロンつけて、こんな料理もできるって知らしめてやりたいのに、自分だけ食べるなんて寂しい! 食事の時間、あなたはバナナ食べて終わり。およそ20秒。そのあとの私の食事の時間は30分……! その間、どうしたらいいの!? なんであなた座ってるの? もうバナナ食べ終わって用がないなら無理して私に合わせて座っててくれなくてもいいよ! その気の使われ方がむかつく! 私に合わせてちゃんとご飯を『仕方なく』食べはじめたら、もっとむかつく! これは私が悪いの!? 彼が悪いの!?」

 これに関しては、お互いの食習慣を理解し、尊重しあい、ルールを決めて守っていけばいいだけの話だが、若い子は女子力が変な方向に暴走してしまうのでなかなか難しい。

 彼のためにご飯を作りたい、一緒に素敵な夕食を楽しみたいという彼女の気持ちはわからないでもないが、その感情は半年くらいで消滅する。半年後の未来くらい見えなくてはどうしようもないではないか。

 共働きの時代だ。同程度の時間を働いて帰ってきて、どうして女性だけが男にエサを作ってやらねばならないのか? 女という理由だけで食事も洗濯もするなんてそんな馬鹿な話はない。何が女子力だ。このことをよく知っている年配の女性や主婦歴が長い女性は俺よりの意見なのだ。旦那にバナナだけ渡しとけばいいなんてことになったら、「まぁすごい! そんな男がこの世にいるなんて信じられない! ぜひ結婚したい!」 ということになるのだが、若い子はそうはいかない。そしてこの世のジレンマというか、残念な業というべきか、俺はババアより若い子が好きなのだ。

 俺は40代や50代のおばさんによくモテる。色々おばさん達がはびこる場を働いて廻ったが、大体モテた。俺は若い子が好きなのに困った話だ。俺がおばさんを好きになれば、すべて解決するのだが。

 

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