店員「ありがとうございましたー! またお越しくださいませ!」
客「…………」
客「今きたんだけど」
店員「あ、そうでしたか。いらっしゃいませお客さま!」
客 弁当をレジに置く
店員「お弁当は温めますか?」
客「うん。あとアイスもらえる?」
店員「アイスも温めますか?」
客「温めねーよ」
客「アイス温めたら困るのお前だぞ。レンジべちゃくちゃになるぞ」
店員「ハァ〜〜〜ッ…………」
店員 気合いをためる
店員「かめはめ波ーーーーーーッ!!!」
客「ちょ、ちょっとなにやってんの!」
店員「かめはめ波で弁当温めてます」
客「弁当粉々になっちゃうよ!」
客「なんでコンビニ店員がかめはめ波つかえるんだよ! かめはめ波いいから普通にあっためてよ!」
店員「失礼しました! ウイーン(電子レンジで弁当温める)」
店員「ピッ……。プツン。ピッ……。プツン。ピッ……。プツン。ピッ……(いちいちレンジのスイッチを入れたり切ったりする)」
客「ねぇ。そのいちいち、スイッチ入れたり切ったりしてるのは何?」
店員「ミニストップですから」
客「なんだそれ」
客「ミニストップだからって、レンジいちいち切るとか聞いたことねーわ。ミニストップってそういうことじゃねーだろ」
店員「ちなみにセブンは7倍の力でかめはめ波を撃ちます」
客「聞いたことねーよ」
店員「フフッ♪(店員 チラッとパンツを見せる)」
客「ん?」
客「なに……?」
店員「ミニストリップです」
客「ミニストリップってなんだよ。なんでストリップ劇場が24時間全国展開してんだよ」
店員「お箸は何膳おつけしますか?」
客「一膳でいいよ」
店員「一膳膳膳世で」
客「前前前世みたいにいうな」
客「なんだよ一膳膳膳世って。なんで生まれ変わってまで箸を求めなきゃなんねーんだよ」
店員「世紀またいでたらお弁当の賞味期限切れちゃいますね(店員 クスクス笑う)」
客「お前が言い出したんだろ。笑ってんじゃねーよ」
客「で、いくら?」
店員「ピッピ……(店員 バーコードリーダーを客の頭部にあてる)」
客「なんで俺の頭にあてんだよ! 俺の頭がバーコードみたいだから!? ねぇそういってる!?」
店員「えーと、『コンビーフ 100g 450円』と」
客「コンビーフ!? 俺コンビーフだったの!?」
店員「お客さん、もしかして噂のコンビーフ人間ですか?」
客「コンビニ人間みたいにいうな」
客「なんだよコンビーフ人間って、どんな話だよ」
店員「ビニ本はお付けしますか?」
客「ビニール袋じゃなくて!?」
店員「ビニ本読んでビンビンになるのがコンビーフ人間でしょう?」
客「コンビーフ人間ってそういう話なんだ!」
客「いやいいよ! ビニ本いらないよ!」
店員「ビニストップでよろしいですか?」
客「ミニストップみたいにいうな!」
店員「お客様、保険はどうされますか?」
客「保険?」
店員「もし万が一お弁当に不具合等が生じましたら、それを無償で補償するサービスになります」
客「家電かよ」
客「保険って、お弁当だよ? お弁当に保険ってどういうこと?」
店員「はい、事故・破損・盗難など、落としたりなくしたり、誤って口に入れてしまったときなどのために保障するサービスでして」
客「誤って口に入れてしまったら!?」
客「口に入れるよ! お弁当だからね! お弁当口に入れなかったら何のためにあんの!?」
店員「お弁当の意義ですか? うーん、まあ、お弁当っていうか、べんとう? べんぞう? 勉三さんっていうか?」
客「勉三さん?」
客「勉三さんって、キテレツの勉三さん!?」
店員「勉三さん、牛乳ビンの底みたいなメガネしてるから、牛肉弁当になっちゃったんですよ」
客「え!? これ弁当じゃなくて勉三さんだったの!?」
店員「はい」
客「6浪してるんでしょあの人? ぜったい賞味期限過ぎてるじゃん! そりゃ食べたら腹壊すわ!」
客「で、保険はいくらするの?」
店員「50万円です」
客「たっけーな!」
客「もういいよ、撃っちゃってよかめはめ波」
店員「はぁ〜〜〜…………」
店員 気合いをためる
店員「「かめはめ波ーーーーーーッ!!!」」