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アンチ・ファン一元論

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その人のことを知れば知るほど、悪いところも見つかってくる。その見つかった悪いところを、果たして自分の胸の内だけにしまっておけるものだろうか。

今回はそんな話である。

人間は、好きな人や尊敬する人を、思いっきり傷つけてみたくなるときがある。

アンチは本当に嫌いな相手に嫌いな感情をぶつけるために存在しているのだろうか? 

アンチは確かに、あちこちを彷徨って、たまたま目に入ったところで、妬み、恨み、嫉みの三みの感情の爆弾を投下することが多いだろう。

この『しまるこブログ』は現在、一日に500〜600のアクセスがあるくらいで、二年近く運営してきた割には信じられないほど低い数字だ。そのためアンチは一人も存在しない。それはそれで寂しいことだ。

どこのブログやTwitterやらYouTubeチャンネルにも、特別強いパワーを誇ったアンチがいる。通りすがりの壁に小便を引っ掛けていくアンチとは明らかに熱量が違う。

彼らを観察していると恐ろしいことが分かってくる。彼らはなんと、その発信者の熱心なファンなのである……! 彼らは一方のアカウントでその発信者を盛大に褒めそやし、もう一方のアカウントで強烈に罵詈雑言を浴びせる。この原理は小さなアンチにはあてはまらないが、大きなアンチにはあてはまる。

その人を長年にわたって追いかけたり、オンラインサロンに出入りしたり、著作を何作も買って配り歩いていたような人がこういうことをする。過去にファンだったけど今は嫌いになってしまったケースもあるが、現在絶賛ファン進行中だったりするからびっくりさせられる。

長年ファンをやっていると、ある日試さずにいられない日がやってくる。ちょっとした遊び心だ。その人のことをよく知っているから、その人が何を言われたら傷つくか、何を言われたら怒るかということをよく知っているから、試したくなる日が来るのだ。

イケダハヤト氏は、あるアンチに付き纏われて、あまりにも暴言の内容がヒドいので、ネット警察とやらの力を借りてそのアンチを特定したところ、なんと正体はハヤト氏の強烈な信者だったという。

はあちゅう氏も、あまりにも酷い誹謗誹謗中傷を投げかけられて、一生懸命特定したところ、これも長年のファンの人だったと話していた。28歳の子供がいる保育士だったそうだ。

ファンなのになぜそんなことをするのかって? いやいや、ファンだからするのだ。

目的はなんだろうか? 目的が気になるところだけど、目的はないのだ。ワンタッチで気軽に人の心に重大なダメージを負わせることができるからやってしまうのだ。ただ魔が差しただけなのである。この世で最もその人の悪口を上手く言える自信があったから、チャレンジしてみたくなったのである。深く深く観察して得た自分しか知らない情報を、正体がバレることなく伝えることができたら、おそるおそる手がキーボードに伸びてしまうのだ。破壊を味わいたいのである。好きな人を破壊して、自分もその破壊の一抹に預かりたいのである。

人間の心模様ほど不思議で魅力に富んだおもちゃはないから、これで遊びたいのだ。その人が深く目いっぱい傷ついている姿を見て、自分のほんの少しのエネルギーによって、ここまで人間の心を狂わすことができたという実感に打ち震えたいのである。

これは決して稀なケースではない。人は秘密を自分の胸の内だけにしまっておけるものではないし、どこの職場でも観察力を競い合う悪口大会が開催されている。物書きがものを書くのもこのためでもある。

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