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最強のアルカリ性食品「昆布」を副食にして生玄米食の最強サポート役にしよう

肥田春充先生は生玄米とレタスの葉を数枚食べるという食事をしていたそうだけど、生玄米と少々の海藻でも良いといっている。

日本は海に囲まれていて、空気中にナトリウムが含まれてることから、日本人は陰性体質になりやすい。だから昔の人は陽性の食べ物である玄米を食べて中和を図っていた。

ナトリウムとはつまり塩分だ。ナトリウムは糖尿病や高血圧などの病気の原因になることが多く、 みんなが塩分塩分と騒いで控えようとしているのは、このナトリウムの事を言っている。 塩や胡椒や、 口当たりのしょっぱいものを控えれば塩分対策になると思っている人が多いけど、ナトリウムは添加物や肉に多く含まれている。

ナトリウムを排出させるためには、カリウムを摂る。カリウムはミネラルの1種で、主に海藻、野菜、果物に多く含まれている。その中でも昆布が最上だ。

ガンジーは人間は麦だけで生きていくことができると言ったけど、出口王仁三郎は麦は陰性食品で、玄米は陽性食品だから、日本人は玄米を食べるとよくて、勇気が出るという。

肥田春充先生は、 玄米とわずかな海藻だけで生きていけると言っている。

宮本武蔵は自ら奢侈な食事を放棄し、玄米と乾燥させた味噌を携帯して山の奥地に入って修行した。

ハイパーエグゼクティブプロデューサーの沢尻エリカの元旦那さんは、 玄米とごま塩だけで生きているという。

さて、これらをまとめると、生の玄米だけでそれなりに生きていけるけど、野菜や海草を少量加えてあげるのがベストのようだ。

もちろん野菜や海藻も生でなければ効果は半減してしまう。西勝造先生によると、煮たり焼いたりすると栄養価は4分の1となるから、4倍の量を食べなければならなくなってくる。

食べ物には酸性とアルカリ性があって、酸性食品を食べるほど人間の体は老化していく。 玄米も酸性であり、ナッツ類も酸性で、必ずしも酸性食品が悪いというわけではないけども、肉やお菓子やアイスクリームなどの動物食品や加工食品はもれなく酸性食品であり、酸性食品に悪いものはあっても、アルカリ性食品に悪いものは見られない。

単純に考えるなら、 酸性食品ほど悪くてアルカリ食品ほど良いと考えることもできなくもない。中村天風先生はアルカリ食品をよく摂りなさいと言っている。

ある学説では、酸性食品をたくさん摂ろうが、アルカリ食品をたくさん摂ろうが、何にせよ人間の身体は弱アルカリ性に統一されるので、別にアルカリ性食品をたくさん食べたからといって、身体がアルカリ性になるわけでないとも言っている。

だが、何を食べても人間の体が弱アルカリ性に保たれるといっても、アルカリ食品を摂ったほうが血液がきれいになることは確かだろう。

多くの人は、肉食やラーメンや加工食品などでナトリウムを大量に身体に溜め込んでいるだろうから、ナトリウムを排泄させるめにカリウムを摂った方がいいとされる。

果物の中でも特に栄養価が高いと言われるスイカやキウイは他の果物に比べて更にアルカリ度が高い。 そう考えるとアルカリ値が高いほど良い食材と言えなくもない。アルカリ値やカリウム値の高い究極の食品は何かと突き詰めていくと、昆布なのである。

昆布が身体に良いってことは、誰でも知っていることだし、昆布の栄養素は他のサイトで調べれば出てくることだから、ここでは詳しく述べない。

このブログでは生玄米食を推奨しているが、その副食として何が適切かというと昆布なのである。身土不二の観点から、その季節の旬の果物や野菜を食べるのがいいけど、なるたけ安く抑えたい人にとって、果物は高いものだ。

このブログでは、月に3000円以下の食費で生きられる術を研究しているので、その方針を曲げることは避けたい。

先に話した通り、玄米だけでも生きていけるので、その覚悟はある人は玄米だけでいい。昆布を副食にすることは安くて美味しくて腹も満たされて簡易で、超アルカリ性食品であり、弱酸性の玄米の中和を図れるので、昆布が適していると俺は考えるのだ。

そして昆布の良いところは安心感だろう。さすがに昆布に農薬をつけて育てたなんて話はなさそうである。出汁用の乾燥昆布なら防腐剤等の心配もなさそうである。そういう意味で言えば、野菜や果物よりも安心なのである。

農薬が心配の人は、マンションのベランダで、大根の葉やサラダ菜をプランター栽培するのもいい方法だと思う。

昆布はヨードが豊富過ぎて、ヨードを体内に溜めすぎると、甲状腺機能亢進を患うデメリットもあるようだが、数枚程度であれば問題ないとされる。

また昆布は固いところがいい。生玄米も固いからいい。いくら果物が史上最強の食べ物だと言われていても、硬い果物はない。ナッツ類も別に固いわけじゃない。

なぜ固いものがいいかというと、理学療法士として多くの高齢者を診た経験から話すと、自前の歯がしっかりしている人は頭もいい。ボケてる人はほとんど見たことがない。そして長生きだ。「歯」と書いて「齢」と書く。

生玄米に味噌をつけて食べている修行者は、修行の初期は空腹に悩まされることもあるだろうけど、そういう時は昆布を食べるといい。ずっと噛んでいられておいしい。昆布をちまちま食べることはとても空腹の助けになるだろう。

今は特に気にならなくなったけど、修行初期の空腹で眠れなかった夜は、昆布をちまちま噛んでいた。噛むことで満足するし、昆布の水溶性食物繊維が、腸の中で膨隆して満腹を促してくれるからである。そして、そのうち昆布を卒業する時期が勝手に訪れるから、無理せずにいっぱい食べていい。俺は今は3枚ぐらいで十分だ。

昆布をどんな風に食べてるかと言うと、おしゃぶり昆布やとろろ昆布ではなくて、出汁用の昆布で食べている。安いし自然の状態のまま食べられる。出汁用ということもあって、天然の濃いエキスが詰まっている。昆布によって結構味が違うので、自分好みのやつを選ぶといい。

(北海道のなんとか昆布が美味しかった。 正直、上の写真のやつは不味い)

そんなこんなで、柿を2つ。生玄米小さじ4杯。味噌小さじ1杯。昆布3枚を副食にするという形をとっている。1日1食だ。

昆布を食べるようになってから、1日に3回便が出るようになった。生玄米だけのときは1日に1回だった。昆布を食べると言っても、3枚食べてるだけなのにこんなに排泄量が増えるということは、昆布のもつ水溶性植物繊維が働いているためだと思われる。

主に食物繊維というのは便通を良くするためのものだけど、玄米は不溶性植物繊維であり、昆布は水溶性の食物繊維である。これで両方の食物繊維を取れるというわけだ。(どちらも片方の食物繊維しかないというわけではないけど)。一般的には水溶性食物繊維の方が大事だと言われている。

また、俺は生の玄米に味噌をつけて食べているけど、味噌はいくら国産の有機栽培大豆を使っていたとしても、精製塩を混ぜて作られている。精製塩とは、つまりナトリウムだ。

オーガニックの味噌を買ったとしても、結局食塩をこねて作っていることには変わりない。ナトリウムを排出するにはカリウムが豊富に含んだ昆布を食べるのがいい。安いし腹に溜まるしアルカリ性だし、ずっと噛めるし、美味しいし、農薬の心配もない自然食だし、完璧な副食である。

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