大根梅汁による宿便流しは断食業界では有名で、今更説明はいらない気もするけど、出会い系の記事から飛んできたような読者にとっては何を言ってるのかわからないだろうから一応説明する。
すごく簡単に言うと、梅干しの殺菌能力は非常に優れていて、梅干しをお湯割りにして飲むと腸が清浄される。さらに大根の煮汁を加えてやると、大根の水溶性食物繊維が手伝って、腸の中をブラシで擦るような働きをしてくれるので効果が倍増する。それにより、宿便と言って大腸壁に張り付いている腐敗物質が排泄されるというものだ。
しかし条件があって48時間の絶食時間を設けないと、効果がないと言われている。
実験開始
まず昆布出汁をとる。
大根を一本分カットする。大根の葉はとても栄養があるので、あとで生で食べるためにとっておく。
煮る。弱火で40分くらい。
鍋が小さいので全て入りきらなかった。余った大根は次の日生で食べる。
梅干し3個入れる。
箸がすっと通るなら出来上がり。いい色をしている。
まず、煮汁だけを飲む。一杯目。
お味は? と言うと、めちゃくちゃうまい全ての飲み物で一番うまいと言っても過言ではない。
2杯目。2杯目の方が沈澱していた梅干しがいっぱいあったので、美味しかった。
煮汁を全部飲み干したら、大根を全部食べる。味噌をつけると美味しい。一本全て食べるのは至難なら食べ切らなくてもいい。大根なんてほとんど水分だけど。
結果発表
結論としては宿便のようなものが出た。
飲んでしばらくすると、非常に酷い便意がきていてもたってもられなくなり、トイレに駆け込むようになる。
酷い下痢が始まって、しばらくはずっと便器から離れられない。
飲んだものがそのまま肛門からスゴイ勢いで排出されるなんて体験は、あまり皆したことがないだろうから、新感覚でびっくりする。 人間スプラッターのようになる。
24時間以内の絶食でやったときは、普通の便が出ただけだった。やはり48時間以内は最低絶食しなければいけないらしい。
これによる宿便は、大腸の中の溜まった汚れを洗い流しているというより、普通はおしっことして流れるものがなぜか肛門から排出されるという謎の作用が働いているように思う(便の7割が水分だとしても)
いつも俺は生の玄米小さじ4杯と出汁用乾燥昆布3枚の1食というスタイルなのだが、それをやっていると緑がかった便が出るようになる。
もし単に、尿道ではなく肛門から飲んだものが流されるだけなら、いつも通りの緑の便が、いつも以上に水分を含んで排出されるだけの話である。
しかし出てくる便はまるで違かった。いつもは全く臭わない俺の便(すごく近く鼻を近づけても無臭)と違って、この便は非常に黒くて臭くて、とてもトイレの中に居れたものじゃないの臭いだった。
だから、やはり通常の便では排出されないような、大腸内にずっと蔓延っていた便を洗い出してくれたと言っていいかもしれない。
いつもの便とまるで違うので写真を見てほしいけど、あれなので自重する。
宿便といえば宿便なんだろうけど、数週間の断食をしなければ出てこないとされる宿便と一緒にしていいのか分からない。 俺はこれまで宿便を出そうと努力してきたのに全然出てこなくて、たった2日の絶食でこうも簡単に出るとは信じられないからだ。
西勝造先生が、玄米の生食を続けていれば宿便が排泄されると言っていたから、今はひたすらその方法を試みている。生玄米食から出た宿便と、梅干し大根汁で出た宿便を比較していけば分かるかもしれない。
しかし、この黒くて臭い便を大量に出してスッキリして、目の前の景色が明るくなって、外は雨なのに散歩したくなってしまった。とても素晴らしい快感なので、ぜひみんなやった方がいいと思う。
甲田先生はミルマグをよく飲んで腸内洗浄をすると言ってたけど、あれと似たようなものかもしれない。
エドガー・ケイシーも、リンゴだけ食べる生活していると、果汁で腸内が掃除されて宿便が出ると言っていた。
無理して断食を続けて宿便を出すより効果があるとも言われている。だったらこういうやり方の方がいい。
だが宿便というのは、とても一回で出し切れるようなものではなく、毎日続けてドバドバ出てくると言われているから、今回の俺の梅流しなんてものは、せいぜい一瞬で終わってしまうから( 続けて2波、3波出てくるけど、その日で終わる)、断食中に活発するモチリンというホルモンが腸内蠕動を促して排出される宿便と、また少し違うような気がする。
そして梅干し大根汁によって便が出た後も、しばらくずっと屁が出る。それも普通の屁じゃなくて、長く大きい屁が出る。一時期さつまいもだけを食べる研究をしてたけど、その時よりもずっとよく屁が出る。長〜い屁が出る。そしてずっとお腹がギュルギュル鳴っている。これは胃腸が活発に動いてる証拠だと思われる。
梅流しの宿便出しは手軽で楽しいのでやみつきになってしまう。 断食明けには必ずやるし、週に1回はやりたくなってしまう。