危険な方にかける、危険な方にかける、危険な方にかける……、1週間、そう言い聞かせて、そう行動してきて、たった1週間で、心境著しい飛躍を遂げることができた。
中心力練磨や瞑想をしてきたころよりも、さらに著しい進歩を遂げることができた。人は瞑想するよりも、危険な方にかけなければならないのだ。
これまでの自分が束になっても適わないほどの凄まじいパワーを手にすることができた。もう誰にも俺を止められない。
そんな新型の俺には、半年前に買った旧型MacBook Pro(19年制)のような、中国臭いパソコンでは、とてもじゃないけど新型の俺の作業には耐えられないだろうと思い、新型MacBook Pro16インチも注文した。
よし、道具は揃った。
よし、はじめるか、と思ったところで、
ん?
名前……だな。
新型の俺の名前が必要だ、と思った。
新型しまるこにふさわしい名前は何がいいだろうか? 危険にかけるのだから、危険な名前でなければならない。危険な名前をつけたいと、その相談役をぜひ買わせていただきたいという女性が名乗り出てくれたので、緊急で生会議を開くことにした。
そして、血が噴き乱れる一時間に及ぶ会議の結果、新型の危険な俺にふさわしい、危険な名前を手にすることができた。
よし、はじめるか。