食べ物に関する研究・美容・健康

生玄米だけを一ヶ月食べ続けた感想 まとめ

【一ヶ月、生玄米生活をやってみて感じたことのまとめ】

「食べ方について」

1日1食。20時になったら食べる(飲む)

生玄米 1合

きなこ 大さじ2杯

黒糖 大さじ2杯

味噌汁、どんぶり一杯(具なし)

詳しくは、この動画にて↓

 

以下、変化を感じられた順に挙げていく。

一番効果があったのは肌である。1週間もしないうちに、凄まじいほど綺麗になる。内側から発光するような、ピカピカと光り輝き、これまで見たこともないように内側から光り輝くようになる。これは加熱玄米を食べていても起こらない。甲田先生も、一週間もしないうちに肌が光るようになると言っていたが、これは本当に一番早く現れる現象である。

体重

家に体重計がないので、2週間ごとに銭湯に行った時にしか計らなかったが、順調に体重が落ちていた。

9月1日 61.2kg

9月14日 54.7kg

10月1日 52.7kg

1ヶ月で約9キロ落ちた。

断食をやっていた時と同じか、それ以上の速度で体重が落ち続けた。

むかし、野菜を沢山食べまくっていた時期があったが、その頃も、とてもたくさん食べていたにも関わらず、体重は落ち続けていったことを思い出す。生玄米もその類らしい。

しかし、加熱玄米だとしても、一日2合食べていたとしても、どんどん体重が落ちていく。上の生玄米ほど顕著ではないが、たくさん加熱玄米を食べたとしても、どんどん落ちていく。油っぽいものを食べない限りは、基本的にそんなものかもしれない?

↑これを毎日食べ続けていても、体重は落ち続ける一方だった。

9キロも体重が落ちたら身体に変化が感じられると思うかもしれないが、それほどは感じない。確かに身体全体が軽くなったし、強風に煽られると飛ばされそうになってしまいそうな気はするが(笑)

まぁ、普通に考えれば177cmで52.7kgとは、すごい数字だ。人生でこんなに痩せたことはない。首だったり、二の腕、太ももの辺りが、とくに縮小が感じられる。大きな筋肉から減っていくのだろう。

ちなみに10月1日に実家に帰って加熱食を久々に食べたら、一気に3キロ増えた。55.7キロになっていた。

これしか食べていないのだが、これだけで3kg増えた。

これらのことから察するに、体重増加とは、単純に量や体積の問題ではないのだと思われる。生玄米をどれだけ食べても全く太らないことはこの通りであり、あるいはこれを液状にしてジュースにしているから、このような現象が起こるのかと思って固形物として、玄米をポリポリと食べたが、結果は同じだった。

むかし、1日1食をやり始めた頃も、体重は54キロまで落ちたが、その後はいつもの体重である61キロまでスクスクと戻っていった。おそらく3ヶ月ぐらいしたら戻っていった。

このように、生玄米だろうが断食だろうが、やり始めた当初は一時的に体重は落ちるが、段々と元の体重に戻っていくと思われる。この変化は甲田カーブというが、今回は1ヶ月だけだったので戻るところまでは見られなかった。

だるさ

これは断食をしている時と同じ感覚が続くような気がする。というのも断食してる間と全く同じような症状が起こる。好転反応と言うべきか。くらくらする。めまいがあった。

歩いている気、立っている時、活動しているきはなんともない。座ってる時はなんともない。だが、寝っ転がるとダメなのである。寝っ転がって静かにしていると、心も体もキュウキュウしてきて、全身を握りしめられるような苦しさがあった。また少し立ったり、動き出せば治るのだが、その場で寝っ転がっていると、とたんにだるさ、しびれ、倦怠感に襲われ、つらいところがあった。本当に、デメリットでいうデメリットはこれくらいである。

ずっと不思議だった。完全栄養食である玄米を、より栄養価の高い生で食べて、どうしてこんなことが起こるのか? まるで栄養が足りてないときに起こる状態だ。断食の時と全く同じ事が起こる。断食に比べれば苦しくないけれども、やはりこの倦怠感はうっとおしい。これさえなければ、ずっと続けられそうである。

また、たまに貧血か分からないが、気持ちが静かになって、静かになりすぎていって、点になり、その点もなくなり、気を失いそうになった(笑)

そのまま気を失って、死んでしまいそうな予感に駆られた。 

これらも、腸内環境が整ってくれば、変わるかも知れないが。甲田先生が言うには、腸内環境が変わるには、最低半年、人によっては2年かかるという。

脂質代謝

口の中にケトン体が溢れている感じがずっとあった。

よく断食をすると、頭がぼーっとしたり気力がなくなってしまったり何もやる気が出なかったりして、口の中がケトン臭がするというか、ちょっと脂質っぽいような匂いがしたり、それは一般的に好転反応と言われている。

昨今では長友選手だったりクリスティアーノ・ロナウドだったり、一流のスポーツ達や栄養学の最先端の見解として、糖代謝ではなく脂質代謝にしようという理論が広まっている。

これはボディビルダーの考えと相性が良く、彼らは何かと炭水化物を嫌って、鶏のささ身を食って、脂の少ないタンパク質から栄養補給しようとする。

昨今は、筋肉系ユーチューバー全盛の時代で、また、リモートワークだったり、暇ができて身体を鍛えようとすると、みんなこのような食事をしてトレーニングをしたりするものである。

だが、基本的にこういうのは昔に答えが出ているものであり、江戸時代の100キロ程度、毎日走っていたと言われるように、詳しくはこのブログ記事に書かれているが、

日本人の体質というものは玄米を食べて栄養補給するのは一番いいように思われる。つまり、糖代謝である。肉やプロテイン、サプリメントをエネルギー源にするとは考えづらい。それはすなわち、食べ物自体が栄養素とか、カロリーとかそういった次元を超えて、種を撒いて水をあげれば育つといった生成化育のエネルギーに溢れているためである。我々はそのエネルギーを食べているといった観点から見ることが、いちばん自然である。

そうやって昔の人は玄米を4号も6号も食べて、それを全て労働力に転用していた。

世界で一番走れる選手として有名な長友選手の例もあるから、まだまだこのあたりの研究は進んでいないが、さすがに飛脚より走れるとは思えないが。

さて、この一ヶ月は、明らかに糖代謝ではなかった。黒砂糖を食べていたから、ある程度は糖代謝だと思うが、明らかに違うエネルギー源が使われている感じがあった。糖が空っぽになって脂質代謝になっている感じがあった。口の中がケトン臭かった。

睡眠

睡眠もかなり顕著に効果として現れる。基本的に1日1食の玄米2合を食べていても、睡眠時間はとても少なくて済む。大体5〜6時間も寝れば十分で、それ以上寝ると頭がボーッとしてくるぐらいだ。

生玄米にすると、これが4時間で済むようになる、体感的には、2時間分ぐらい、睡眠の質や必要量が改善されている感じがある。

4時間でなくても、3時間寝れば十分といえば十分なのだが、なんとなくもう少し眠っていたいから4時間〜6時間寝ている。4時間も眠れば、3食食べて8時間寝ているときのような、あの十分によく寝たという心持ちで、起きることができる。

ここが重要で、無理して4時間ではなく、十分に満足して眠れたという気持ちの、4時間なのである。

目覚めの良さは、雲泥の差である。目のクマや、浮腫、ボーッとした感じの、朝特有の重たい感じがまったくなくなる。一日を素晴らしい状態で始められる。

多くの人は時間がないと思っているし、1日の時間を増やしたい、そのために睡眠時間をどうにかできないかと考えているようだが、まあ生玄米を食べなくても小食にしていて1日1食にしていれば十分な気もするけれども、確かに生玄米にすると更に少なくて済む。

そしてどちらかと言うと、時間よりも、その睡眠の深さの方が恩恵が得られた。

布団に入ってもたまに寝付けない時があるけれども、この一ヶ月の間はそういうことがなかった。本当にすぐに寝れた。そして睡眠が深かった。

寝る前から、ああ今寝たらぐっすり眠れそうだなという予感が在り、ちょうど夜になると、心地いい疲れが訪れた。自然な眠気である。人間は食べると眠たくなるものだが、不思議とその眠気とはまた違うようで、身体全体がただ休まりたいと言っているような、いつもの眠気と少し違かったような気がする。

そしてそのまま3時間か4時間倒れ込むように寝て、そしてまたすぐぱっと起きれるられるようになった。

朝起きた時の体のむくみ、目のクマというものは一切ないし、今まで違った朝になる。本当に寝る前と寝た後の間で、単に体力が回復したというような、休息だけを得られる感じがあった。

生玄米を液状で飲んでいるので、ほとんど消化活動が行われず、ただでさえ生の玄米は胃で消化されることなく大腸で栄養が吸収されるので、胃で分解されることなく通り過ぎていく。そのためか、身体の中で消化活動が行われてる感じがしないのである。つまり、食べる前と後で、何も変わらない。だからなんだかそれが寂しくて食べてしまいたくなった。

多くの人はもうたくさん食べ過ぎてきて、もういい加減に食事から解放されたくて、スイッチ一つでとりあえず空腹が満たされるものが発明されればいいのに、なんてぼやいている人を何人か見かけたことがあるが、生玄米ジュースは確かにちょうどそれに位置する道具だと思われる。

性欲

これもものすごく効果があった、やはりい前から思っていたことだが、性欲は食べ物にとても左右される。それは、みなさんが思っている以上に、信じられないほど、効果がある。

肉を食べると、もうその日のうちにエロくなって止まらなくなってしまうが、普通の加熱玄米をしていると、そこそこ治まってくる。これが生玄米となると、もっともっと治まってくる。

それは元気がないことだと、動物的に欠陥品のように思えるかもしれないけれども、これが正常な状態である。そんなに年がら年中いつも発情したりエロいことを考えている状態なんていうものは、普通に考えてとても異常である。いつも肉を食べてエロい状態がニュートラルでいるから、わからなくなっているのだ。

小生は、自分がこんなにエロくないということが、35になって、やっとわかった。食べ物のせいだったと知ることができた。こんなに性犯罪が起こったり、街を歩く男がいつもスケベな事で世の中に迷惑をかけているのは、それは避けがたいものとして、性の宿命だと考えられており、また苦しんだり苦しめられていたりするものだが、それは全くの誤解であり、すべて食事から来ている。

これはもしかしたら一番効果があったかもしれない。本当に生玄米だけの生活をしていると、性欲がほとんどなくなってしまう。単純に子作りのため以外はセックスしなくていいんじゃないかと思えるものである。

精神

古武道研究家の甲野善紀先生は、肥田先生の本を読んでから、生玄米生活を始めたらしいが、その当時どうも心が感傷的になりすぎて、ちょっとしたことで胸が締め付けられたり、悲しくなったり、心が機能し過ぎるようになって驚いたと言っている。

電車の中でお母さんに怒られている子供を見て、どうしようもなく辛くなって、それを見ていただけで涙がこぼれてしまったと話しているが、これは大袈裟な話ではない。

そのため、甲野先生は、一ヶ月で生玄米生活を中止したそうだ。

小生も同じような感じがあった。Twitterとかで悪口だったり、平気で死ねとかいう言葉を見ると、心がいつも以上に悲しくなった。変なところで繊細になってしまったところがあった。

特に女性のミニマリストだったり、菜食主義の人は、こういう性質が強い。女性はただでさえ感傷的であるが、その上に自然の生の食べ物を食べていると、余計にそれに拍車がかかるらしく、女性のミニマリストや菜食者は、大変この性質が強い。非常に感傷的であることが多い。

もう一つ気になることで、出口王仁三郎は、食べ物についてこのように挙げている。

“日本米を常食とする国民は、肉食人種に優りて非常なる勇気をもっておるものである。しかし半搗米(はんつきまい)でないと、精製した雪のような白米を常食にすると、かえって勇気がなくなるものである。米は大体、陽性の植物であるから、楽天主義の元素であり、かつ清潔主義の元素である。また日本の河海池沼等に産する魚類を常に食用にする時は、智を養う功力がある。魚肉といえども、あまり毎日食用すれば、かえって血液が濁り、精神状態に、また肉体に変調をきたす恐れがあるから、魚肉は一週間に一度くらいが、智力を養う点から見れば適当である。また魚肉を絶対に廃する時は、智力の減退を招くようになるのである。それから野菜を常食の副産物(おかず)に用うるのは、実に結構で、滋養物に富み、身体の血を清くなし、仁の精神を養うものである。”

(「人類愛善新聞」昭和54年9月号 『王仁適言』)

玄米=勇気

魚=知恵

野菜=仁、愛

らしいが、

つまりこのことから、玄米は陽性であり、勇気の食べ物と言われている。これはまったく同じことがこちらのブログにも書かれていた。マクロビオティック論でも、そのように取り上げられていることが多い。

あまり、陰性とか陽性とかは詳しくないが、玄米は陽性で麦は陰性らしい。だから水野南北も、麦を常食すると性格が暗くなるようなことを言っていた。

麦も玄米と同じで、完全栄養食と言われているが、インドでは玄米より麦の方が主食として取り上げられているらしく、ガンジーは麦だけで人間は生きていけると言っている。やはり日本人の気候や気質や、陽陰論から考えて、玄米の方がいいのではないかと思われる。

さて、玄米は勇気の食べ物というから、本当に勇気が出るのか気になるところだったが、どうだろうか。勇気が出る食べ物を、それも生という形で、より完全な状態で食べるのだから、より勇気が出るのかと思って、そのあたりを楽しみにしていたが、あまりよくわからなかった。常に勇気ルンルンというわけでもなかったが、悪い気だったり、邪念や、人を傷つけようという気持ちはまったく起こらなかった。

この辺りの精神性は、人は思っているよりずっと、食べ物の影響を受けるものである。よく悪口ばかり言っている人は、肉だったりコンビニ弁当だったり、食生活が悪い場合が多い。

確かに、気持ち勇気が出たような気はする。この1ヶ月くだらないことをうだうだ悩むようなことはなかった。弱気になることなく安定して豊かでいられた。

これはあまり良いことか悪いことかわからないが、欲がなくなる。動物的な野心や出世欲、身体的な欲求、そういった欲望全体が著しく消えていく。だるくてそれどころじゃないという時間もあった。

ただ普通に朝起きて寝て生活できることで十分と感じられるようになり、一生懸命働いたり金を稼ごうという気持ちがかなり薄れる。このままでいいんじゃないか、このままで幸せといったような感じだ。

あまり創作者や表現者がこのような甘ったるい考えではいけないので、この辺りはよくよく考えなければいけない。

バルザックや岡本太郎が過去最高クラスの天才だったのは、大食漢だったからではないかと考えられる。

便秘(宿便)

さて、便秘だが、生の玄米を食べると便秘によく効く。得便がよくなると、多くのブログや本に書かれているが、小生はむしろ悪くなった。というよりぜんぜん出なくなった。4日に一度ぐらいしか出なかった。

出たとしても、ほんの、チョロチョロした、黒くて、細くて小さい蛇みたいな、無臭ではあるが、そんなわけのわからん便しか出なかった。食べた量に対して、ほとんどチョロチョロと、わずかな便しか出なかった。

毎日1合飲んでいるのに? おかしい、4日に一度の便なんだから、4合分出てもいいはずなのに? ぜんぜんでなかった。

それに比べて、加熱玄米だと、凄まじいほど、よく出る。1合しか食べなかったとしても、3合分ぐらいボーボーと出る。大腸の中のゴミやカスも一緒に集めて掻き出してくれている感じすらある。

便の形状で言うと、

生玄米は、上で上げたように、黒くて細い蛇がチョロチョロ出てくる似すぎないが、加熱玄米だと、バナナ的な非常に滑らかで、ちょっと力んだだけでスムーズにばばばばっと出ていくような感じだ。

生の玄米だと、かなり力まなくては出てこない。キレも悪くて、なかなか落とせない。便もどちらかというと黒っぽくなる。これは黒砂糖が影響しているのかもしれないが(笑)臭いはどちらも全くない。

肥田先生や西勝造先生は、生の玄米を食べると便秘になるので、たくさん水を飲まなければならないと言っているが、小生はたくさん水を飲みまくったが(2リットル以上)、ほとんど便が出なかった。

他のブログを読んでいると、生玄米にしてから非常に便の出が良くなったという意見も見られるで、体質もあるのかもしれない。

ちなみに、生の玄米を食べ続けていれば、宿便が出ると言われている。

多くの記事を見ていると、宿便は2週間頃から出始めて、1ヶ月ぐらいで2回3回ぐらい出続けると書かれてるけども、小生は全くそんなことがなかった。

一説によると、断食をするよりも、生の玄米を食べ続けてる方が宿便が出やすいと言われており、そのため非常にその効果を期待したけれども、宿便は出なかった。

宿便が出るまで続けようと思っていたが、さすがに生玄米ジュースといえども1合を食べていたり、黒砂糖やきな粉や味噌汁を大量に口に入れてしまっているから、それが悪いのかもしれない。

だから、便通の頻度、形、スムーズさ、すべてにおいて、小生の場合は、加熱玄米が上回っていた。このあたりは腸内環境が整ってくるまで試してみないとわからないことであるが。

味は確かにまずい。まずいというより、おいしくない。生玄米をそのままポリポリ食べる分にはいいけれど、ジュースにして飲むと、かなりまずい。玄米特有の臭みもあるし、水を入れ替えて、綺麗な水で飲んだとしても、個人的には無理しないと飲めるものではない。

もしこの味が受け入れられるのだとしたら、黒砂糖やきな粉を買わなくて済むので、経済的に変わってくるだろう。

したがって、小生の場合は黒砂糖ときな粉を入れて飲んでいる。

まぁ、きな粉を入れたとしても別に何にも味は変わらないが、何となく風味が良くなるので入れている。きなこもまた国産の北海道の大豆を使っているから栄養もいいかなと思って入れておいた。

黒砂糖は少し高めの沖縄産のやつを入れている。すべて玄米から調味料まで、ネットの買い物だけで済ましている。スーパーはまったく行かない。

この黒砂糖ときな粉入れて飲むと、そこらの豆乳ジュースぐらいの味にはなる。進んで飲みたいというほどのものではないけれども、とてもマシになる。これだったら飲めるという味、まではごまかしができる。

だから、味に関して言えば、特に困っていなかった。基本的にお腹が空いたり、食べ物を求めたりと、いちいち食事情に気を取られるのが面倒だったので、ただ空腹さえ凌げればいい、ボタン一つで空腹が解消されるような、そんなスイッチのようなものがあればいいと常々思っていたが、ちょうどこの生玄米ジュースはそれに当たるものだと思っている。

贅沢とは言えないが、不味いと感じることなく普通に生活することができる、つまり飢えをしのぐための最低限の処置という感じだ。

この1ヶ月、度々加熱食を食べたいと思うことはあったが、まぁ別に無いなら無いでいいという感じでもあった。味覚的な面からは我慢できなくなるということはなかった。ただ、やはり加熱した玄米の方がおいしいことはおいしい。肥田先生も甲田先生も、生の方がおいしいというが。慣れだろうか? 味覚に慣れなんてものがあるのだろうか?

便利さ

水に浸けておいた生の玄米をスプーンですくって、ミキサーに入れてその上に黒砂糖ときな粉を入れるだけなので非常に手軽である。準備から食事終了まで5分もかからない。慣れると2分を切る。加熱すると最低20分ぐらい炊かないと美味しく食べれないので、手軽さ生玄米の方が上である。だが、そこまで手軽さは変わるものではない。

ちなみに、肥田先生は、生の玄米を食べたいけれども難しくて炊いた玄米を食べてしまうと、知り合いに相談されたことがあるが、それについて、7分までだったら、それほど栄養素は削がれることはないので、7分煮で食べたらよろしいと言っていた。

小生も7分で食べてみたけれども、とても硬くてまずくて食べれるものではなかった。非常に中途半端な感じがした。小生は炊く場合は、どうしても20分ぐらい炊かないと食べられない。ちなみに炊くときはIHで炊いている。

経済

加熱玄米は納豆をかけたり、あるいは塩をかけるぐらいで食べられる。炊くと、それだけで甘くなるので、塩なしでも大丈夫なくらいだ。

生玄米ジュースとなると黒砂糖が必須となるので、それも結構多めに入れないと、味がごまかせないので、大量の黒砂糖が必要になってくる。そして、それも国産の良いものを買おうとすると高くついてしまう。

もし黒砂糖ときな粉を必要としないのなら生玄米の方が安くなる。生玄米であれば、炊いた玄米の半分の量で済ますことができるからである。いや、それ以下の量でも大丈夫かもしれない。何にせよ、たくさんは食べられないのだ。もうこの辺で十分というところから、食べられなくなる。

計算したところ、だいたい生の玄米に黒砂糖ときな粉を加えて食べた場合の1ヶ月分当たりの食費は3300円くらい。

加熱玄米だと塩を加えるだけなので、塩代しかかからない。一応、国産の沖縄の塩をネットで注文して買っているので(250グラムで1000円ぐらいする)、それでも使い切るのは半年以上かかる。

加熱玄米だと大体一ヶ月にだいたい2000円くらいだと思う。しかし、加熱玄米だと1合だけでは我慢できず、1.5合から2合食べてしまうので、結局玄米の消費が2倍早くなるために、やはり3000円か4000円ほどかかってしまうかもしれない。この辺りも厳密な計算はうまくできていないが、加熱玄米も生玄米も同じ位だと思われる。黒砂糖がいらなければ、生玄米の方が安くなるだろう。

継続性

味覚に飽きたりすることはないけれども、確かにたまに加熱した食事を食べたいと思うことはある。特にそれが理由で辞めようと思うことはない。

単純に倦怠感と痺れが気になって、それが鬱陶しくなってきて、ああもう加熱食食べてやろうかな? と思うぐらいである。まぁそれがけっこう鬱陶しかった。あと1ヶ月も2ヶ月も続けろと言われても、別にできる。この時折やってくるだるさと、倦怠感さえなければ……ね。

というより1ヶ月ぐらいやった程度ではなかなかよくわからないものだ。

1日1食も5年ほどやっているが、5年やってわかったことは、一ヶ月程度じゃ、なにもわかってないのと同じということである。

頭脳

これもなかなかよく分からないが、朝目覚めて昼過ぎまではとても頭はつらつと冴えわたるようにはなる。肥田先生が言うように特別頭が良くなったということは、今のところ感じられなかった。

肥田先生だったり、偉人や超人のように壁をすり抜けられたり、宙に浮いたりすることができるわけになったわけでもないが、いつもより頭が空っぽになって、静かになって、メモリ領域も増したような感じはあった。

食べた後も頭がぼーっとすることがないのは非常に面白いことで、加熱食だと、たとえ1合でも食べた後はドカっと疲れがくるものだが、それがまったく訪れない。

食べる前と食べた後で、ほとんど変化がないのである。あれ? 本当に食べたんだろうか? と思ったりする。

基本的に加熱食だと、食べると、眠くなり、寝転がったら最後、その日はもう一晩中寝転がってタブレットをいじって過ごすということになるけれども、生玄米だと、いくら食べたとしても、そういう感じにはならない。

食後に訪れる満腹感やだらっとした感じがまったく訪れないのである。これは確かに幸せなことでもあるが恐怖でもある。リラックス感が訪れないので、それもなんとなく落ち着く暇がないものである。人は食事をしようとするのは、リラックスを求めているのもあるだろう。もう何もしたくなくて、ないも考えたくなくて、ゴロゴロしたいから食べるというのはあるだろう。

だから一日中忙しなく働きたいという人は、生玄米ジュースはいいかもしれない。

また、頭が冷たくなる感じはあった。他の食べ物のように、食べた後、ボヤっと熱くなるような感じとは正反対の印象を覚える。

冷水シャワーを頭にぶっかけると非常に頭が良くなったような気がするが、あんな感じがある。透徹で澄み切った頭脳になったような気分というか、ひんやりしたような頭の中に冷風がなびいてるような感じが生玄米だとあるかもしれない。

一日中このように透き通る風のようなものが、頭の中に流れているのは、大変気持ちのいいものである。これは、加熱食だと味わえないものだろう。

頭が良くなったかはわからないが、冷たい風がずっと吹いてるような気持ち良さは感じられる。朝起きてから昼過ぎまではそれがずっと続く。そんな中、ドトールで冷たい水を飲むと、更に頭がピーンとして、とても気持ちよかった。

腹の張り感

生玄米を食べると、お腹がギューギュー鳴る。大腸が活発に動いているのがわかる。

空腹によってモチリンというホルモンが働くのも手伝っているだろうが、生玄米自体が、胃で消化されずに通り過ぎて、大腸で分解作業が始まるから、ギューギューとよく動くのである。

これはきっと健康に良いと思われる。我々の多くは、空腹になることがなく、腸の中で食べ物がずっと滞納しており、腸が伸び切ったり変形したり、癒着したりと、この国の大腸がんはとても多く、その原因がこれのためである。

腸を動かしてあげなければ、腸捻転だったり腸閉塞だったり、いろんな病を引き起こす。

運動能力

体重も9kg落ちて、それに伴って筋力も落ちたので、単純な身体能力も落ちたような気がする。ただ、体全体の軽さはかなりあって、溌剌として動けるようにはなった。

と思っていると、今度は急に痺れや倦怠感がやってきて、もう一歩も動きたくないという気持ちになったり、色々とムラが激しかった。ここら辺のムラは1ヶ月経っても治らなかった。1度寝っ転がってしまうと、よく分からない倦怠感に襲われて、その後何もやる気がしなくなってしまうので、そういう時は、いい加減おにぎりでも食べようかと思ってしまうことは多々あった。

この急に来る痺れや倦怠感がなければ、もう一生このまま生玄米でもいいと思うのだが。

ゴミ

加熱玄米だろうが生玄米だろうが、基本的にほとんどゴミは出ない。

納豆を食べると、ゴミが出てしまう。だから、きな粉や味噌を食べているというところもある。味的には納豆が一番美味しい。しかし、納豆はネットで買えないから、スーパーに行かなくてはならなくなる。

余談だが、ゴミは殆ど出さないので、このように、吸い付きアイテムにビニール袋をぶら下げて、ゴミ箱代わりにしておいている。

 

ぶら下げておくと、掃除のときに持ち上げなくていいから楽である。これが上級ミニマリストのゴミ対策である。

しかし、納豆のように、臭いが発生するものはこの方法は使えない。

ネットで完結

これは多くの人に言いたいことではあるが、基本的にスーパーで買い物はしないほうがいい。ろくなものは売っていないし、並ばなければいけないし、目に入ったものをなんとなく買いたくなってしまうし、いいことがまるでない。

玄米にしても、無農薬の、ちゃんと発芽する玄米は、スーパーで手に入らない。黒砂糖も塩もそうである。

感染とか色々あるし、なんだかんだ言ってネットで全部済ませてしまった方がいい。

月の始めになんでもいいが、これとこれを買うとあらかじめ決めておいて、それ以外は絶対買わないようにしてしまう。それが一番いい方法のように思われる。

ネットで全て完結させるのは不可能だと思うかもしれないが、そんなことは全くない。丸2ヶ月、スーパーに行かないなんて、ざらにある。どうしても納豆を食べたくなったときだけ、買いに行くだけだ。

味噌はスーパーで買ったほうが安いが。

加熱玄米だろうが生玄米だろうがどちらでもネットで完結できる。

玄米(無農薬) 10kg 7110円 真空パック済み。ちゃんと発芽する。

 

黒砂糖 1kg 1,600円。

きなこ 900g 880円。

https://paypaymall.yahoo.co.jp/store/super-foods-japan/item/nshmk001/

ちなみにこのきな粉は、現在20%引きで、700円で買える。ヤフーショッピングだと、しょっちゅうこの20%引きクーポンがついている。また、さらにそこから、今日みたいに5がつく日だと、いろいろ合算されて15%引きになるので、結局35%オフということになる(笑)

で、880円のきな粉が、600円以下になるのである。スーパーよりずっと安くて美味しくて、国産で出どころがしっかりしている。

塩はまぁ、たくさん種類がありすぎるので、色々片っ端から買って試している最中である。塩が一番減らないから、なかなかなくならない。

ネットで上のものだけを買えば、3ヶ月生きていける。後はまったく何も買わなくて大丈夫だ。これで、一ヶ月あたりの食費はだいたい3000円から4000円となる。

小生がいつも買ってる玄米に限ってはAmazonの方が安いが、それ以外はすべてヤフーショッピングで買うのが一番安い。日曜日に買うとポイントが5倍になる。0や5が付く日は4倍。だから日曜日に5や0がつくと、それらと組み合わさって9倍になる。次は10月10日に、その日がくる。

こういう日に、ヤフーショッピングで全部まとめて買ってしまうのがいい。楽天よりもポイントがいっぱいつく、正直楽天と比べ物にならない。いつもpaypayモールをやっていて、日曜日に買えばなんだかんだ言って、15パーセントぐらい入ってくる。送料も無料だし、アマゾンと商品の基本金額も変わらないことも多い。その上に、15%くらいポイントついてくる。基本的にどんな買い物もまずヤフーショッピングを起点に考えるといい。ヤフーショッピングというよりpaypayモールか。

腹持ち

基本的に加熱玄米よりも生の方が腹持ちは良いと言われているが、なかなか判断に難しいものである。

玄米自体が腹持ちがいいと言われており、さらにそれが生の玄米なんだからよっぽど腹持ちが良いように思われるかもしれないが、それがよくわからない。

もし一合同士を食べ比べたら、そんなに差があるようなないような、よくわからないが、加熱玄米だと2合食べてしまい、1合だけに抑えられないから、実験も難しかったりする。

1合同士だったら、たしかに、生玄米のほうが腹持ちはいいような気がする。

しかし、ジュースとして飲み干しているから、固形物を食べないせいか、どうしても、スカスカ感が残ってしまう。そんなに腹持ちがいいとは感じられなかった。特別に強い空腹感はなかったが、静かな慢性的な空腹感はずっと続いていた。我慢できないようなものではなかったが。

腸内環境が最適化されていないせいか、ちゃんと栄養が吸収できている感じがしなかった。そのため、空腹感というものは、そんなにないのだが、なんだかどこかすきっ腹というか、栄養が足りてないようなだるさと言うか、倦怠感がちょこちょこ付きまとっていた。

だが、その後どんぶりいっぱいの味噌汁を飲むとかなり腹は膨れる、その後は特に何も食べずに普通に過ごしていられる。

面白いことに、この丼いっぱいの味噌汁を飲むか、飲まないかで全然変わってくる、これを飲まないとかなりの空腹感を感じるが、これを一杯飲むだけで非常にお腹が満たされる感じがするのだ。と言っても、やはり水分なので、1時間もすれば満腹感はなくなってしまうのだが。

食べ物というより空腹に効く薬と言ったところが正しいだろうか。生玄米ジュース。あまり食べ物を食べているという気がしなかった。どんぶりいっぱいの味噌汁がなければ厳しかった。

まとめ

メリット 

頭が冷たくなる。玄米の消費が半分で済む。手軽。睡眠深くなる。睡眠短くなる。性欲著しく減衰。肌綺麗になる。超痩せる。

デメリット 

おいしくない。口の中にケトン臭がする。倦怠感、だるさが付き纏う。

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