女性研究 仕事

しまるこが乃木坂プロデューサーだったら、山下美月と何を面談するのか

トントントン

しまるこP「入りなさい」

山下美月「しまるこP、よろしくお願いします」

しまるこP「ちゃんとノック3回ができているね。山下はひょうきんなように見えて、メンバーの中でいちばんマナーがしっかりしている」

山下美月「ありがとうございます。しまるこP」

しまるこP「今回センターに抜擢されたところもそういうところだろう。歌や踊りが優れているわけでもない、山下よりも容姿が優れているメンバーはいる。しかし山下は誰よりも世の中というものをわかっている」

山下美月「えっ、とんでもないです」

しまるこP「もともと人間のセンスがいい。人生のセンスがいい。以前、スタジオに着いた矢先に、『このノートに先輩が好きですって書いといて』ってスタッフにノートを渡されたとき、『このスタジオやば(笑)』っというような顔で、一人だけニヤニヤして笑ってたね。みんな黙って素直に書いてたけど、山下だけはニヤニヤしてた。あの笑いは重要だ。山下が笑うことで他のメンバーも笑うべきポイントに気づくことができる。だからいちばんはじめに気づく人間が必要となる。芸人たちが山下に話を振るのは、山下がわかっているからだ。女性にしては珍しく、感情ではなく頭脳で生きている。山下は同性からも異性からも好かれるだろう。この辺りは小嶋陽菜と共通するところがあるね。喜怒哀楽にしても、みんな一枚岩のような表情が多いけれど、山下は階層的な表情を見せる。世の中にはニヤニヤする人間とニヤニヤしない2種類の人間がいる。女性には少ない。女性は一気に吹き出すか、笑わないかのどちらかだ。ニヤニヤは、静かに空気を感じ取って、その空気のもたらす微細なものを正確に把握しようとするからニヤニヤするのだ。極めて正しいものさしを持っている人間にしか起こらない。山下のあざとさはニヤニヤからきている。色んなことに気づくことができるからニヤニヤする。その機知に富んだ複雑で重厚な感情表現は、メンバーや共演者をこえて視聴者にも届き得る。バラエティに二重にも三重にも厚みをもたらすだろう。お笑い芸人でない山下のようなアイドルがやるから価値がある。世の中の男はアイドルがニヤニヤしているところを見るのが好きなんだ」

山下「自分としては、普通にやっているだけのつもりなんですが」

しまるこP「それでいい。狙うとダメになる。そのまま自然体でいなさい」

山下「はい!」

しまるこP「みんな、どの方向に進んでいいかわからないとき、山下のセンスに助けられている。山下には一週まわった感覚がある。一週まわった感覚が美に通じている。世間ではそれをあざといというが、今、あざとさがブームになっている。受け身一辺倒の昨今において、人はあざとさに救いを求めるようになっている。『グラビアアイドルは、どうぞ私で抜いてくださいという気持ちがなければいけない』とMEGUMIがいっていたが、山下はそれに似た胆力を持ち、乃木坂のカラーも合わせもっている。時代が山下を選んだのだ」

山下美月「え」

しまるこP「山下のあざとさはサービス精神からきている。下品なあざとさではなく、人を喜ばせたいという純粋な動機からきている。仕事としてやっている。秋元真夏と似ているね。制感に長けている。自分をコントロールできる人間は他人もコントロールできる。周りが馬鹿に感じることもあるだろう。寂しく感じることもあるだろう。しかし孤独を貫きなさい。いずれ秋元の意志を受け継いでキャプテンになるだろう。乃木坂の精神的支柱になりなさい」

山下美月「私が、キャプテンですか……?」

しまるこP「山下が持っているものさしは概ね正しい。グループには正確に近い定規を持っている人間が求められる。それは山下が後天的に手に入れたものではない。前世で積んだ徳によるものだ。山下がほかのメンバーよりも一週まわっているのは、彼女たちよりも多く輪廻転生をしているからだ。この世界は厳正なる神の秩序が働いている。良いことをすれば良いことが起こる。悪いことをすれば悪いことが返ってくる。どんな小さなことでも必ずすべて山下自身に返ってくる。心でも悪しきことを思ってはならない。思うと顔に表れる。世間は山下にあざとさを求めているが、悪いことを思わなければ、最高のニヤニヤが生まれ、最高のあざとさが完成されるだろう」

山下美月「はい!」

しまるこP「山下に関しては他にいうことはない。山下。輝きなさい」

山下美月「ありがとうございます! しまるこP」

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