友達との電話シリーズ 人間考察

12.3秒バズーカ

(最近のニュース全般に対して)

友達「それじゃあ、その横浜ゴムの事件も知らない?」

しまるこ「いやぁ、知らなかったわ」

友達「本当に、何なら知ってるの?」

友達「高市総理は知ってるでしょ?」

しまるこ「それもね、そこら辺が、ギリギリ……(笑)」

友達「え? 知ってた? 知らなかった? どっち?」

しまるこ「いや、ギリギリ知ってた(笑)」

しまるこ「いや、高市総理知らないとやばいよ。本当に、ちょっとボクシングジムとかで会長と世間話とかしてるときに、さすがに高市総理知らないって言ったら、大変なことになると思うんだよ。たぶん、会話が死ぬ音が聞こえてくるっていうか。

もう大人になると、大人の会話は、この細い糸だけを頼りにしていくしかないからね、その糸がちぎれて……

う、うわあああああああああ!!!!!!

って、二人で奈落の底に落っこちていっちゃう気がするんだよ(笑)

でも、高市総理がギリギリ。ギリギリだから、高市総理と同じくらいの……
、同じくらいの人物や事件を知らないことがある気がする。いや、きっとある!

く〜る〜! きっとくる〜!

のように、

きっとあ〜る〜!」

友達「いったいどこで入ってくるの?」

友達「YouTube?」

しまるこ「YouTubeは履歴ウロウロ関連動画で引っ張り回されるのがいやだから、リレー再生や関連動画表示をオフにしているよ。だから。そこから回ることがないようにしてある」

友達「じゃあ、ツイッター?」

しまるこ「ツイッターもインスタもやってないよ。あらゆるSNSどれもやってない」

友達「テレビもないでしょ?」

しまるこ「ない」

友達「じゃあ、どこで仕入れんの?」

しまるこ「わかんない」

友達「ボクシングジムや、へんな合気道の道場?」

しまるこ「いや、それもないね。そこで高市総理の話は出てない」

友達「じゃあ、タリーズ? カフェとか行ってて、周りの人たちの会話?」

しまるこ「そういったこともなかった気がする」

友達「じゃあ、どこで、高市総理のこと知ったの?」

しまるこ「さぁ……」

友達「……」

しまるこ「……」

しまるこ「だから、不思議なんだよね。本当に、なかったんじゃないかなぁ」

友達「なかった?」

しまるこ「うん。なかったけど、知ることができた。これも不思議なところなんだけど、さすがに、誰が総理だとか、コロナだとか、そういったレベルになると、時代が吹いている風というか、情報が伝えられる決定的な瞬間がなくとも、わかってしまうんじゃないかなぁ」

しまるこ「わかっちゃったんだよなぁ、なんか」

友達「ホームレスでも、なんか、そういう瞬間ありそうだね。街歩いている人の顔を見て、高市さんが総理なんじゃないかって」

友達「ネットニュースも見ないんでしょ?」

しまるこ「うん」

友達「じゃあ、本当に、どこで知ったの?」

しまるこ「あらゆるニュースも、たいてい誰が死んだとか殺したとか、陰惨な事件を報道するだけで、見ていてもただ気分が落ちるだけだからね。いいニュースといったら、大谷の報道するだけでしょ? ニュースなんてのは、ただの噂話を公の機関でやっているだけで、会社や病院で、ねぇ○○さんと部長がデキてるらしいわよ〜! って、ああやって裏でコソコソ嗅ぎ回っているのが、全国版になっただけ。やっぱり、裏で隅っこヒソヒソ話の領域を出るものじゃないね。それをいい大学を出た頭のいい大人たちがやっていることは恥ずかしいことだと思う」

友達「蓮舫さんの学歴詐称の件は知ってる?」

しまるこ「聞いたことある気がする」

友達「ふーん」

友達「本当にどこで知ったの?」

しまるこ「だから、街を歩いている人の顔からわかるんだって(笑)」

友達「じゃあ、蓮舫さんの12.3秒の件は知ってる?」

しまるこ「なにそれ? それは知らない」

友達「なんかね、蓮舫さんって人が、本当は東洋大学出身ではないんじゃないかって憶測がなされていて、蓮舫さん、卒業証書見せてくださいって言われて、蓮舫さん、見せるだけでもいいんでお願いしますってことになって。

で、蓮舫さんも見せるんだけど、なんか、記者会見の場だったかなぁ、国会議事堂だったか忘れたけど、そうやって、記者たちに詰め寄られて、一応、見せることになるんだけれども、ちらっとだけ見せるんだよ。このちらっとだけ見せる意味もわからないんだけど。

それで、「蓮舫さん! もっとちゃん見せてください! もっとちゃんと!」って言われて、

「見せましたけど? 12.3秒見せました」

って答えたんだけど。しかもめちゃくちゃ早口で。もう、俺、これ、腹ちぎれるくらい笑ったからな。なんだよ、12.3秒って、どうやって測ったんだよって。人生でいちばん爆笑したかもしれない。

しかも、なんか、答弁が終わったと、ニヤっていう、デスノートのライトみたいな顔したんだよ。なんで、あのタイミングで、あの間で、あの顔をするのかもわからない。デスノートで、ライトが、一回デスノートを手放して記憶を失って、もう一度デスノートを手にして記憶が復活して、Lに(勝った)って顔するシーンあるじゃん? まさに、あの顔をしてたんだよ。どこで勝ち誇る瞬間があったんだよって。

もう、その顔も面白くて、俺、あれ、スマホの待ち受け画面にしたいと思って探してるんだけど、意外に落ちてないんだよなぁ。

でも、職場だと、蓮舫さん、すごいウケが悪いのね。みんな、蓮舫さんの悪口ばかり言ってる。まぁ、これも、ずっと前の話なんだけどね。

俺、つい、蓮舫さん好きって言っちゃったら、マジで、総スカン食らったからね。「マジすか……」「いや、それはマジありえないす」「本当にあいつはダメすよ」「それはダメす」と、猛反発くらって。年配の看護師に、無言でキッていう目で見られたからね、みんな、100%で怒ってるのね、一周まわらずに、ストレートで」

しまるこ「12.3秒はすごいね」

友達「すごいでしょ?」

友達「だって、卒業証書見せてくださいって言われて、チラッと見せる意味がわからないし、12.3秒って、その小数点はどっから出てきたんだよっていう(笑)」

しまるこ「ああいう、どちらかというと、そういった技術的なものより、天然由来なものの方が騒がれやすいね。

自分の精神を全くテコ入れをしてこなった人間って、それだけで人の注目にさらされやすいというか。

誰だって、最初はみんな蓮舫さんだったんだよ。蓮舫さんだったんだけど、小人ほど、そのテコ入れの時期が早い。

みんな、子供の頃、12.3秒って思わず返しちゃうステージはあったんだけど、12.3秒はたぶん、8歳くらいかな? わからないけど。8歳くらいに潜り抜けてきているんだけど、お前、なにそれって笑われて、赤面になって修正した。

それを修正しないでこれちゃった人って、やっぱり、ナチュラルボーンの魅力があるというか、天然物の強さとして惹きつけるんだろうね。見ている人も、昔のいちばん恥ずかしい頃の自分を見ているようでとにかく刺激される。だから、自分を見ているんだろうけどね」

友達「自分の中にないものでこれほど騒げないからね。やっぱり、人間性が感じられるほうが面白いんだろうね。こんなに面白いのに、なんでマジギレできんのっていう」

しまるこ「だから、西友で買い物カゴを配ってた後藤とか。後藤に対してマジで怒ったりする奴いるからなぁ。西友でさ、朝の8時に、店員でもないのに、客にカゴを配ってるんだぜ? それを怒るって。そういうことでしょ? 蓮舫さんも」

友達「まぁ、蓮舫さんは、偉い立場の人なのに学歴詐称したってことで、ちょっと後藤とは違うんだけど。

これいうとね、いや、そっちの方が蓮舫さんバカにしてんじゃんって言われるんだけど。ただ、こうやって静かで冷静な目線で、人を解剖しているときって、この態度そのものが、いちばん最低な部類の人間ってカテゴライズされるときがあるからね」

しまるこ「もう、この温度がね」

友達「今、俺たちがこうして電話している態度そのものの雰囲気が、もう、なにを話していても、なにも話していなくても、ただ、『悪』という印象で一蹴されると思う。

なんでなんだろう? なんか、お前と電話している時だけなんだよなぁ、こういう空気が出るのは。病院だと、俺、すごい良い空気出てるのよ、この人が、まさか、ってみんなびっくりすると思う。じっさい、蓮舫さん好きって言ったら、それだけで非国民みたいな顔されたし、この、電話している時だけ、俺の悪魔的空気が顔を出しちゃうんだよなぁ……」

しまるこ「俺のせいみたいにいうなよ(笑)」

友達「今、俺がこの話している、この雰囲気だけとってみても、『悪だ』『悪を感じる』って、それだけは、みんなもわかると思う。この感じで病院行ったらやばいだろうなぁ。「出てけ!」「しね!」「○○さんがそんな人だとは思いませんでした!」「でてけ!」「しね!」「この非国民!」「おおおお!」って石投げられるよ」

友達「似合うなぁ」

しまるこ「ん?(笑)」

友達「お前のそういう姿、すごい似合うわ、みんなから石投げられてんの」

しまるこ「『お前は』っていうか、今、『俺ら』っていう、話だったでしょ?(笑)」

友達「こうしていると、今度はどうしてそんなに自分たちのこと卑下して話せるの? って、また、ここでも、ダイレクトで、一枚岩っていうか、一枚海苔みたいにフィルターしか持ってないから、「?」というところが、今度は怒りに変わっていって、怒りがまた違う色の形をした怒りになって、怒りはどこまでいっても怒りなんだと思う。やっぱり、わからないものに対する、怒りかなぁ、これは。蓮舫さんも、後藤も」

しまるこ「こうして、自分を捨てて、自分をおもちゃにしてしまい、まるで幽霊みたいになって、人間界の壁という壁、物質をすり抜けて歩くことでしか、真理には到達できないとは思うんだけど」

友達「単数より複数の方が、隅っこジメジメ卑怯者暮らし感が倍増されるというか、俺ら二人揃っていた方が、この特色は濃くなると思う、群れていた方が、小物感が倍増されるというね。そも、その意味で言えば、さっきでいう、お前のニュースの件の方が、隅っこジメジメひきょうもの噂話感が強いと思うけどね? ニュースの場合、誰が死んだ、誰が殺されたっていう噂話を、偉い立場の人が、どうどうと噂話しているからね? 正義の皮をかぶっているぶん、あっちの方が悪質だと思う」

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