ここ最近は宣言通り、一日一食、19時ごろに、20分炊いた玄米を一合食べている。やや水を多めに入れて、玄米のとろみが湯に溶けた粥状にして食べている。けれども、なかなかどうして困ったことが起こっている。
頭がぼーっとして、体が重くて、だるさが強く、歩くのも立つのもだるくなっている。たかが数100メートル離れたスーパーに行くのも疲れる。ここ最近ずっと暴飲暴食していたせいか、反動が起こっているようだ。これは好転反応といわれるものだと考えられるが、少食にしたり、断食したり、急に朝食を抜いたりすると起こるらしいものだが、何度も何度も体験してきたけれども、確かにこれはつらいところがある。
しかし、いつも思うことだけれども、不思議なことに空腹感はない。空腹感はまったくない。あるとすれば、だるさ、体の重さ、めんどくささ、何事もしたくなくなってしまう。やる気もなくなる。性欲もなくなる。今は女の子にデートを申し込まれてもキャンセルしてしまいそうである。ほんとに何もしたくなくなる。まぁこうやって非生産的な、言っても、しょっちゅう時間をドブに捨てているようなもんだから、いまさらっちゅう話だけれども。しかし、あんまりこういう時間が続くと、ちょっとね。何か食べて活力取り戻さなきゃなぁなんて思ったり、変な意味で焦燥感が湧いてくるから、別に空腹ではないけど、だるさを取り除きたい理由で何かを食べたくなってしまう。
空腹感でいえば暴飲暴食してる時のがつよいものであって、何か気になったものがあったらすぐ食べたくなっていたけれども、今はそういう事はない。ただこのだるさを取り除きたい。もし食べないでいられるのなら、ずっと食べないでいたいものである。ただこのだるさだけ取り除いてくれれば、もうそれこそ一生食べなくていいとすら思える。
これは、「好転反応」と字で書く通り、悪いことではないらしい。甲田先生が提唱している有名なすまし汁だとか、石原なんとか先生のりんごにニンジンジュースとか、酵素ジュースとかそういうものを一緒に摂れば、こういうだるさも少なくなるらしいけれども、買いに行くのもめんどくさいし、りんごも高いし、にんじんも高いし、あまり買う気はない。この状態も、我慢していれば回復していくだろうし。
くやしい事は、玄米1号を食べているのに、こんな風になってしまうことだ。普通に考えておかしい。なぜ俺は玄米1合食べてるのに、こんな好転反応?が起こってしまっているのか。じゅうぶん食べてるじゃないかと思うけれども。玄米の毒素排泄機能が働いて、だるくなってるのか。そこで考えたけれども、どうやら塩分が決め手になっているようである。
「玄米1合」「玄米1合と納豆」「玄米1合と納豆と納豆のタレ」の3パターンを食べて比べた結果、前者の2つのパターンは体がだるくなってしまうけれども、最後のタレを加えたときだけは、体がしゃきっとした。一気にこのだるさが取れた。これの意味しているところは塩分だと思う。
前者二つのパターンは一合食べ切るのがつらかった。途中で残したくてしょうがなかった。納豆を加えたって、タレをつけなければ何も味がしない。いつもいつも思ってることだが、人々がおいしいと言ってるのは調味料のことである。すべての罪悪は調味料にある。食事をしているというより調味料を食べていると言ったほうが正しい。納豆のタレを加えた瞬間、美味しくて美味しくて、ばくばく食べたくなってきてしまう。そこで一気にスイッチが入って、他のものも食べたくなってきてしまうのである。このタレの差はとてもとても大きい。 タレなしだと、一日一食で、朝昼食べてないからやっと晩飯にありついて、さて玄米納豆だと言ったところで、もう半分も食べればお腹いっぱいになってしまう。おそらくこれがもともと飢えをしのぐための必要量、ボーダーなのだと思われる。調味料がなければそれがわかる。納豆のタレを加えることで、一気にボーダーが崩れるのだ。
じゃあ納豆のタレ加えなければいいじゃんといっても、納豆のタレを加えないとだるさが出てきてしまう。 このだるさの原因は好転反応ってことでいいのか? それとも単純な塩分不足なのか? 塩分を摂ってないから、こんなにだるくなってしまうのかな? 俺は玄米炊くときも食うときも、塩入れてなかったからな。単なる塩不足か? それとも納豆のタレには、甘味料だったり化学添加物料、塩分以外にもいろんな要素があって、それらをこれまで摂取し過ぎてばかりいたから、それが切れたとき、こんなふうに身体が悲鳴をあげてしまうのか。タバコや酒の反応と一緒だ。熱を出すと汗を出したり、風邪をひくと咳をしたりするのと一緒で、やっぱりこのだるさは良いことなのかなと思ってしまう。
そこで、塩をなめて実験しようと思ったけれども、家に塩がなかったからアマゾンで塩を取り寄せた。しかし二木謙三先生が言うには、玄米自体に、あるいは野菜、自然の食べ物自体にも塩が含まれていて、精製された食塩よりそれらを摂る方が望ましく、量も足りるから、わざわざ外から塩は取り入れなくてもいいと言っている。確かそういった理由で肥田先生も塩を使っていなかったと思われる。玄米を発芽させるために水に浸けているとき、そこに塩をひとつまみ入れていたかもしれないけど、そういう人は多いけど、肥田先生がそうしていたかはわからない。だけど、 あれほど1日中、草を食べている草食動物だって、岩塩を舐めて塩分を補っている。一日中草を食べていたら、その草の中に含まれているミネラルやらナトリウムなどが摂取されそうなものだけれども、やはり塩は別に取り入れなければならないのか? うちの猫はキャットフード食べていて、別に塩を摂っていることはないけど、キャットフードの中に塩分が含まれているのだとしたら、作った人はよく適切な配分量を見つけたもんだ。俺で言ったら納豆のタレみたいなもんだろう。玄米に納豆のタレの要素が入っていたら、バクバク食い過ぎてしまうけど? はてさて、今の気分としては、食べないでいられるなら、このままずっと食べないでいたいものである。ただこのだるさだけ取り除きたい。