恋愛

潜在意識に可愛い女の子と付き合えると暗示すれば付き合えるのか? 試してみた。

ナポレオンヒルの「思考は現実化する」を読んでから、自己啓発本にスイッチが入ってしまった。部屋で1日中、岡本太郎の本だったり、中村天風の本だったり、マザーテレサの本だったり、マーフィーの哲学をYouTubeでずっと聞いていた。自己啓発の海に溺れている。

そこで持ち帰ったものは、自分が信じたものは世界に必ず表出するということだ。そんなことは俺のこれまでの人生の中で経験があるんだが、ないのかは分からないけど、今は本を読んで洗脳されている状態なので、今だったら本当に信じれば、信じたことが表出されそうな気がしている。

どんなことでも本当に強烈に思い込んで、そればかり考えれば、それが現実世界に顔を出すというのなら、俺は今何を考えているんだろうか? 最近はくだらない記事ばかり書いていたから、何か面白いものを生み出したい。すごい自分のエネルギーの結晶のような、力の全てを世の中に出したいと思っていたのだが、せいぜい大喜利をやるぐらいだった。

そして例に漏れず女のことを考えていた。ちょうどクリスマス、そういうこともあって人寂しさもあり、可愛い女の子のことを考えていた。何かあてはないかとペアーズで女を探してみても、そんなに可愛くもない。クリスマスに売れ残ってる女達だ。当然か。

仕方ないので、可愛い子を頭の中で作り出して愛でていた。33歳でこんな遊びをしている人間は今すぐ死んだ方がいいだろう。天風先生からすると、死んだ方がいいなんて言葉は絶対に使ってはいけない言葉であり、どんな状況があっても消極的な言葉は絶対使ってはいけないと言っていたから、僕はよくありませんね。わかったつもりでも、この生き方を実践するのは難しいですね。あ、また弱音吐いた。

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そんなこんなで、ドトールで何気なく時間を潰していたら、ものすごくタイプの可愛い子が現れた。18か19歳ぐらいの専門学生だ。看護の本を開いているので、看護専門学校に通う子だろう。

ドトールに来たものの、全く勉強をせず、教科書を開いてはいるがすぐにスマホをいじってしまっている。スマホをいじったり教科書を見たり、落ち着かない様子だ。基本的にドトールに勉強をしに来る人間は全員こんな感じだ。特に若い子ほどそうだ。こんな状態でみんな受験に挑んでいくんだから恐ろしい。スマホは持ってこない方がいいだろう。

 

そして肝心な引き寄せの法則についてだ。

俺はこの子と付き合ったり、この子とデートしている想像をすれば、本当にそれが現実化するのだろうか。

昔ゴッホは好きな子がいて、その子と恋愛関係になる妄想を繰り返していたのだが、ある日初めて声をかけた時、その子は別の男と結婚寸前で、もれなくすぐに結婚してしまったとのことだ。

俺もこれまで、タイプの女の子を夢想して、その通り自分の手元に降り立ったことがないので、今回は信じ方を変えてみて、本気で自分のものになると確信すれば叶うかどうか試したい。俺はあまり引き寄せの法則というものをよくわかっていないのだろうか? そういうことではないのか? マーフィー博士が、どんなものだろうが本気で信じれば必ず実現すると言っていたから、それにしがみついてみたい。地球が滅亡すると信じても叶わなそうだし、本気で滅亡を望んでないし、どう信じていいかわからないけど、今、目の前の看護学生と付き合う願いは、なんだかできそうだ。本気で信じることができそうな自信があった。

いつも、いいなぁ、こんな子がいたらなぁ、と思ったり考えたり見つめたり、けど、無理だよなーとか、思考を巡らしたことはあったけど、願望が叶ったものとして、そこにあるものとして、もう既に成功済みのものとして考えたことはなかった。こういうのは、願望が叶ったことを前提として夢想しなければならないらしい。さて、素人の祈りはどこまで天に届くのか。しかし今、タイプの女の子が目の前に現れただけでも、クリスマスに可愛い子と過ごしたいという俺の夢想が叶い始めてるのではないだろうか?

そんなことを考えながら、俺はこの子をチラチラ見たり祈ったりした。だが、向こうは俺に気付くこともなく、スマホをいじったり教科書を見比べたりしていた。

目はパッチリして可愛くて、少し東南アジア風だ。だが色は白くて黒髪で髪が長くて全体的に黒い格好をしていた。清楚で背が小さくて体が非常にほそくて、顔が小さくてレモン二つ分ぐらいしかなさそうだった。まだ子供臭さが残る顔つきで、昨日もラム肉を頬張っていたような面影が浮かんでいる。目がくっきりしていて堀が深い。鼻は少しだんご鼻だ。鼻が高い女というものは日本には極わずかだ。なぜだか知らないけど、鼻が高い女は滅多にいない。化粧でどうにもできないしね。目は化粧でどうにかできるから、本当に目が大きい女も、少ないのかもしれない。

 

バカみたいに念じてみたものの、まったくどうにかなる気配はない。俺の祈りが足りてないのか。それとも祈り方が間違っているのか? それとも時間がかかるものなのか、今すぐには手に入らないのか、時間差があるのか? 今日は無理なのか? やはり行動しなきゃダメなのか? 声をかけなければ駄目なのか? よく言われる、人事を尽くして天命を待つというやつでなくてはダメなのか? それともこのまま祈り続けた方がいいのか? 今回は祈り続けよう! 今回は祈り続けることにしたい! だが、それはチキンな選択じゃないのか? 願いは、積極的な想いが実現するのなら、声をかけず祈り続けるのは、積極的とは言えない気がする。しかし声をかけたから男らしいのか? こんな33歳の男が20歳にもならない女の子にナンパ行為をするなんて恐ろしい。この子にとってもドトールにとっても世界にとって迷惑行為じゃないだろうか? この考えは中村天風先生からすると消極的な考えになるのか? ナンパは消極的なのか積極的なのか? 声をかければ偉いのか積極的なのか? ただの迷惑行為なのか? 本当の男はしっかり脂がのって生きていれば、自然に誰かが好きになってくれるからそんなことはしなくていいのか? いや、こんな考えこそ消極的なのか? こういったことは全く考えることなく、すぐにパッと声をかけるくらいのレベルでなければ積極的とは言えないのだろうか? 相手のことを考えずさっさと声をかけるべきなのか? 歳なんて気にすることはないのか? できることをやった人間にだけ女神は微笑むのか? でも、マーフィー博士は言った! どんな願いでも祈れば必ず実現すると! 俺は今まで祈り切るくらい本気で祈ったことはなかった! だから本気で祈りたい。今回は100パーセントの力を使って、既にこの子と俺は付き合っているという暗示を、潜在意識に刻印したいと思う。

マーフィー博士。ごめんなさい。こんなくだらないことにあなたの生涯をかけて発明した法則を、こんなことに使ってごめんない……!

具体的にイメージすればするほど、それが顕在化されるらしいから、具体的に想像しよう。

この子は勉強に疲れてスマホをいじって飽きて、クリスマスだし男が欲しくなり、目の前に敬虔な祈りを捧げてる変なおっさんがいて、気になって告白してくる。よし、これでいいだろう。この物語や絵図をイメージする。過程よりも結果だけを具体的に想像すれば、過程の帳尻合わせは潜在意識がなんとかしてくれるらしいから、告白してきてくれるところを想像しよう。

この子が告白してくる。俺はそれを受け入れる。二人で手を繋いでドトールを出る。

よーーーーーーし!

何度も何度も想像する。

クリスマスの夜を二人で手を繋いで歩いてる様を思い浮かべる。あぁ!すごい、本当に叶ってしまったようだ。気づけば、この子はサンタの格好をしている。サンタコスも可愛い。いいぞ、この調子だ。

マーフィーの法則の実例の中には、遠く離れたところにいる危篤の母親に対して祈っていたら、よくなってしまったという話もあったから、こんな、2メートル程度しか離れていない距離だったら、いくらでも祈りなんて届くはずだーー!

 

30分後

 

洗濯物を洗う。冷蔵庫からお茶を取り出す。コップに注ぐ。飲む。トイレに行く。おしっこする。ベッドに横になる。iPadでYouTubeを見る。登録チャンネルで新着動画がないかチェックする。特になし。そのままおすすめ動画をスクロールする。ハースストーンの動画を見る。寝る。

 

 

 

 

 

 

 

 

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