ひとつ女の面白い生態について紹介してみたいと思う。
例えば出会い系でいい男と出会って、色々遊んで帰った後、男からLINE が来なかったとき、
自分からLINEを送ろうとは絶対にしないということだ。
男がかっこよくて金持ちで優しくて、理想の全てを持っていたとしても、絶対に自分からLINを送ろうとはしないのだ。
これは女のプライドというものらしい。
プライドというか、常に心を小さな箱に鍵をかけて守っていて、ネチネチしたか細い薄い粘膜のようなエネルギーと、熱く湧き出すエネルギーだったら前者の方に自分をかなぐり捨てるのが女だ。
小さな小さな心の鼓動をすごく大事にする。というか、それに呪われている。
それで、例えば一週間ぐらい空いて男からLINEが来たとしても、今度は返事をしようとしない。
理由はいろいろある。
一週間、私をほったらかした罪は重い。
マメな男じゃないと無理、今回は私の気持ちを試すために一週間空けたのか、それとも無精なだけか。どちらにしても、幾度となくこれからもこうして焦る事になる、あるいは心的操作される。
この空白の一週間に対して妙な気持ち悪さを覚えて生理的に嫌悪感を覚える。
たとえその男がかっこよくて金持ちで、最高のアビリティを持っていても、この一週間のずれがあったら全部ダメになってしまうのだ。
それぐらい女というのはタイミングに厳しい。
不細工で取り柄がなくても、タイミングさえしっかり掴んでくれれば安心感を覚えるものだ。
ちょうど自分が来て欲しいタイミングに連絡が来てそれに応えるように、うまい具合にポンポンタイミングさえあっていれば、なんとなく相手のことを好きになってしまったりする。
一週間ほったらかしにされた。じゃあ私も一週間ほったらかしにしようとか、
とりあえずメールは返すけど、重要なメール送ってきたら、わざと返事を送らせてやろうとか、無視してやろうとか、男にされた倍以上の仕返しをしたくてしょうがないのが女だ。
とにかく恋愛においては女が勝ち組でありたいのだ。
本当に欲しくて欲しくてしょうがない男でも、簡単に諦められるし、敵意の対象にしてしまう。
目の前にすごくタイプのいい男がいても、その男とのタイミングが悪かったり。その男が今できる限りの興味と行動を尽くしてくれないと嫌いになったり、無視したり傷つけるのが女だ。
その好きな男に相手にしてもらえないとき、ヘンな油トカゲのようなベトベトした男に迫られると、すぐにその油トカゲに身を委ねてしまうのだ。
それが生理的に気持ち悪くってヌルヌルした男でもそんな男に抱かれてしまいたくなってしまうのだ。いい男に相手にされないときは、どうでもいいカスみたいな男に「テンポよく」迫られたら転んでしまうのだ。
時間が経つと、その理想の男に対して気持ちはなくなってしまう。
初めて会った数週間のうちのときめきの中で、何も行動を起こしてくれないと、今度は自分から思いっきり遠ざけようとする。めちゃくちゃ悪口を言ったりする。
せっかくトキメキがあって、今こそ二人が結びつく運命の流れの瞬間で、二人でそれを確かに感知しても、それに乗っかって来てくれなかった。(案外こういうとき、男も女も何も行動を起こさなかったりする)
それが本当に傷ついたしムカついてしょうがないのだ。
だから油トカゲとの恋愛が終わった後で、そのモテ男が急に自分の所にすり寄ってきたとしても、身も心も子宮もイライラしてしょうがないのだ。
確かに男と女の間には運命があり、お互いが運命だと感知し合っているのに、二人とも何もアクションを取らず、通り過ぎ、二人で憎しみ合うということが実は珍しくない。
それだけ女はタイミングというものを外されると終始ずっとイライラする。取り戻せないほど信頼を失う。
敵としてずっと見られる。