恋愛 友達との電話シリーズ

女は街行くサラリーマンのちんこを握りたいと思っている

女は街行くサラリーマンのちんこを握りたいと思っている。

しまるこ
しまるこ

長年考え続けてきたけど、ついに間違いないという確信を得るに至った。

しまるこ
しまるこ
友達
友達

女が? どうしてこんな臭いものを??

俺たち男が、どうでもいい女の胸をなんとなく揉んでみたいように(たとえブスだとしても)、女も男のちんこを握りたいと思っているんだ。

しまるこ
しまるこ
友達
友達

本当に?

友達
友達

男は、まぁ。どんな女のおっぱいでも、なんとなく揉んでみたくなるかも……。手の収まりが良さそうだし。

うん。その価値感情は、思っているより性差がないようなんだ。

しまるこ
しまるこ

男がどうでもいい女のおっぱいを揉みたいのは、目の前に膨らみがあるからであって、深い意味はない。女もどうでもいい男のちんこをそれほど握りたいわけじゃないけど、時間と空間が許す限りにおいては握りたいと思っている。

しまるこ
しまるこ
友達
友達

時間と空間……?

セックスが終わって二人で虚空を見つめていると、大体の女は勝手にちんこを触ってくる。寂しそうに、暇になった手の置き場を探して、許可を出してないのに勝手に握りしめてくる。およそ9割の女が握りしめてくる。

しまるこ
しまるこ
友達
友達

9割!?

大人しいあの娘も握りしめてくる。いつも子供とかけっこしてる保育士の20歳の娘も握りしめてくる。そんなときの彼女達の顔は生き別れになった弟と再会したような顔をしている。

しまるこ
しまるこ

自分についてないから興味があるのか? 自分の生まれたルーツをたどると、「それ」に行き着くから、潜在的な懐古心を覚えるのか?

しまるこ
しまるこ
友達
友達

フロイト心理学では、女の初恋は決まってお父さんで、初恋は必ず裏切られてしまうけど、その情愛は潜在的に残ってしまうものらしいね。

彼女達はいつも魂の抜けた虚ろな目になって、そっとちんこを握ってくる。こちらの許可を取らずに勝手にな……! そしてそのまま離さないでいる。時間が止まったように、いつまでも、ぼーっとちんこと戯れている。

しまるこ
しまるこ

4時間前は、

しまるこ
しまるこ

「初めまして、〇〇です! 今日はお仕事帰りなのにお迎えに来て頂いちゃってすいません……!」

という殊勝な態度だったに……! 若くて清楚で、ちんこの「ち」の字も知らなそうな子が、握りしめてくるんだ!

しまるこ
しまるこ

ただセックスをするだけならともかく、今日初めて出会った男のちんこを勝手に握るとは何事だろうか!?

しまるこ
しまるこ

けしからん! 一体どの面下げて嫁入りするつもりだろう!? 神父の前ではっきり誓えるのか!? 部活の地区大会で泣いたり汗を流したり、友達とモンブランを食べたり、ペットに餌をあげたり、小さくクスクス笑ったり、そんな子が急に勝手に握ってくるんだ! それはつまり、以前から! 握りたいと思っていたからなん……だ……ッ!

しまるこ
しまるこ
友達
友達

おい! 落ち着けッ……!

さっきも言ったけど、男がなんとなくおっぱいを触ってみたくなるのと同じなんだ。

しまるこ
しまるこ

男は女をホテルに連れ込む為に、七面倒臭いフルコースを通り抜けなければならないけど、女も実は同じ気持ちでいる。女だって面倒臭いんだ。まるで会社で仕事しているような気分なんだ。

しまるこ
しまるこ

お互いに裸になって見つめ合って、やっと安心する。ゴールに着いた気分になる。これまで世間話や他愛のない話をしたり、距離を近づけるためのアホらしい通過儀礼を通り抜け、やっと本音で話してるような気分になる(言葉は交わしてないのに!)。二人で恥部を曝け出して横たわることが、本当の会話なんだ。

しまるこ
しまるこ
友達
友達

確かに、ああいうときは全ての重荷から解放されたような空気がお互いにあるね。

昨今では、どこに行っても、取り止めのない、おざなりの、つまらない会話が繰り返され、我々は疲弊している。街行く人々を見てもそっけない空気があるだけだ。

しまるこ
しまるこ

「止まりたい。止まって、ちんこを握りたい」

しまるこ
しまるこ

女はずっとそう思っていたのではないだろうか? 自分では気づいていないけどそう思っている。言葉によるコミュニケーションじゃ深奥には至れない。結局最後は、裸一貫になって、ちんこを触ることで、今まで抱えていたものがリセットされるんだ。

しまるこ
しまるこ

動物もよくお互いの股間を嗅ぎ合っている。故障した本能を持つ俺達より動物の方がよほど優秀だよ。彼らは本当のコミュニケーションを知っているし、実践している。だから我々より愛される。

しまるこ
しまるこ
友達
友達

女はサラリーマン達とセックスしたいと思っているということ?

セックスとは違う。街行くサラリーマンとセックスしたいとは思っていない。セックスだと重労働だ。自分の身体をどうこうされるのも嫌だ。ただおぼろげに、その股間についてる芋虫みたいなものを揉んだり捏ねたりしたいだけだ。

しまるこ
しまるこ

子供がカブトムシと遊ぶのと同じだ。だが、カブトムシと違って、ちんこは下ネタでありながら神聖で背徳的なんだ。二律背反していて、どこか無視できずに魅了される何かがあるんだ。だから彼女達を惹きつける。

しまるこ
しまるこ

付いてる場所も重要だ。これが右肩に付いていたら触りたいとは思わない。ちょうど触れたくなる中心部についている。オッパイもそう、一番目立つところについている。「これが私です!」と言わんばかりに主張している。ちんこもオッパイもいつも自己主張が激しい。俺達はそれを無視するのにいつも大変な思いをしている。

しまるこ
しまるこ
友達
友達

ん? 女はいつもちんこの自己主張に疲れていて、ちんこから解放されるためにちんこを触りたいということ?

そういうこと。

しまるこ
しまるこ

ちんこやおっぱいに対する一番初めに起こる正直な感想を横において、次点の感情で相手と話さなければならないから面倒臭いんだ。それは女も同じなんだ。だから、これまでの苦労を精算する気分で、ちんこを握りたくなるんだ。

しまるこ
しまるこ
友達
友達

確かに俺達は、頭の中はエロいことや、目の前の人に対する性的な感想でいっぱいなのに、それを振りほどきながら会話を続けなければならないという労務を課せられている。

それは女も同じなんだ。

しまるこ
しまるこ

こんなことを言うと、

しまるこ
しまるこ

勝手なこと言わないでください! あなた男でしょ? あなたに女の何がわかるって言うんですか!? 少なくとも私は街を歩いてるサラリーマンのせ、せせ……! 性器を握りたいと思ったことは一度もありませんからッ!

という嘘つき女が出てくるんだけど、俺はこの女以上にこの女のことを知っている。

しまるこ
しまるこ

女は、普段男を汚い目で見たり、変態だの何だの言っているけど、条件が揃えばちんこを握りたいんだ。条件が揃えば、すべての女は男のちんこを握りたいと思っているんだ。

しまるこ
しまるこ
友達
友達

条件……。時間と空間か。

目の前にちんこがあったら暇つぶしに握りたくなるんだ。何もない空間においては、ちんこをイジることは暇つぶしに役立つ。

しまるこ
しまるこ

好きとか愛とかじゃなくて、ただ男が目の前にいたら、その男を自由にしていい権利が生まれたら、ちんこを握りたいのが女なんだ。

しまるこ
しまるこ

女は街行くサラリーマンのちんこを握りたいと思っている。

しまるこ
しまるこ

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