友達「この前出会い系の女がさ、小さい子供と目が合って、手を振ったんだよ」
友達「可愛い~~! 僕なんちゃいですかぁ? みたいな感じで」
友達「私いいお母さんになりそうでしょアピールとか、そんなつまらないことを言うつもりはないけど」
友達「あれ見るとイラッとするんだよね〜」
友達「イラッとするっていうか、ああいうとき俺はぜったいに手を振れないから、どうしていいかわかんなくなる」
しまるこ「うん」
しまるこ「先に説明をすっ飛ばしてサイコパスな結論になって申し訳ないが」
しまるこ「そういう女はまんこが臭いことは確かだね」
友達「まんこが臭い?」
しまるこ「(笑)」
友達「ちゃんと着地出来んの?」
しまるこ「できるって(笑)」
しまるこ「世の中はお前みたいに赤ちゃんや小さい子供に手を振る女を見ると、アレルギーを起こしてしまう男がいる」
しまるこ「まぁ、女にだっているんだけど」
友達「うん」
友達「女にも?」
しまるこ「日向坂のセンターの子は、小さな子供に懐かれたとき、どう反応していいかわからなくて、ただただ止まってしまったらしい」
しまるこ「小さい子と仲良くできない女の子はいるんだよ」
しまるこ「でもそれこそが正しい反応だ」
しまるこ「子供や赤ちゃんは、みんなが思っているほど一面的ではない」
しまるこ「むしろ複雑奇怪もいいところだよ。いざ対面すると、何を考えているのか、次に何をしてくるかわからない怖さがある」
しまるこ「広告が打ち出した赤ちゃんのイメージを取り除いて、自分の目で真剣に赤ちゃんを見てみると、その摩訶不思議さに、どう対応していいかわからなくなってしまうものだよ」
しまるこ「あれは宇宙人といってもいい」
しまるこ「本質の目を持っている人間は、決して気軽に赤ちゃんに手を振ったりしない」
しまるこ「多くの女性は、自分の記憶の中の小さな子供に手を振っているんだよ」
しまるこ「俺はもう10年以上、小さな子供に手を振ったことはないよ」
友達「ふーん」
友達「10年前に振ったことがある方が驚きだけど」
友達「がんばれって言っちゃダメ。難しいって言っちゃダメ。子供に手を振っちゃダメ」
友達「もう石像の女と結婚するしかなくね?」
しまるこ「日向坂のセンターの子は信じられないくらい可愛いね。日向坂は他のメンバーも可愛いんだけど、あのセンターは突出している」
しまるこ「小坂菜緒ちゃんといったね」
しまるこ「神韻縹渺(しんいんひょうびょう)、幽玄微妙(ゆうげんびみょう)、宇宙的叡知が美と繋がっている」
しまるこ「この子は本当にすごいよ。存在感が違う。普通の可愛いとは違うね。不動のセンターなのも納得だよ。この神の創造品にみんな目を奪われてしまうんだ」
しまるこ「端っこにいたとしても、どうしても目で追ってしまって落ち着かないから、君は真ん中にいなさい、そういう理由でセンターは抜擢されるものなんだね」
しまるこ「前田敦子がセンターだったのはそういう理由だよ。彼女が中心に据わったときピントがはっきり合って安心感が生まれるんだ」
しまるこ「アイドルグループのセンターはただ可愛いだけじゃダメだ。圧倒的な存在感が必要だ。このたった一人のセンターの存在感でグループの価値のすべてが決まるんだ」
しまるこ「美と、精神の奥底の一点を、一致させている」
しまるこ「若いのに。いや、若いからできるのか」
しまるこ「まんこもまったく臭くなさそうだろ?」
友達「他のメンバーも特に臭そうには見えないけど」
しまるこ「他のメンバーもほとんど無臭に近いんだけど、小坂菜緒ちゃんに比べると、ちょっとだけ臭うね」
しまるこ「お前には、左右の女の子と奈緒ちゃんのマン臭の差がわからない?」
友達「わかんないよ」
しまるこ「まぁ、本当にちょっとだけなんだけどね」
しまるこ「少しだけピーナッツバターの臭いがするね」
しまるこ「小さな子供をみて手を振ってしまう図々しさは、図々しさと一緒に、股間から悪臭が漏れてしまうんだね」
しまるこ「笑う時に『ガハハハハ!』と大口開けたり、ランチとかジーンズとかスイーツとか言ったり、夢を叶えるゾウを読んで泣いたり、そういう女はみんな決まってまんこが臭い」
しまるこ「鈍感さ、図々しさ、すきっ歯のような精神から、悪臭がこぼれ落ちている」
しまるこ「あのー、少し前なんだけどね」
しまるこ「とある出会い系の女に、『母の日に何か買ってあげたいけど恥ずかしくて買えない』って相談したんだけど」
しまるこ「『フフ……♪ 大丈夫ですよ♪ しまるこさんの気持ちはお母さんにちゃんと伝わってますよ♪』」
しまるこ「そう言って、恍惚した表情で、ひまわり畑でクルッと振り返る感じで、ニッコリ笑ったんだよ」
しまるこ「あのときの笑顔は、信じられないほどまんこが臭かったなぁ」
友達「うーん」
友達「俺も最初の出会い系の女の話に戻るんだけど」
友達「俺が恥ずかしくて子供に手を振れなかったとき、(大丈夫ですよ、感情表現が苦手なあなたのそういうところも、とても魅力的だと思いますよ♪)みたいな感じで、勝手にフォローされて、勝手にニッコリ笑顔を向けられたんだけど」
友達「あのときのまんこは臭かった」
友達「べつに悪いことじゃないし、咎めるつもりはないんだけど、臭かった」
しまるこ「鈍感さに対する警告として、身体が信号を送っているようにもみえる」
友達「まんこが『それは違うよ』って言ってるの?」
しまるこ「まぁ、単純に、笑ってる時と笑ってない時では、笑ってる時の方がまんこが臭くなるんじゃないかっていう説はあるんだけど」
友達「何その説」
しまるこ「精神の鈍重さがマン臭と関係しているのは確かだと思う」
しまるこ「俺は顔を見ればその人のまんこが臭いかどうかわかるけど、タレントのまんしゅうきつこ氏は本当に臭い顔だね」
友達「これは俺でも臭い顔ってわかるけど」
しまるこ「倒れたタヌキみたいな顔している女は、だいたいまんこが臭い」