ブログ・文章論 どうでもいいシリーズ

Amazonの商品レビューで面白い文章を書く人がいた

くっそ、どうでもいい記事だけど、

たぶんここで書かなかったら二度と書くことはないから書くことにした。書かないよりは少しだけマシかと思ったので。

パソコンのディスプレイを付属スタンドなしで使いたい人用の、モニターアームといわれる商品のレビューなのだが、

まず名前がギャグである。

文章は一文一文にセンスがあり、すべてに計算が働いていて、気が行き届いている。

これはいいものですねぇ

はじまりの一文としてこれはいい。いいものはいいと、素直に漏れてしまった感からはじまるのがいい。

持った瞬間にこれはいいやつだ

次の文もいい。持った瞬間に商品がいいものか悪いものか我々はすぐにわかるけど、その瞬間的な瑞々しい感想を文字に起こす人はいない。

ああ、これはすいーっていくやつだな

ぐいーとか、すいーのような擬音は幼稚にみえるからみんなやらないけど、モニターアームの商品レビューとしては、これほど的確なものはない。誰もがぐいーとか、すいーを、触ったときにいちばん率直に感じる感想だから、いちばん適している。

文句をつけるとすれば、そのまま後ろにぐいってーやるときは結構力が必要ですね

否定もちゃんと書くことで信ぴょう性が増すが、モニターアームにおいて力が必要というのは、商品の頑丈さ、堅牢さを指すから、マイナスでいてプラスになるところでもある。

私は握力75kgでパンチングマシーンでもジャブで280kgは出しますし可愛い彼女も居ますがそれでも少しだけぐいーってやるのは力が要りますね。

ここは下手な人がやると読点をいれてしまうが、まったくいれないところがセンスがいい。ちゃんとふざけてる野郎の空気が生まれている。主語を『私』にするところもいい。

じゃあお前はモニターの下に潜り込んでパソコン使うのか

さわやかで優しいギャグである。平和である。

2個買ってもいい

もちろん2個も3個も買う商品ではないが、商品レビューのオチとしては、まあ気持ちの良いオチである。

これで評価が☆1だったら、本当のギャグで終わってしまうけれども、ちゃんと☆5にしているあたりも社会的だ。

少し調べてみたら、他の商品レビューでも似たようなことをやっている。

いつもこんなレビューばかりしてるんだろう。

楽しむために見てるのにきついってどういうこと?

これも楽しい一文である。

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