ミヤゾンより有吉の方が優しいと思うよ。人の話を最後まで聞いて、最後の最後まで黙って心の奥深いところで考えて解を出してくれるのは有吉。ミヤゾンは途中で笑顔になって前向きな発言で終わってしまう。忍耐力がないからああいう性格になるのだ。
— 電動しまるこ (@dendo_simaruko) 2018年12月2日
本当に優しい人間とは本当に頭のいい人間だ。
優しさは知性なくしてありえない。
優しさとは、相手が今その瞬間に何を求めて何を欲しているかを把握する能力であり、テレパスなのである。
人間は本当に思ってることを相手に伝えることはまずないので、言われなくても、ちゃんと可視化できないといけない。
優しさを勘違いして、笑顔を振りまいたり、大きな声で挨拶をしたり、相槌をうっているだけでは見限られてしまう。
そういう人は本当に親しい友達はいなくて、いつも家で膝を抱えて壁をぼーっと見つめている。それでも愛が欲しいので、愛を彷徨う亡霊と化して、更に声を張り上げて挨拶をしたり、もっとにっこり笑ったり、誰かが怪我をしたら誰よりも速く救急箱へ駆けていく。
しかしそこで、「待った! 今は触らない方がいい」という、眼鏡をかけた施術者が紛れており、無愛想で淡々と施術をする様子に目を奪われ、歯を食いしばって棒立ちするようになる。自分と違って、平常心のくせに人に愛される姿に我慢ならなくなり、親の敵のように憎み始める。
そこで勉強して、舵を切ればいいのに、いつまでも押し付けがましい笑顔に固執してしまうのが優しさのセンスのない人間だ。
ある女友達が、旦那が仕事から帰ってきたら、綺麗なドレスを着て踊っていると言っていた。疲れている旦那を元気づける為に毎日踊っているらしい。家の中を明るくする効果もあるらしい。
俺はそれを聞いて旦那さんが可哀想だと思ってしまった。
そういう時はうまい料理を作るとか、ソファの下まで掃除をするとか、布団に湯たんぽ入れて暖めておくのが正しい優しさではないだろうか。
奥さんも優しい気持ちの人間で、旦那さんの為に何かしたいという気持ちはあるのはわかるし、いいことなんだけど、頭が悪いのでこういうことになってしまう。
しかしこの奥さんと結婚したわけだから、旦那さんは奥さんのこういう性質を予めよく理解されているのかもしれない。それはそれでバランスが取れているのかどうなのかよくわからない。何にせよ、ドレス着て踊っていたら面白いときもあるが、万能といえる策ではないだろう。
知性を働かせて、正しい優しさを追求していくと、知性も簡略化されて技術となってくる。
つまり愛は技術なのである。