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最近の出会い系事情について友達と電話で6時間話した 前半
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しまるこ「英知に長けている人ほど、女を高く評価してる」
しまるこ「中村天風先生も、頭取の立場を捨てて街頭で講演活動をやりだしたとき、男はみんなバカにしたけど、奥さんと娘さんだけは支えてくれたといってる」
しまるこ「岡本太郎も、女の方がずっと男に比べて真剣に生きているという」
しまるこ「三島由紀夫も、女は愛の専門家で、男は菓子にうつつを抜かす子供と変わらないという」
しまるこ「パラマハンサ・ヨガナンダは『私はすべての女性の中に聖母を見ます』といっている」
しまるこ「ゴッホもゴーギャンも世捨て人になった後は、外国を転々としたけど、行く土地で出会った女といつも恋愛関係にあった」
しまるこ「金が無かろうがなんだろうがモテる人はモテるんだ」
しまるこ「精神的に達観し過ぎると、女と頭が離れすぎてしまって、付き合えなくなる問題について悩んだ時期もあったけど、人間の到達できる限界の知性と言われたゲーテは、80歳の時に19歳の女の子と恋愛関係にある」
しまるこ「中途半端な子利口が1番やっかいだ。俺たちみたいにね。突き抜けて頭や人格が優れた人は、女から女の良さを引き出して幸せにしてしまうんだ。芸術作品から真理を見い出すように」
友達「有吉は、『女性は本当に優しい』って言ってたよ。売れない時代にやさぐれてたときは、自分のやさぐれ具合が母性本能を刺激してよくモテたと言ってた。売れるやつは売れない時代からモテるってよくいうね」
しまるこ「N国党の立花さんも52歳なのに20代の彼女作ってるしなぁ」
しまるこ「結局俺たちは男としての魅力が足りないから、こんな有様なのかもしんないな」
しまるこ「俺が女の中に天使を見たときは、子供に川の渡り方を教えてる母猫の動画を見たときと、AVで顔射された後、嫌な顔ひとつせずニッコリした女優の顔を見たときだけだわ」
友達「どっちもバーチャルじゃねーか(笑) せめて生きた人間から感じろよ(笑)」
しまるこ「誰とでも結婚できる自信がなければ、誰と結婚してもうまくいきっこないって鴨頭嘉人がいってたけど、その通りかもしれないね」
友達「ていうか出会い系介護士多くね?」
しまるこ「めっちゃ多いよ」
友達「介護士と保育士しかいなくね?」
しまるこ「看護士もまあまあいるけど、まぁ、それがツートップだね」
友達「あのさぁ、職業差別とか人種差別とかいってもらって構わないけど、やっぱり俺、介護士だけは無理だわ」
友達「いつもうんこの処理してると思うと、うんこのイメージが頭から離れないわ」
しまるこ「介護士は茶髪が多いし、黄色や茶系のセーターやエプロン着てることも関係してるかもね」
友達「うーん、まぁ(笑)」
しまるこ「昼食にカレー作ってるイメージもあるし」
友達「触れてないのはわかるよ? 手袋してるし。でも、作った料理食べれないわ」
しまるこ「どんだけ可愛くても無理?」
友達「うん」
しまるこ「橋本環奈でも?」
友達「あー、まぁいいかな、それなら」
しまるこ「若い子で、介護士になりたくてなる人はいないと思うんだよ。高校卒業時に即席でなりやすいからだと思うんだよ。工場なんかもそう。俺も工場で働いてたけど、自分の奥さんが、ああいうところで作業服着て帽子被って、ずっと立ち続けて無言でコンテナに変なもの入れてると思うと、胸が苦しくなってくる」
しまるこ「若い介護士の人間性って一律なんだ。みんな仕事が終わるとすぐに耳にイヤホンをつけて米津玄師を聴く。14万の手取りの給料が入るとすぐに金曜の夜に夜行バスで北海道の夏フェスに参加するんだ。フェス代だけじゃなく、移動代もバカみたいにかかって気づけば14万が飛んでるんだ」
しまるこ「それを可愛いと思えないことに、俺は今戦ってる」
しまるこ「彼女たちは車をローンで買うし、奨学金の返済もあるから、毎月6万円が給料から天引きされて、実質8万円で生活してるんだ」
しまるこ「俺は出会い系で学校の先生だったり、大手企業だったり、研究職だったり、国立大の大学生や、営業職と出会ってきたけど、介護士はみんな一律だった。みんな同じ生活だった」
友達「俺は別にただうんこ触るから汚いって話をしてるだけなんだけど」
しまるこ「ああ」
友達「それにしても出会い系、シングルマザー多すぎない? 3人に1人はシングルマザーなんだけど」
友達「さっちゃんもシングルマザーになったっぽいよ。出会い系で見た」
しまるこ「マジで!? あのさっちゃんが!?」
しまるこ「さっちゃん、いくつだっけ?」
友達「24かな?」
友達「土方の男と結婚したけど、暴力がひどくて離婚したらしい。付き合うのはいいけど結婚しちゃダメだよね。そういうのと」
友達「女って何でわかんないかね? すぐにわかるけどね。暴力振るいそうな奴って」
しまるこ「学生時代に西野カナとワンピースで育ったから人間観察力が著しく低いんだろう。ガテン系のオラオラした男を見るとかっこよく見えちゃうんだ」
しまるこ「確かに彼らは快活の風を被っていて性犯罪とは無縁に見える。ディズニーに行っても歯を大きく出して笑ってくれそうだ。女は何を考えてるかわからない顔をした人間は苦手だからね。道路の信号機みたいにわかりやすい人間が好きなんだ。みんな、ぬらぬらした男ばかりで気持ち悪いんだ」
しまるこ「世の中の男は女に『お前』ってなかなか言えない。無理して言ったところで、下手くそだから反感買うだけだけど。その点、土方は自然だよ」
しまるこ「しかし意外にも、彼らは漫画からキャラクターを引っ張ってきている。先輩から受け継いでるように見せてるけど、漫画なんだ。そこはお国柄だね。土方系はみんなゾロに自分を重ねている。だけど本当は全然ゾロじゃなくて、ミホークを見たら逃げるし、最初のモーガン大佐に斬られて終わるんだけど(笑)」
しまるこ「俺は彼らの肝が小さいことを知っている。『お前らこんな重たいの持てねーだろ?』という顔でコンビニに入ってくるけど、空調のきいた部屋で仕事してるお前らと違うんだといった、汗と泥に塗れて、傷だらけの戦士みたいな顔でコンビニに入らないと、自分を保てないんだ。本当は事務仕事がしたいんだ」
友達「嫁に弁当作ってもらえよ(笑)」
しまるこ「朝倉未来なんかは本当にゾロを体現しているようなところがあるけど、朝倉未来はあまりモテないと自分で言っているね。ゾロも童貞だしね」
友達「ゾロは女に暴力振るわないしね」
しまるこ「さよみも、そんななまくら剣士と結婚しないでお前と結婚すればよかったのにね」
しまるこ「医者の息子なら玉の輿なのに、馬鹿だなあ〜さよみは」
しまるこ「なんだか、あれほど若くて可愛くて巨乳だった子が、シングルマザーになっちゃうのは可哀想なもんだね、もったいない」
友達「子供がいなかったらまだいいんだけどね、いると、かなりきつくなるだろうね」
しまるこ「俺の実家のすぐ近くに幼馴染のあいこって女がいるけど、あいこは3回結婚して3回離婚してる。そして4人の子供と一緒に暮らしてる。それぞれ腹違いの子だ。こういうとき男って引き取らないんだね」
しまるこ「うちの親はそれを見て、『あいこちゃんは大変ねぇ、ホントに……』と言いながら、俺をチラッと見たんだ。(ずっと独身で傷一つない人生を送るのは、はたしてそれも幸せなのかしらねぇ……?)という目でチラッと見られた」
友達「(笑)」
しまるこ「いっちゃ悪いけど、俺だって、20代前半の傷一つない綺麗な子はマッチングできなくなってるけど、シングルマザーならすぐにでも付き合えるんだ。実際よくいいね送られてくるし」
友達「かもね」
しまるこ「というより、もうここから選ぶしかないところまできてるかもしれない」
友達「たぶん、マジでそうだと思うよ」
しまるこ「220万のAQUAを新車で買っているような新品好きのお前には、酷な話だな」
友達「お前も新しいiPadが出るたびに古いの売って乗り換えてんじゃん(笑)」
しまるこ「偉人たちは年をとっても、若くて可愛い子と結婚できているのに、俺はダメだ」
しまるこ「そのために断食したり霊的修業に励んでるのに、誰も好きになってくれない」
友達「とりあえず働けば?」
しまるこ「働かねーよッ! バーーカッ!!」
しまるこ「介護士、工員、シングルマザー、俺は彼女たちを愛せるようになれるのか、それとも、霊的境地によって、それに見合う女が突然目の前に現れるのか」
しまるこ「俺が見いだせるようになるか、それとも見いだされるようになるか」
友達「とりあえず腰に三本刀を差して歩けばいいんじゃね?(笑)」