食べ物に関する研究・美容・健康

現代より昔の健康論の方が優れている!? 中村天風先生の健康論「錬身抄」まとめ

投稿日:2019-06-30 更新日:

食事

食事は、真に食したいときに食べるべき。真に食したいときが肉体が食べ物を要求しているとき。食べたくないときに食事の時間だからといって無理に食べるのは不合理。食欲と空腹を混同してはならない。真に食したいときというのは食欲の生じたときのことを指していうのではなく、空腹を感じたときをいう。真の空腹を感じたときにはなんでもおいしい。あれが食べたいこれは食べたくないというのは食欲。気分の悪いときには食べずに胃腸の負担を軽減した方がよい。

タンパク質の摂取は、総カロリーの10%程度が理想。動物性タンパク質はなるべく摂取しない。戦国時代の武士はほとんど菜食者。一番理想的なのは果物。なるべく果物を食べること。

しっかり咀嚼する。咀嚼した食べ物が口の中で溶解して胃の中に流れ込むくらいまで、味わいがなくなるまで咀嚼するのが理想。

便秘は、無病長寿を妨げる原因であり、便秘の原因の大部分は水を十分に飲用しないことにある。努めて水を飲用すること。また、水には起死回生的な活力がある。水は口に入れたら、銘茶を喫するように口の中で味わう気持ちでゆっくりとのどに入れること。そうすれば、舌や口腔の神経が水の活力を吸収できる。この飲み方は疲労時には特に有効。便通のよくない人は、毎朝、やや濃い塩水を1,2杯飲むとよい。

生命を支えるのに必要とする重要成分のほとんどすべてのものは果物に含有されている。果物は生で食すこと。レモンや橙の絞り汁1に対し浄水2という割合で飲むと血液は清潔になる。果物こそ天然食品中の最たるものであるから大いに摂取すべし。水道水などの浄水は、天然の栄養素を多量に含有しているがゆえに、好んで喜んで飲用すべし。

ヨガ哲学者は、就寝直前に必ず一杯の水を飲む。熟睡中にこの水が体内を浄める、と観念する。

水の中には強烈なエネルギーを有するヴリル(活力)がある。水には、現代科学が解明していない偉大な作用を有する起死回生的な活力がある。

果食は、精力を増進し、頭脳を明晰にし、長時間の勤労に耐え、睡眠を深く短くする。

季節と食品は相関関係があるので、時候違いのものは食さぬようにすべき。

食物を口中に入れると同時に、口中すべての神経を働かせてこの食物の中から、活力を肉体の隅々まで受け入れる、という観念を確保し、十二分に咀嚼するべし。

キャベツは血液を新鮮にし、ネギ、にんにく、ニラは脳の強壮剤となり、キュウリは消化力を増進し呼吸作用を旺盛にし、梅干しは細菌を殺し鉛毒さえ駆除する。

硬い食物は十分な咀嚼が必要になるため、唾液や胃液の分泌が盛んになる。硬い上に乾燥している食物はいっそう効果的である。

衣類

外界からの刺激に応じて、刺激を受けた部分の形状や実質は変化する(適応作用)。薄着励行。冷水浴や冷水摩擦は皮膚の抵抗力を向上させる。適応作用を考慮し、積極的に肉体を訓練する生活習慣をもつべし。過度の厚着はしないこと。皮膚に密着する衣服、圧迫の強い服は避ける。襟巻き、ショールは不要。マスクや腹巻なども不必要。

よく芸能人は家の中にいるときは裸で過ごす人が多いけど、アイドルも全裸で過ごす人は多い(白石麻衣、秋本真夏など)

呼吸

肛門を軽く締め、肩先の力を抜いて、丹田に力を入れた姿勢で、静かにできるだけ長く深く呼吸する(統一式呼吸法)。息を無理に吸い込もうという意識は不要。呼吸が静かで深く長くありさえすればよい。別法として、吸息時に1,2秒ほど息を止めて、口笛を吹く要領でピッピッと空気を連続的に吐き出す。息を吸い込まず肺を空っぽにするつもりで。空気を吐き出し切ったらウオっと発声する。

自己調和の基本姿勢は、肛門を軽く締め、肩先の力を抜いて、臍下丹田に力をいれる。そうしてから、できるだけ静かにできるだけ長く深く呼吸する。

肺臓内に吸息とともに空気を充満させ暫時保留した上で、イキミ加減にて吐息する。空気保留により、それ以前に吸入した肺腔内の空気の残留せるものを完全に浄化し同時に血液をも完全に酸化する。そして、イキミ加減にて丹田に力を込めて吐き出すと組織内の老廃物が炭酸ガスとなって排出される。

純潔清浄な空気に親しむこと。皮膚の呼吸作用にも留意。自分の体温よりも温度の低い空気はその刺激により血液循環と老廃物排泄を促す。

家屋

家屋は、空気の流通が良好で日光がよく当たるところが理想。しっかり換気して、室内に新鮮な空気を流通させることも大事。

一番精神を刺激する色は赤色。赤色は活動色。精神が快活でない人の居室にはなるべく赤色のものを置くとよい。白色は精神を快活にさせる効果があるが、黒色は精神を沈ませる。

睡眠

規則的に眠る必要なし。その日その時の活力消耗度に応じて、生命の要求する時間だけ睡眠をとるのがよい。本当に眠くなってから就寝するのがよい。

運動

自分の事は一切できるだけ自分でする。日常肉体をなるべく小まめに働かすべし。これがもっとも理想的な運動法。

素足で土を踏むことは健康によい。病弱な人は1日に10分、20分でも素足で土を踏むとよい。

湯から出る際に冷水を浴びるとよい。皮膚の生活力を向上させる。

自己調和の基本姿勢は、肛門を軽く締め、肩先の力を

老衰は、血管中に石灰質がたまることで血管が硬化すること、筋肉内部の窒素的中毒物質の排泄が充分ではなくなり全身の栄養が不良となること、による。老衰の根本は、組織細胞の萎縮にある。

体を摩擦する。一箇所を数十回以上摩擦する。皮膚を傷つけない程度の軽い摩擦なら何百回やってもよい。

耳を按摩すべし。耳朶を引っ張ったり、掌で軽く揉む。按摩(摩擦)と咀嚼は入念に行なうべし。摩擦はその部分に電気熱を感じるまで丹念に行なうこと。

まとめ

  • (1)血液、リンパ液の純潔清浄とその循環を良好にする
  • (2)体内老廃物の排泄
  • (3)適度の睡眠、適度の休養
  • (4)適度の運動
  • (5)性欲のコントロール
  • (6)薬物濫用防止
  • (7)皮膚抵抗力養成
  • (8)心の持ち方、が重要。

 食うために働くのではなく、働かんがために食う。
何のため、という当て目(たとえば、昇給のため)をもって働くと、万が一、その当て目が外れた時に失望する。失望すれば働きにムラができる。当て目をもって働くことは価値がないし、幸福を招来するものではない。

人間の本来、生まれつきの役目と信念して働く。至誠至純の真心で働く。相対観念(損得など)ではなく絶対観念で働く。

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