食べ物に関する研究・美容・健康

ちょっと待って! 黒砂糖ときな粉を混ぜた粉物が、市販のチョコレートより美味しい!

さて、皆さんは、なかなか甘いものがやめられないという話を聞く。

あの甲田光雄先生も、甘いものだけがどうしてもやめられなかったらしく、他の欲求は抑えられたけれども、なかなか甘いものだけはやめられず、いちばん最後まで卒業するまでに時間がかかったものは甘いものだと言っていた。せめて蜂蜜ならと思って、庭にたくさんタルを並べて、蜂蜜を流し込んでストックしたりして、奥さんに笑われたりしたそうだ。

俺もそうであるが、甲田先生は、何であれ、少しでも食べてしまうと、スイッチが入ってしまって、そこにあるものを全部食べてしまうから、少し食べるくらいだったら何も食べないほうがマシという極端な性格の持ち主だったようであり、

なぜ黒砂糖を摂るのか

基本的に生玄米生活をしていると、頭がクラクラしてくる時がある。これは空腹によるためか、栄養がちゃんと足りてないためか、あるいは断食をすると好転反応が起こると言われているが、その好転反応か。

好転反応とは、文字通り、身体が良くなる兆し、良くなる前に一過性に起こる、怪我でいう炎症反応のようなものだと考えられているが、断食をしていると、この好転反応というものが起こる。

生玄米を食べていると、好転反応と同じような症状が起こる。炊いた玄米では起こらない。つまり、生玄米は断食をするのとほとんど似たようなものかもしれない。倦怠感がついてまわり、身体に力に入らないような時間が、たびたび訪れる。

基本的に俺は空腹にはある程度は耐えられるけれども、この、いつまでも力が入らない感じが、鬱陶しくて仕方ない。俺だってずっとニートしているわけではなく、ボクシングジムに行ったり、出前館に行ったり、マッサージの仕事があったり、午後に散歩したり、集中して書き物をしたい時があり、そういうときに頭が働かないと困ってしまう。生玄米生活をしていると、どうしても力が入らなときがあって、それが度々訪れるので、それがうっとうしかったせいで、炊いた玄米、つまり火食に戻ってしまうことを繰り返していた。生玄米生活はそうやって、やったりやめたりして、最長でも2週間ぐらいしか続かなかった。

しかし、ここ最近、初めて1ヶ月半以上続いている。なぜ生玄米にそんなにこだわるのかという話は、まぁ別の記事でするとして、今回はこのまま話を続ける。

なぜ倦怠感が出るのか。おそらくこれは糖分が足りていないためだと思った。炊いた玄米だと倦怠感に見舞われないけど、生の玄米だと倦怠感が起こってしまう。これは断食の際に起こる好転反応と似たものだ。甲田先生はよく断食指導する際に、黒砂糖かもしくは蜂蜜を処方していた。これは脳自体が糖分がなければ回らないから、これらを摂ることによって、断食生活を続けることができるのである。

当然これだけ食べたところで空腹感は解消できないかもしれないけど、ほとんどの場合、空腹というのは偽腹である。食べるから空腹感が起こるのである。食べることによって腹が空く。そのまま食べずにおくと、それがニュートラルの状態になる。胃の荒れが治り、静かになってくると、そのまま空腹も治ってしまう。何度もいうが、食べるからお腹が空くのだ。

俺は生玄米生活になってから、もう1ヵ月半以上経つが、空腹感は気にならない。一日一合にも満たない生玄米をミキサーで砕いたものを飲み干しているだけである。しかしたまに倦怠感がきて、クラクラっとしたり、力がなくなるようなところがある。これはまだ俺の腸内が生玄米を消化吸収できていないためだと思った。体の同化作用がまだちゃんとできていないからだと思う。”まだ”と言っているが、これから起こるかどうかすらわからない。ちゃんと生の玄米、生の穀物が人間の身体に栄養吸収されるのかどうかはよくわからない。生玄米をしている人のブログがないため、これは自分の身体で試してみるほかないのである。

この吸収に関してだが、1週間くらい、生玄米生活をしていても、便が出ないという症状に見舞われた。1週間くらいまったく便が出なかった。便秘である。生玄米は食べるとよく便秘になるというが、水をたくさん飲めば便秘は治ると肥田先生は言っていて、甲田先生や西先生も言っていることから、それに習って、水をたくさん飲んでみたけど、それでも便秘が治らなかった。

一体これはどうなってるんだろうと不思議だった。生玄米、俺はだいたい一合くらいをミキサーでかけて、液状になったものを飲み下しているが、これだけの量を飲めば、それなりの量が腸内に必ず入っているはずである。それでも出てこないのなぜだろうと不思議だった。ただお腹はギュウギュウ鳴っていて、一日中ずっとギュウギュウ凄まじい音を立てて鳴っていて、生玄米を食べると、腸が活発に動いて、それで宿便が出るというけれども、宿便どころか便が一つも出ない。そういう状態が2週間ぐらい続いた。2週間ぐらい経って、やっと、それからは、毎日出るようになった。それからはあまり倦怠感がなくなってきた。まだいくらかはある。いつも倦怠感がうっとおしくて、2週間くらいでギブアップしていたから、2週間以上先の世界がわからなかったけれども、やっと先に進めることができた。少なくとも、俺の場合、2週間経ってから普通に便も出るようになったし、倦怠感がなくなってきた。だから、これからは一生、生玄米生活ができそうである。

しかし、これからボクシングに行こうという時には、力を蓄えるために、糖分を吸収したくなる。そのために黒砂糖という形をとっている。

さて前置きが長くなった。

黒砂糖と蜂蜜が目下の問題となるが

つまりこれが、なぜ俺が黒砂糖を摂るかという説明になるのだが、糖分を補給するためである。倦怠感をなくすためである。 黒砂糖を取ると倦怠感がなくなるかと言うとよくわからない。それでなくなる時もあればなくならないこともあるから、それはつまり効果がないと言うことかもしれない。だけれども、これを取ると倦怠感がなくなる時も確かにある。

黒砂糖の代わりに蜂蜜を取ったりしたことがある。蜂蜜の方が倦怠感防止に効果があったような気がする。それはもしかしたら蜂蜜の方が動物性だとか、蜂蜜の方が栄養吸収が速く、すぐに頭が回りやすいことも関係しているかもしれない。だが、なんにせよ。皆さん知っての通り、蜂蜜は高い。中国産のふざけた蜂蜜であれば1キロ700円くらいでウエルシアで売っているけれども、ちゃんとしたものを買うと1キロ3000円とか4000円とかしてくる。ちょっとこれは恒常的に購入するのは難しいなぁと思って(あくまで生玄米が腸で吸収できるまでの繋ぎだけど)、黒砂糖を買っている。しかし、黒砂糖も高いけどね(笑) 白砂糖に比べて、本当に高い。なぜ完全である黒砂糖から精製して取り出されたという、余計な手間をかけた白砂糖の方が値段が安くて、黒砂糖の方が10倍くらい値段が高いのか、これは白米と玄米の関係にも言えるけれども、本当にどういうわけなのか説明してもらいたいものである。

なぜ黒砂糖か蜂蜜なのか、なぜその2択なのかと、もし、その、倦怠感を取っ払うために、甘いものや糖分が必要なのであれば、白砂糖でもいいんじゃないの? それだったら値段も安いし、甘いものならいいんでしょ? 甘味料とかスナック菓子とか、そういうのにすればいいんじゃないの? といった初心者的な質問には答えられない。今はちょっと、そういった初心者的な質問に細かく解説してる暇はないので、ずいぶんマニアックな話になってしまう。初心者的な質問はまた機会があればお答えしようと思う。これを読んでいる人たちは、およそ上級者の人たちの集まりだと思うから、この記事を含め、当分は上級者を対象に話をしていく。

まぁ、初めは蜂蜜を取ったりもしていた。しかし蜂蜜は高い。何にせよ高い。また栄養素を比較した結果、蜂蜜より黒砂糖の方が良いような感じもしている。その栄養素と言うのは比較にならないけれどもね。ほとんどの人は西洋的栄養学を見習って、やれ炭水化物がいくつだ。カルシウムがいくつだ。タンパク質はと言って、何グラムあたり何がどれだけ含まれていると、食品を決めていくかもしれないけれど、やはりこれは肥田先生が言った通り、二木先生が言った通り、それを畑に蒔いたときに芽が出るかどうかである。つまり生きる力が、生命力がその食べ物にあるかということが肝心なのである。納豆が栄養があるといっても、発芽した大豆を畑に蒔けば芽が出てくるかもしれないけれども、納豆は無理だろう。そういうことである。だから結局、黒砂糖を畑に蒔いたところで何も芽は出てこないし、工場で火に炙られて、濾過されて、粉にされて、バラバラになったものだから、本当のところはあまり期待はしていない。食べないで済むのであれば食べないでありたいものである。

さて、その黒砂糖だが、なかなか苦手な人が多いらしい。筆者自身はそれほど苦手というわけではなく、むしろ好きな部類に入るのだが、白砂糖と比べても黒砂糖の方が美味しく感じるけど。確かに、くどいというか、大人っぽいというか、変なクセのあるコクというか、コクが悪さしているというか 、余計なものがついてまわっている味覚ではあるような気がする。

それで、倦怠感防止に、糖分を補給しようと思って、黒砂糖をスプーン大さじ、2、3杯を水に薄めて飲んでいたけれども、だんだんと、水に溶かすのがめんどくさくなって、スプーンをそのまま頬張って喰らっていた。別においしくもまずくもないけれども、積極的に食べたいとも思わない。やはり癖の強い味である。しかし、あるとき、これにきなこを混ぜてみて食った結果、飛び上がるほどおいしかった! なんだこれはと思った。

チョコレートの上位互換

味はチョコレートである。チョコレートを粉状にした感じである。これは市販のチョコレートよりおいしいと思った。普通に市販のチョコレートを粉末状にしたものしか思えない。それ以上だ。味は完全にチョコレートなのである。しかもどこか上品で、普通のチョコレートより上等な感じ。甘さ加減もちょうどいい。きのこの山やたけのこの里を、粉末にしたような、ほんとにそんな味なのである。どうせ何にしたって、そこらの市販のチョコレートにしたって、口の中に入れて噛んでしまえば全部一緒で、ぜんぶ粉状になるのだから、少し早いだけの話なのである。粉状か固形か、ただそれだけの違いで、数えきれないほどの利点がある。

その利点とは、 本当に数え切れないほどあるが、黒砂糖ときなこだったらそんなに虫歯になる心配もないように思う。そのまま歯磨きしないで寝たとしても、ビタミン、ミネラルが豊富で、むしろ虫歯菌を保護するフィルターが働くんじゃないか? と思わなくもないが、まぁこの辺は素人の勝手な憶測で語るのは良くない分野になるが。市販のチョコレートに比べて、悪い成分が一つもない。黒砂糖も、きなこも、国産の、全粒粉のものを買えば、別に悪いものが入っていないはずである。また精製されておらず、完全食品なため、腹にたまる分も多く、お腹も空きにくくなる。

そして経済的にとても安い。1キロの黒砂糖と、1キロのきな粉を買ってきて、2kg分のチョコレートが出来上がる。市販の2kgのチョコレートを買うより安い。黒砂糖ときな粉の配分は、各自で好きにしたらいい。筆者はきな粉を多めにしている。どうせだったら安いほうを多めに入れたいものだけれども、きなこも黒砂糖も、グラム数で換算すると、おんなじくらいの値段である。

これは本当にカップリング、運命というか、黒砂糖だけだと苦しいし、きなこだけだと口から粉が吹いてしまうし、食べられたものではなくて、この両者が揃ったところで完璧なものになる。立派なお菓子以上のお菓子だ。これは不思議なことだが、運命的な巡り合わせというか、黒砂糖そのまま食べてもそんなに積極的に食べたいというほどおいしいものではないし、きな粉も言わずもがな。きな粉子だけでスプーン一杯食べようものなら、むせてしまって食べれるものではない。味は本当に保証付きである。そこらのチョコレートよりも断然おいしい。安い。身体に良い。チョコレートが我慢できない人、甘いものが我慢できない人は、こういったもので代用してもいいかもしれない。筆者は生玄米生活の友として、生玄米がちゃんと吸収できる身体になるまでの、繋ぎとして使っているに過ぎないのだが。

デメリットはおいしすぎて、ついつい食べてしまいたくなることくらいだろうか。あんまりおいしくて、スプーン3杯も4杯もがぶがぶ食べてしまいたくもあるし、まぁがぶがぶたべたところで そこらのチョコレート1つ分位食べたところで、その1つがかなり体悪くしてしまうかもしれないけれども、そういうことも起こり得ないし、

まぁ残念なことに、見かけは、ただの粉というか(笑)。粉でしかないから。食べ物の醍醐味というのは食感も含めてのことだから、食感からしてみたら、ちょっと心もとなさはあるかもしれない。きのこの山とたけのこの里をすり潰した2kgの粉末状のものが、ジップロックの中に、山のようにあると思ったら、それは嬉しいことだろうか。

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