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急にフロアいっぱいに今までしてきた分のうんこが集められたらどうなってしまうのか? カフェで女の子達が話していたとして

あお「急にこのフロアにさ、今までしてきた分のうんこがドッサリ現れたとして。このフロアが覆われるぐらいの量になんのかな? そういうの想像しない?」

みどり「えー? やめてよこんなところでそんな話」

あお「そういうの、想像しない?」

みどり「しないってば」

あお「 本当に私たちこれまでたくさんのうんこをしてきたよね。そのうんこが、あくまで自分がした分に過ぎないんだけど、17年? 18年? だとしても、それは凄まじい量になるだろうね?」

みどり「?」

あお「例えば、あそこの女の子、あたい達とは比べ物にならんくらいの美女だけど、あたい達より多いのか少ないのかわからないけど、このフロア分は埋め尽くされるのは確かなわけだよね?」

みどり「埋め尽くされたからなんなの?」

あお「なんなのってこともないけど」

みどり「フロアいっぱい分なんでしょ? みんなウンコでギューギューになって動けないよ」

あお「あそこにいるおじいちゃん、おじいちゃんだから、今までいっぱいうんこしてきたわけじゃない? だから、あのおじいちゃんの今までしてきた分のうんこが立ち現れるとしたら、おじいちゃんの方が、たぶん多いんだろうね?」

みどり「それは、仮に、立ち顕れるとしたら? でしょ?」

あお「うん」

みどり「仮の話にしても仮すぎるから、話すのも不毛というか」

あお「しかし、思うのがね、一見体積は立派に見えたとしても、フロアいっぱい分にうんこが立ち顕れたとしてもだよ? 実は密度は薄いんじゃないかと思うんだよね、うんこはほとんどが水分っていうし」

みどり「うーん?」

あお「それとも、やっぱり、ギュウギュウに押し込まれたら、グッて押し返される感じになるのかな? 蝋で固められたように、指一本たりとも動かせられないくらいなのかな?  それともやっぱり、雪かきのように、あるいはカエル泳ぎのように、かき分けることで、案外スイッスイッて、移動できちゃうのかなぁ? うんこはほとんど水分っていうし」

みどり「うんこの押し込まれ方にもよるんじゃない?」

あお「うんこが一つ一つ、重なっていくたびに、日本刀のように何度も鉄を折って重ねるように、叩けば叩くほど薄く伸びていくわけでしょ? 工場のプレスみたいな機械で押し込まれる感じというか。工場は分刻みで工程が進まれていくわけだけど、分刻みならぬ糞刻みっていう」

みどり「うーん?」

あお「一人の職人がトンカチで叩いていくでもいいけど、『ガン! ガン! ガン! ガン!』」うんこを押し潰して押し潰して、圧縮して、そこが問題なんだよね。掻きわけられるのかな? それとも凄い密度に圧迫されるのか」

みどり「それはどんなうんこかによるんじゃない? 乾燥したうんことビチグソで変わってくるでしょ? 真面目な話、フロアいっぱいって言うけど、膨張率にフロアが耐えられなくて、壁が破壊されると思う。下手したら、街いっぱいに広がるんじゃない?」

あお「今まで垂れ流したきた分のうんこは、街いっぱい分になる? 一人分だよ?」

みどり「たぶん」

あお「それが下水道を通って散り散りになってるから、私たちはこうしてオシャレしてコーヒー飲んでいられるけど、今まで吐き出したものが一箇所に集まったとしたら? 物理的な割合で考えると、数の和は変わらない。それをなかったことのような顔をして歩いている」

みどり「それがいけないの? おかしい?」

あお「別に、どうでもいいけど」

みどり「どうでもいいでしょ?」

あお「うん」

みどり「私たちは汚い生き物だから、それを自覚して卑屈に生きましょうって言いたいわけじゃないんだよね?」

あお「うん」

あお「ただ、事実は、一箇所に集まったら、街いっぱい分になるっていう、そういう事実があるっていう、ただ一箇所に集まったらって話。そういう疑問というか、絵面が浮かんだの。それだけ。下水道を通って分散されているから気にならないだけで、数の総和という観点から考えると、同じことなんだよね。だとしたら」

みどり「だとしたら、何?」

あお「いや」

みどり「じっさい、膨張率に耐えられなくて肺が破裂して即死だと思うよ」

あお「ビチグソだとしても?」

みどり「ビチグソだとしても」

あお「ただ事実は事実としてある。夢でもおとぎ話でもなくて、一箇所に集まったらっていう」

みどり「だからその、一箇所に集まったらって何?」

あお「だからマッチングアプリで男と会う時、私が今までしてきたウンコを集めたら、彼は息する間もなく息絶えるんだなって。圧死するんだなって、そう思うと」

みどり「そう思うと?」

あお「そう思うだけ」
 
みどり「ふーん」

あお「人間一人の排泄量ってすごいなっていうところに帰結してくれば、別にそれでいいんだけど」

みどり「うん」

あお「頭の中に、一瞬だけ、そういう、なんか、そっちの方面で会話したくなったっていうか。私の中にたまに、閃光のように一瞬思い浮かぶイメージなんだけど、一度や二度じゃないんだよねこれが。このうんこの件は150回くらいある。150回だから、私以外にも、このイメージが浮かんだ人がいるんじゃないかって」

みどり「うーん」

あお「情報社会といわれて久しいけど、どれもこれも、洗い流されていく情報ばかり。この件の方が、こびりついたうんこみたいに、流しても流しても頭の中から消えない、消臭剤撒いても消えない朝のお父さんのうんこの臭いのように、こびりついて離れない。よくわからないけど、何度となく頭の中に現れて消えて、こびりついているイメージ、それを話す方が、会話の方向として正しいじゃないかなと、そんなふうに思う時がある。そんな一例、これは」

みどり「うーん」

あお「こ」

あお「真の会話」

みどり「真の会話なの? これが?」

あお「たぶん」

みどり「うーん……」

あお「「汁汁 実汁」

あお「青い鳥のチルチルとミチルってここから名付けられたのかな?」

みどり「それも今浮かんだから言ってみたくなったの?」

あお「そう」

あお「作者は否定するかもしれないけど、チルチルとミチルは、作者の潜在的な無意識領域から、このビチグソと実うんこのイメージが出発点の中の出発点として来ていると思う」

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