ドトール観察記

朝10時、ドトールに行こうとしたら、女性がおじいさんを抱えていた。

朝10時にドトールに行こうとして、家を出たら、車道の向かい側の家の前で、ジイさんを背負っている女性を見かけた。自分のおジイさんを介護しているんだろうか? 朝から大変だなぁと思って、そのまま立ち去ろうとした。

しかし、どうも様子が変だ。ジイさんは立つのもやっとな様子で、フラフラして、今にもバランスを崩して倒れそうである。介護している女性が、どうも初めてのような手慣れていない手つきだ。自分のおジイさんだったら、こんなに手つきが悪いなんてことがあるだろうか?

女性はエプロンをしていた。介護士か何かか? それともやはり主婦で、朝ごはんを作っている間におじいさんが突然歩き出してしまって今に至っているのか?

いや、家庭の中の出来事だろうが何だっていいだろう。困っている。瞬間に飛び込むと決めたんだろう? そんなもんは決めなくたって、誰でもこんな現場に出くわしたら取る行動は一つだろう。

なんでいつも俺は、こんなに自分の定義に従順になろうとするんだ? しかし危険な方に飛び込むって決めたからなぁ。一昨日決意したら、もう今日にでもやってくるんだな、運命ってのは。運命側に立ってみると、えらく忙しい仕事かもしれんな。

まあこんなのは誰でもやることだ。25歳以前の俺だったら通り過ぎたが。

「どうしました?」

小生は声をかけた。

「肩を担がないと歩けないようで」

「ご家族の方ですか?」

「いえ。私は○○デイサービスの職員なのですが、利用者さんのお散歩をしていたら、たまたまこちらの方が地面に座り込んでいたので」

小生は肩にかけていたトートバッグを地面に置くと、代わりにジジイの肩を担いだ。「お家はわかりますか?」とジジイに聞いた。

「すぐそこですよ。本当にすぐそこです。ちょっと左に行ったところです」

「じゃあ、行きましょう」と言って小生とジジイは歩き出した。

おそらく重度のパーキンソン病だ。パーキンソン病特有の歩き方をしている。

背筋がひどく曲がっていて、立っても、立っているのか座ってるのか分からない姿勢だ。身体に触れてみて分かったが、身体のほとんどは固縮してしまっていてガチガチだ。伸展筋と屈曲筋が同時に働いてしまって拮抗作用が起こってしまっている。アクセルとブレーキが同時に働いてしまっている状態だ。それがパーキンソン病だ。我々が腕を伸ばそうとする時、腕を曲げようとする時、それが同時に起こるような病気だ。

ジジイは自分の左手を手にとってもらいたがっていたが、身体が右下方に倒れそうになってしまうので、小生は右手で腰のベルトを手にとって骨盤を持ち上げるようにして、左手でおじいさんの左手を取って歩き出した。

するとおじいさんは、「左手だけ取ってくだされば結構です」と言って腰を持たれるのを嫌がった。ベルトを持って持ち上げられるのが嫌だったんだろうか? ベルトを持ち上げた時にちんこが食い込んで痛かったのだろうか? やはり骨盤の横に手を添えるぐらいがいいか。するとそれが功を奏したようで、不快感らしいものがなさそうだったので、そのまま歩いた。ベルトを掴まれるのを嫌がる人は多い。しかし、転倒の危険性を考えると、やはりベルトを持ってしまうのが一番いい。いざというとき、指がひっかからないと支えきれなくなってしまうからだ。三流理学療法士だって、それぐらいはわかる。骨盤を支えなければ、どこを支えたって上手くいくもんじゃない。だからやっぱり無視してベルトを持ってそのまま歩いた。

10メートルほど歩いた。

「お家は見えませんか?」

「もうすぐそこですよ」

そういってまた10メートルほど歩いた。

「どうですか、この辺りですか?」

「あともう少しですね、もう少しまっすぐ行って左ですよ」

そういってまた10メート、また10メートル、気づけば50メートルほど歩いた。

小生は足にどうも力が入らなくて、フラフラした。生玄米生活のため、体重が51kgまで落ちてきてしまっているのと、昨晩オナニーしたのが原因だろう。

やはり下半身の強さが大事だなと思った。先程の女の人にはやっぱりこの仕事は大変だったろう。やっぱり介護にも男手が必要か。家の介護だろうがデイサービスの介護だろうと、知識さえあればこの重労働だって女性にもやれないこともないが、しかし知識を浸透させるには……

そんなことを考えながら歩いていて、またしばらく歩いた。

「どうですか? この辺りは見覚えありますか?」

「ええ、すぐそこですよ」

「えーっと、よく見てみてください。家の場所を指差してもらってもいいですか?」

「あと少しまっすぐ行って、左ですね」

少しも何も、左手にはずっと長い公園が続いているだけだ。この公園を抜けたしても、左手に見えるのはローソンだ。そこに家らしきものなんてない。あったとしても、ぜんぜんすぐでもなんでもない。

(ぜんぜん! すぐそこじゃねーじゃねーか! これはたぶん、すぐそこじゃないな?)

と、やっと気づいた。

「あのー、この辺りは見覚えありますか?」

「あるといえば、あるような気がしますが」

気がする?

「普段は、この辺りは歩きませんか?」

「普段は、ここは歩かないですね」

「……」

「そうですか、お家の電話番号は分かりますか?」

「✗✗✗ー✗✗✗✗です。今、家には誰もいないですね」

警察か? これは警察に電話した方がいいのか?

そういえば、バッグを最初の地点に置き忘れてきてしまった。とりあえずバッグを取りに戻りたい。座っていてもらおうかな? このまま歩いたってしょうがないんだから座っていてもらおうか。ひとまず座って現状を確認した方がいいだろう。しかし座るったって、椅子がない。地べたにしゃがりこんでもらうしかない。何か掴まれるものがあれば、そこにしがみついて立っててもらうこともできるが。しかしバッグの地点まで60メートルほどある。

バッグにはMacBookPro16インチと、OPPO Find X3 Proの高級スマホが入っている。盗まれたら困るな。グーグルのオンラインの遠隔探知機能を使えば、盗まれてもすぐ特定できるんだが、月の利用制限に引っかからないように、今はモバイル通信機能を切ってあるから、探知機能が使えるかどうか不安だ。まぁそこはどうにかなるかもしれんが。うーん、それでもバッグが気になって仕方ない。

そんなことを考えていたら、「座らせてください」とジジイの方がそう言ったので、地べたにしゃがみ込んでもらった。

「私はちょっと鞄を取ってくるので、ひとまずここで座ってもらっていてよろしいですか? すぐに戻ってきますから」

そう言って小生はバッグを置いた元の場所に戻ると、さっきの女性の介護士さんが、1歩もそこから離れずに小生のバッグを見張っててくれていた。

「すいません、お任せしてしまって」と、お姉さんは小生を見かけると、声をかけてきた。

さっきも思ったが、結構可愛い女性だった。25歳くらいだろうか? 結婚しているのか? 介護士か。ふーん。こんなことは誰でもやる。誰でもやるに違いないが、彼女の中で小生の評価はすごい上がっていることが、彼女の目の奥から確認できた。危険な方にかけなきゃいけないからな、ジジイを助けた後、LINEを聞こうか? しかしLINEを聞くと評価は下がってしまうのか? しかし、出会いがないないっていうけど、あるじゃねーか! 片っ端からジジイを助けてまわりゃーいいんだよ! それにしても、なんだ? いったい全体、なんだ? この漫画みたいな展開は!? オーソドックス過ぎるだろ、逆にバカにされている気分になるぜ。

まぁ、今LINEを聞いたら評価はガタ落ちだから、まずはジジイを助けてやらねばならない。

「今は、その、座り込んでしまって休憩されている状態ですので、カバンを取りに戻ってきました。カバン、すいません。見張っててもらってありがとうございます」

そう言って、小生はいくらか必死そうな顔をプラスして、また駆け出していった。

「どうですか? この辺りは見覚えありますか?」

「この辺りは、どうだろうねぇ」

どうだろうねぇ?

「もう一度、少し、辺りを確認しましょうか。どうですかね?」

「……」

場所がよくわかってないんじゃ、立ってもらってもしょうがない。もう立ち上がって歩くのもしんどそうだ。車を出す他ないか。しかし車を出すにしても、ジイさん自体がこの辺の景色がよく分からないんじゃ、車に乗ってもらってもしょうがない。

しかしだ。絶対にこんなヨボヨボ歩いている人が遠くまで来れるわけがないんだ。絶対に家はすぐ近くのはずだ。しかしパーキンソン病の人は、薬が切れると、急に動けなくなるから、途中から動けなくなってしまったという可能性もあるなぁ。

近くだろうが遠くだろうが、もう歩けなさそうだし、家もよく分からないんじゃ車を出したってしょうがないか。やはり警察か? こういうときは警察の二文字しか頭に浮かばなくなる。でも、何か他に方法があるような気がする。

(あ!)

そこで、やっと小生は気づいた。

「住所はわかりますか?」

「わかりますよ。○○○の○○33−5です」

はっきり言いやがるな。景観はまったくわからないくせに、電話番号や住所は迷いなくはっきり言いやがる。この迷いのない口ぶりからして、その住所に間違いないんだろう。住所だけははっきり言える老人は多い。うちのばあちゃんも、しょっちゅう徘徊して市の放送で○○さんが、行方不明になりました〜〜って報道されてたけど、住所だけはちゃんと言えたからな。

小生はGoogleマップでジジイが言った住所を検索してみると、なんとびっくり! 小生の家の隣だった!

というより、あの一番最初の、女性に支えられていたあの地点、あの家の隣だった。

まったく、こういう時は一番最初の時点で、怪しいと思った時点で、住所を聞くべきだったんだな。

本当につくづく優しさってのは、頭のよさに他ならない気がしてくるぜ。頭が悪けりゃ何もできやしない。無駄に歩かせるだけだ。

しかし、もう立てなさそうだ、車に乗ってもらうしかないな。ここにそのまま座ってもらって、車を取りに戻るか。やっぱり車もあんまりバカにできたもんじゃないな。車がなきゃ助けられないことばかりだ。

走って車を取りに戻るか? 5分もかからないだろう。5分くらい、ここに座ってもらって大丈夫だよな?

誰か、その間、見ていてくれる人がいればいいのだが、朝の10時、意外に人が通らないな。

そんな風に思っていたら、なんとそのタイミングで、ちょうど小生たちの前に1台の車が止まった。

車から、60代ぐらいの、とても小柄なおばさんが降りてきて、「歩けなくなっちゃった?」と声をかけてきた。

「お孫さん?」

「違います。私は通りすがった者ですが、家がすぐそこらしいんですが、もう歩けなくなってしまったようで」

「お家はわかるんですか?」

「この辺りに覚えはないようですが、住所ははっきり言えるそうです」

「○○○の○○33−5です」とジジイがまだ言えと頼んでないのに、横から割り込んで言ってきた。ジジイは本当にこのセリフが好きだ。

「じゃあ、あとは私が引き受けます」

そう言っておばさんは、前は高さがあるから、後ろの方がいいかなぁと言って、後部席のドアを開けた。

小生はジジイを立たせて、車の中に乗せたが、これがまた結構な重労働だった。しゃがみこんだ姿勢から立ってもらうのもなかなか大変だったし、車に乗ろうとして、足を上げようと思っても上がらないし、おばさんは背の小さい華奢な人だったから、ひょっとしたら、この人だけじゃ無理だったかもしれない。

移乗介護というものは、その人の太ももの下に自分の太ももをくぐらせて持ち上げるのが良くて、人間の股関節の力は一番強いものだから、太ももの下に自分の太ももをくぐらせて、一気にもも上げをするようにして持ち上げてしまえば、体重が80キロだろうが90キロの人だろうが、そのまま移乗ができてしまえる。それは介護側にはほとんど負担はかからない。やられた方はももで蹴り上げられた気がするから、あんまり印象は良くなかったりするが。

このももを下にくぐらせて、蹴りあげるようにすれば、だいたいは大丈夫なんだが、今日はやっぱり昨日オナニーしたせいで少しフラフラしてしまった。ジイさんと自慰さんが二人で仲良くフラフラしている。

無事に自慰さんを、じゃなかった、ジイさんを車になんとか乗ってもらうことがかなうと、おばさんは運転席に座り、車を発進させた。するとすぐにUターンして戻ってきて、ウインドウガラスを下げて、「あのー、お名前はなんと言いますか? あなたのことをご家族に話しておきます」と言ってきた。

(笑)

家には誰もいないって言ってたけどな。

「○○っていいます」

「珍しいお名前ですね」

「こちらの出身ではないの?」

「父が富山出身で」

「あらーそうなの」

そういって車は去っていった、小生もドトールに向かった。

別れて3分ほど経った後だろうか。

突然、疑問のようなものが浮かび上がってきた。それは危険な臭いをしていた。

あれだけ車に乗ってもらうのに苦労するんだから、降りてもらうのだって大変なはずだよな? というより、歩行介助だってままならないかもしれない。ベルトを持って骨盤を引っ張り上げて、左手で腕を支える。あの華奢な体でできるのか?

家には多分着くだろう。そっから家の中に入っていって、ジジイがいつも座っている椅子に座らせて、そこまで結構大変だぞ? なんで俺はここで終わりにしているんだ? しかし、鍵は持ってるんだろうな?

なんだかハッピーエンドのような気持ちのいいお別れムードが漂っていたから、それでヨシにしてしまった。

さすがに心配になって戻ってきましたって言ったら、それはちょっとやりすぎか? こいつはよっぽど暇なのかと思われはしないか? もうここまでにしておいた方がいいんじゃないか? あんまりやりすぎるのも気味悪がられるか? いやいや、あれは結構重労働なんだって! 男手が欲しいんだって!

家はすぐそこじゃねーか! 走れ! 今いけ!

といっても、もう一度会うの、恥ずかしいんだよなぁ。

危険な方にかけるんだろう!? いけ!

どうせ暇だろう!? 今日もドトールに行ってボーッとしながらタバコを吸うだけだ。少しは世間の為に働けクソニート! 危険な方に瞬間的に飛び込むんだろう!?

いつだって闘いの連続だ。いつだって危険な方に飛び込もうとすると、毎日の一分一秒が戦争になる。簡単なことだ。考えるな、ただ危険な方に飛び込むだけでいいんだ。

どっちが危険だろう? んーーーーー!? 正解か不正解かはわからなくても危険な方はわかるだろう!? 危険な方に身を投げればいいんだ! 考えるからダメなんだ! 全部だ! 全部危険な方にいけ!

お別れして、けっきょく5分ぐらい経ってしまった後だろうか。ジジイらしき家のところに行ってみると、誰もいなかった。

あれ? ジジイもババアもいねーじゃん。ここがジジイの棲み家じゃなかったのか? なんでいねーんだ?

(いねーなら、しょうがねえな)

もう全部終わったのか? 車もねーし、しかし、なんで車がないんだ? もう終わったのか? いや5分ぐらいでおわんねーだろ。

おそらくだが……。ジジイがあることないこと言って、結局よくわかんない所をぐるぐる走る羽目になってしまって、今も一緒になって徘徊しているのかもしれない。そもそもどうだろう? ジジイの家は本当にここなのか? それだってよくわからないんだ。そうだ、きっとそうだ。ジジイの家は別のところにあるんだ。今はもう、俺の目の届かない場所で、俺がどれだけ必死に探しても見つからない場所で、二人でなにかをやってるんだ。

だから仕方ない、俺はよくやった。やれることをやったんだから、もうやり残したことはないはずだ。ジジイの家がわからないんじゃどうしようもない。

……。

しかし、グーグルマップのピンはここを刺していたんだ……!

多分ここはジジイの家だ。あのジジイはたぶん間違った住所を言わないジジイだ。それは、多分そうなんだ。ジジイの家はここなんだろう? そうなんだろう?

クソ! ジジイの家がここじゃないことを! これでもか! これでもか! と祈ってしまう!

ここで待つか? ここで待っていれば、二人は今ぐるぐる徘徊しているけれども、ここに最終的にたどり着くかもしれない。

でもなーーーー!

ずっとここで待ってんのもなぁ! どんだけ暇なんだよっていうね。いつまで待つのかもよくわかんないし、まぁここまでだろう、俺はよくやった。待たなくていい、本能が待たなくていいと言っている気がする。

5分10分待つだけならわけはないけど、それが30分、1時間となって、それで仮に1時間後に再会を果たしたらどうなる? (えっ? この人1時間も待ってたの……?)ってなっちまうぞ? そしたらもうそれは人助けの範囲を越えてるだろう。ただのストーカーになっちまう。誰のストーカーなんだっちゅう話だ。こっちが聞きたいくらいだ。

あとはもうババアに任せよう。一抹の後悔が残るが、人生なんてこんなもんだ。そうして小生はドトールに行って、タバコを吸った。

がんばる人はあのまま待つのか? あの後、何をするんだ? くそ、一抹の後悔が残るぜ。いっつもこうだ。中途半端だ。徹しきれない。でももういいや、いいやって感じがする。今日はここまでだ。

これはどのくらいの優しさだ? 俺は今優しさの何段階目にいる? 普通の人はどれくらいだ? もっと優しい人はどこまでやるんだ?

ジジイの家に行ったとき、バッグを落とした地点を通り過ぎたが、介護士の女性はいなくなっていた。俺の帰りを待って、俺にLINEを聞こうとは思ってくれてなかったんだな。あんなにキラキラした目で俺を見つめていたくせに。カバンはもう俺の手に渡ったんだから、もう俺の帰りを待つ必要はない……か。第一、俺がジジイを助けた後、元の場所に戻ってくるなんてことはわからないんだ。朝の10時に自分の家に戻ってくるはずがねーんだ(笑)  もし俺の帰りを待つ必要があるとしたら、俺のLINEを聞く用事だけだ。いや、しかし、利用者の散歩の途中って言ってたな? じゃあ、それもできないか……。あの女を探すために走り回ってみるか?(笑)そしたらやっぱ評価はガタ落ちなんだろうなぁ!

「さ、さっきはどうも……、あの、どうしても僕は、僕はこの機会を逃してしまったら、もう機会がなくなってしまうと思って、やってきてしまいました。LINEを教えてください!」か。

そうしたらその熱意に打たれて、LINEを教えてくれるかもしれない。

危険な方にかけるんだ! それもやらなきゃいけないのか!?

めんどくせー(笑)めんどくせーからいいんだ。そんなに可愛いってほどでもなかったしな。

『そんなに可愛くないからいい』

ここだ。ここに問題があるような気がするな。男はみんなこう言うからな。やっぱり行きたがっている気がするな。脳はいつも最もらしい言い訳を用意してくれる。本当だ。本当に、一分一秒が闘いだ。いや、一秒一秒だ。

探しまわりたくねーよ! めんどくせー(笑)

胸が苦しい……。なんでこんなに胸が苦しいんだ。

危険な方にかけるか。ほらみろ! 狂人になってしまうかと思ったが、そんな事はない! 立派に人助けしてんじゃねーか! 危険な信号は、ぜんぶ、いい方向にしか向かわねーんだ!

ゆっくり心を沈めていって定点を見つけそこに安住しそこに居座ろうとするのは、これから布団に入って寝るのと同じだ。こういうときにそれはまったく役に立たない。しかし、徹しきれなかったな。

結局どうしたって、間に合うか、間に合わないか、それでしかないんだ。次はないんだ。

-ドトール観察記

© 2021 りょういちんこZ Powered by AFFINGER5