水野南北が言っていたが、成功したかったら粗食にするしかないと言っていた。
断食をすれば運が良くなると言う。
運と言われても何のことやらよくわからないと思う。
ラッキーマンのようなラッキーが起こるのだと思うかもしれない。
そうではなく、人相が良かったり普段の行いが良いと、心が清潔になって自分の周りにいいことが起こるようになるということだ。
天からの寵愛を受けやすくなるということだ。
元々水野南北は人相鑑定士ということだったので、どうやったら人間は人相が良くなるのかということを追求して行った結果、断食(あるいは粗食)ということになったんだろう。
断食をすれば心が静かになると言っていた。(あるいは、すごく粗食にする)
心が静かになれば物事の本質を掴みやすくなり、成功するようになる。
確かに天才は、努力とか冷静とか、やる気とか能力を越えて本質と二人三脚だ。
急いでるようにも見えずゆったりと何でも普通にこなしている感じだ。
俺も何かを悟る時や、アイデアが浮かぶときは、やる気を一生懸命をみなぎらせて見つかるということは少ない。
やっぱり心の静けさというのが大事だと思う。心が静かじゃないと本質というのが全然見えない。
例えばこういう風にブログを書くだけでも、さあやるぞと椅子に座ったところでいまいち集中できない。
ずっとぼーっと座っているだけだとしても、ただ何もせず座っているということがなかなかできない。
ついつい他の事を始めてしまう。人間はただ何もせず座っていることすらなかなか難しいのだ。
そこで断食である。
断食して腹が空いている状態だと心が静かになる。
ずっと座ってられる。眠くならないし頭も冴えている。変な気だるさは確かにある。
体がどこか重たいし。普段ベンチプレス80 kg あげられる俺だけど。断食中は70キロしか挙げられる気がしない。
強風に煽られたら吹き飛ばされそうなぐらいふらふらしているけど。
それでも変なやる気や集中力が出て、YouTubeをダラダラ視聴することがなくなってくる。
普段人間は本当のテンポから少しずれているんだと思う。
断食になると断食をすると本当のテンポと自分の焦点が合って、心の底から落ち着けるようになってくる。
人間は落ち着いているつもりでも本当の意味で落ち着けてはいない。
2つか3つくらい階層がずれている。
断食をすることによって本当の心のテンポというのが見つかってくる。脈拍もだいぶゆっくりになる。今たぶん脈は50代だと思う。
そんな風に心のリズムがちゃんと落ち着いてくると、物事の本質をよく見極められるようになるし、ちゃんと座っていられるようになる。
何かをしたくてもつい投げ出してしまうのは、やる気がありすぎてしまうからじゃないだろうか。
精神的な焦点が合わず、空回りしてしまって、やる気と対象のバランスがずれてしまうじゃないだろうか。
心を静かにすれば続けられるものを外してしまう。マラソンなんかもそうだ。
あれも体力があって肺活量が多いからたくさん走れるじゃなくて、心が静かになればたくさん走れるものだ。
心の音階と言うか心のテンポが、走ってる身体の運動と連動が取れるようになれば、いくらでも走れるようになってくる。
体力じゃなくて心の落ち着き具合なのだ。
心が落ち着いていればどんな運動もずっと続けられる。
心を落ち着かせる方法はいろいろあるが、結局のところ断食しかないと思う。
断食中に執筆してみて心からそう思う。
落ち着きに関しては他の何をしても届かないと思う。
気が散漫で何事も没頭できない人は断食をするべきだろう。