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家なき子で抜いてしまった

やはりドトールの女の子たちは毎日働いているからか、疲れた顔をしている。

女性は顔が疲れていると言われると、凄まじいアレルギーを起こすので、ここでしか言えないが、やはり、疲れた顔をしている。

終わりが見えず、活力が回復する間がない。彼女たちも、全エネルギーを放出して働きたいのだが、まだまだ、まだまだまだまだ続いていくので、無意識にエネルギーの節約が起こってしまっている。

今日はつらい、と言う日は、小生が一日くらいなら代わってあげたくなる。小生は今、週に一回しか働かないから、びっくりするくらいエネルギーが有り余っている。しかし、代わりに週5も働くと、小生もボロボロになってしまう。

小生が金持ちだったら、3億くらい一括現金で渡して、もう働かなくていいよって言ってあげたい。小生もその方が変わりに働かなくていいから楽だ。しかし彼女たちは、どこで覚えたのかわからない分別的な態度を持ち出し、そういうわけにはいきません、と言うだろう。

しかし、すべての女性はそれを期待している節がある。急に見たこともない男がふらっとあらわれて、見たこともない大金を渡しにきてくれる日を、どこかで夢見ながら働いているように見える。

まぁ本当のところでいえば、10億くらい渡して、彼女たちが豪邸を買って、豪邸を見渡してこれからの生活に目を輝かしてワクワクしている様子を眺めてみたい。そして、すべてが終わったのだと、今まで溜まっていたものが吐き出る、そんな一息を眺めたいものだ。金をパチンコに使おうが、ラブホテルのいちばん高い部屋を彼氏と過ごしたとしても構わない。

しかし、それでも彼女たちは、翌日ドトールに来ると思う。10億もらっても、おそらくシフトを2日減らして、週3にして働き続けるような気がする。

これまでの常識や通念を取っ払って、人は本来、週何日で働くべきなのだろうか? と、友人と議論したところ、友人は、本当は週3が普通なんじゃないかといっていた。週4と週3で、二人ですごく判断に迷ったものだったが、ほとんどすべての仕事において、週3がベストという意見に一致した。

週4だと、一週間で、休みより働く日の方が多いことになる。週3だと、休みの日の方が多いことになる。この心理的要素のために、ずいぶんと変わってくるのである。この一日の差がとても大きいだろうという見解に二人で至った。人は週3なら、大体の仕事はがんばれてしまうだろう。しかし、もっとよく考えて、もっとよく考えてみると、もしかしたら週2かもしれないと、小生は友人にいったが、いや、週3だろうと諭され、残念ながらその気持に戻された。

ドトールの店員はまだいいが、ローソンの店員はひどい。基本的に、物を売る人間は、買う人間を低く見てしまう。コンビニ店員は、自分はコンビニで買い物をしたことがないというような顔をして接客する。あの、販売業の店員の、自分は一度も買い物をしたことがない、というような顔は不思議である。

ローソンで買い物をすると、(ふーん。これが欲しいんだ)(私はいらないけど、あなたはこれを欲しいと思っている)(私は欲しくなくてよかった)というような目でみてくる。店員は客を浮浪者みたいな目で見る。何かしらの販売業で、レジに立ち、物を売ろうとすると、そうなってしまうらしい。ユニフォームがそうさせるのか。小生も販売業でレジに立ったときは、そういった不可抗力に逆らえなかった。

コンビニで2000円も使って買い物をすると、「だからお前はダメなんだ」と言われている気分になる。深夜に湖池屋のポテトチップス300gだけを買いに行くと、「こんな恥ずかしいものを買ってるから、お前は浮浪者階級から抜け出せないんだ」と言われている気分になる。小生だけじゃなく、店員も恥ずかしそうにしていることもある。「ありがとうございます」と言っておいて、どういうつもりだろう? 「袋はいりますか?」とも聞いてこない。そのまま店を出てすぐに袋を開けて食べだすと思っているんだろう。

この店員だって、ポテトチップスを買うときはあるはずだが、ユニフォームを着てレジに立っているときは、ぜんぶなかったことにしている。なかったことにしているのか、なかったことになってしまうのか、これはなかなか判断に難しいところである。水道料金を支払うときは、「いつも国のためにありがとうございます、一緒にこの国をよくしていきましょう!」という顔をするが。

しかし帰る家がある。小生には帰る家がある。だから、とりあえずはいいのだ。そう思って、店を出て、ポテトチップスの袋を開いて歩きだした。

家に帰って、置き畳の上に転がってYouTubeを見ていたら、関連動画に「家なき子」があがってきた。

家なき子?

なんで関連動画に?

何が関連しているのだというのだろう? 家なき子に関連する動画って何だ? いったいいつ俺はそんな動画を見たんだ? しかし不思議な運命を感じたので、見ることにした。

「家なき子1」「家なき子2」合わせて1話から24話までノンストップで見てしまった。事件が次から次へと起きて人が死んでいき、飽きずにずっと見続けることができた。後に残るもの何もないが、テンポだけはいいのでずっと見続けることができた。

1話ですでに、すず(安達祐実)が、学校の給食費を盗んで学級裁判が起こり、老人ホームにボランティアに行けば、老人の個室に忍び込んで金を漁りまくる。警察に捕まるとパンツを脱いで、このおまわりさんに脱がされたと叫ぶ。お父さんを殺すために自宅に火炎瓶を投げ込み、放火する。放火した犯人をお父さんに仕立てあげ、お父さんを警察へ連行させる。最初の一話でこれだけのことが起きていた。

「家なき子1」はそんなことを何度も繰り返すストーリーなのだが、「家なき子2」は、少し趣が変わる。

「家なき子2」は、財界を席巻する「一条財閥」の当主が、隠し財産として1000億持っていて、余命いくばくもないその当主は、その隠し財産を、幼い頃に行方不明になってしまった孫娘に相続させると言い出す。

一条家は御布令を出し、全国から行方不明の孫娘を探し出そうとするのだが、(孫娘は一人のはずなのに)なぜか、たくさんの自称孫娘がやってくる。孫娘は幼い頃に行方不明になったので、十数年経った今では、顔がわからず、それをいいことに、孫娘を騙って一条家の財産を奪い取ろうとしてやってきたのだ!

すずもその一人であり、この中の誰が本物のお嬢様か? というのが家なき子2のストーリーである。その設定だけで笑ってしまった。そして潜り込んだ女の子たちの中に本物の孫娘はいなかった(笑) 

中山エミリも潜り込んだ女の子の一人である。中山エミリが可愛かった。

しかし、なんと、一条家の家族、娘や婿は、もし孫に財産が継承されてしまったら、自分たちが財産をもらえなくなるから、すず達を猛烈にいじめて追い出そうとする。(当主は、もうおじいちゃんなのでずっと寝たきり。そのため、いじめが起こっていることに気づかない(笑)自分で呼んでおいて(笑))

すずと中山エミリは一生懸命いじめに耐えていた。ペンキカレーを食べさせられたり、ホウキでしばかれたり、熱湯をかけられたり、修練中に弓矢で射殺されそうになったり、ピラニア風呂に落とされたり、ひどいいじめをうけていた。

もう一日中、いじめられて、やっと今日の終わりということで、お風呂(ピラニアが入ってない普通の風呂)でひとときの休憩、それも一番最後の残り湯なのだが、やっとお風呂でゆっくりできるはずだったその瞬間にも、義父? だかなんだかしらん男が現れて、レイプされそうになってしまう。中山エミリはそのときはすごい悲鳴をあげて逃げ回っていた。他のいじめは受け入れるのに、レイプされるのだけは嫌らしく、そのときはすごい拒絶をして逃げ回っていた。

1000億円を手に入れるために、どんないじめも我慢して、弓矢で射殺されそうになったことも我慢したのに、レイプは別なのか。

そして風呂でレイプされそうになってると、レイプしようとしている男の嫁がたまたまその現場を目撃し、「あんた何やってんのよ!」と言って激情し夫を問い詰める。「い、いや……違うんだ、そ、そうだ! この女が俺を誘ったんだ!」と夫はなんとエミリちゃんにレイプの罪をなすりつける。「なんですって! この売女が……!」と言って、嫁はエミリちゃんの髪を掴んで床を引きずり回し、どこからか取ってきたホースで、エミリちゃんの顔面に凄まじい勢いの水を浴びせる。

これはもう部屋でただ座っていられるだけで幸せなレベルだ。とりあえず一日だけでも、部屋でゆっくりできたら、それだけでエミリちゃんは無上の幸せを感じるだろう。小生は、本当にただ、エミリちゃんに普通の日常をプレゼントしたくなった。

小生は中山エミリがいじめられる度にシコっていた。どうせまたすぐにいじめられるから、そのままちんこを出しっぱなしにしていた。 人生とはわからないものだ。まさか家なき子で抜くことになるとは。

しかし何年前のドラマだ? 今の中山エミリの顔はどうなってるんだ? 検索……、いや、すべきではない。 大変なことになるかもしれない。

えーい! ままよ!

小生はやはり現在の中山エミリを調べてしまった。

ペンキカレーか。

うーん。

やっぱペンキとキスしたくねーな(笑)

しかし、こんなに醜い外見に加え、女の子の髪を掴んで引きずり回し、顔面にホースの水を浴びせるような女が、夫の浮気に怒るというのは、その気持ちはどこからきているんだ?

しまるこはブログを更新しないで何をやっているんだろう? と思ったかもしれないが、家なき子で抜いていたのである。

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