大前研一さんが「時間とムダの科学」(プレジデントブックス)で、人生において人間が変わる方法はこれしかないと言っている。
人間が変わる方法は3つしかない
1 時間配分を変える
2 住む場所を変える
3 つきあう人を変える
この3つの要素でしか人間は変わらない
最も無意味なのは「決意を新たにする」ことだ
これは、身にしみて感じることだ。
※
ドトールでないと作業できない身体になっている。
ずいぶん更新が滞ってしまっていたが、しかし今までで一番作業をしていた。
朝4時に起きて、4時20分にはドトールに行き、11時まで作業する。そして、いったん家に帰り、仮眠を取り、また14時から20時まで作業する。合計13時間だ。
一日に13時間書いていた。ぜんぜん苦じゃなかった。
しかし、面白いことに、ドトールの店員たちは、みんな同じくらい働いていた。小生が一度家に帰って、もう一度やってきても、まだ働いているのだ。もう一度やってくる小生を見て、店員たちの方がびっくりしているとは思うが。
ドトールはガラス張りになっていて、お気に入り席から、外の景色が贅沢なほど一望できる。眩しい光が入り込んできて、ここから見える景色が本当に気持ちがいいんだ。
家とは大違い!
どうだろう?
見てわかるだろうか。この波動の違いを。
家で1人で作業していると、どうも気分が鬱屈になってきて、これがいくら机の配置を変えたり、色彩や風水的なもの取り入れても、目の前につまらない鉄筋コンクリートの壁がでかでかとあると、それだけで、嫌になってしまうのである。
社長室のように、壁を背にして、部屋全体が一望できるようにすると、圧迫感がなくなり、気持ちが落ち着くらしい。
このように、壁に机をくっつけるような配置にすると、集中力が削がれるらしい。これをのびた式配置というらしい。
小生も、実家ではこのような配置を20年間くらいやってきたから、学生時代の成績が悪かったのだと思う。
確かに小生も、机を社長室式配置にしてからは、いくらか作業が捗るようにはなった。
しかし、どうしても空間が納得いかない。
これは小生が悪いのか。空間が悪いのか。
ドトールにいると、なぜか集中できてしまう。
朝4時のドトールは最高だ。誰もいない、ドトールのすべてを独り占めできる。
ずっとこのままドトールでもいいのだが、いちばん安いとされる、アイスコーヒーSサイズを買ったとしても、220円かかる。働いている人間からすれば220円ぐらいどうってことないだろうが、小生からすると、まあまあきつい。
1回、コーヒー代で、220円かかる。
1日、2回行くから、440円。
440円×30日だから、一月に、13200円だ!
毎月13200円のドトール代がかかってしまう! 上級ミニマリストにとって、無視できる額ではない。
一年だと、15万8400円だ!
うーーーーん、これは参った。
それに、小生はコーヒーがもともと好きではないのだ(笑)
べつに身体にいいわけでもないし、肥田先生は茶やコーヒーを決して飲まなかった。
最も多大な生産量を誇ったバルザックやヴォルテールは、コーヒーを牛飲していたというから、コーヒーと創作力というのは、もしかしたら関係があるかもしれないが。数学者もよくコーヒーを飲むという。
しかし、一日に2杯もコーヒーを飲みたくはない。
※
家賃が30000円だから、ドトール代(13200円)を考慮して、43200円の物件に住んでいると思えば、まぁ、そこまで悪い額でもないかもしれないが。43200円の物件なんて、それほど高いわけでもない。いや、高いか?
それだったら、自宅用に、最高の仕事環境を整えてしまった方がいいかな? と思うのだ。
最高の仕事環境とは。
アーロンチェア
かなでもの天板、ラバーウッド素材
電動スタンディングデスク
目の前に中村天風先生の〇や、
肥田先生の、この写真を貼るのもいいかもしれない。
あと、ラマナ・マハルシの顔を。
悟った人とは、こういう顔をするらしい。
すばらしい、吸い込まれそうな顔だ。すべてを見透かされていて、それでいて優しい。この顔をネット写真屋さんサービスで拡大プリントしてもらって、目の前の壁に貼り付けてやれば、いけるかもしれない。
※
バカボンドの井上雄彦先生ですら、自宅だとネームが捗らないから、ファミレスやカフェを3件ハシゴするらしい。部屋はあまりにも自分の空気が染み付いてしまっているので、やる気を出すのが難しいという。
水野敬也は、ポモドーロ・テクニックだったり、やれることをぜんぶ試して、それでも部屋での仕事が捗らず、坊主にしたり、右手の甲に、「書け」というタトゥーを入れたり、そこまでしたが、どれもあまり効果は出なかったという。
「夢をかなえるゾウ」を書いた著者がそんな調子では、一気に購買欲が失せるエピソードである。
だから、アーロンチェアやスタンディングデスクを買ったとしても、効果が出るかは怪しいんだよね〜〜〜。
ちなみに水野敬也は、このためにアシスタントを雇っているという。彼は小説家であり、漫画家ではないから、アシスタントなど不要なはずだが、なぜ雇っているかというと、オナニーをしないようにするためらしい。
1人で家にいると、どうしてもオナニーしてしまうので、「君はボクがオナニーしないように、そこで座っててくればいいよ」と言って、そのためにアシスタントを雇っているらしい。
素晴らしいバイトだ。小生もそんなバイトだったら、週6で働きたいが。
狂気だと思うかもしれないが、小生は気持ちがわかってしまう。小生もオナニーしないようにドトールに行っているようなものだ。男の物書きは、みんなそうだと思う。
理想の執筆環境
欲を言えば、こんなふうに木の作りの家で、
自然光がいっぱい入ってきて、
↑まぁ、これは机を窓にくっつけちゃってるから、あまり良くはないんだけど。こういう自然に囲まれたところで作業したいっていう話ね。
いいなぁ
これこれ!
うおおおお! これがベストだ!
大きな机、座り心地のいい椅子。↑ここにアーロンチェアを置いてね。
こーんな部屋で作業していたい。これなら、一日中、自宅でもずっと書いていられそうである。
こんなことをいうのも詮無いことだが、昔の人の方が、制作環境というのは、整っていた気がする。自然に近い状況にあった。
ゲーテの最後の言葉は、「もっと光を」だった。
今では、みんな、こんな狭苦しいアパートの一室に閉じ込められているから、何をやっても捗らないし、悶々としてしまうのだと思う。それくらい、意思よりも空間から人間は影響を受けやすい。
小生の勘だけど、実のところ、一人暮らしよりも、家族がいた方が集中できるのではないかと思う。
東大生はリビングで勉強する人が多いというし、多少の雑音、生活音、誰かと会話したりしながら、という方が集中できるのではないだろうか。だから小生はドトールだとがんばれてしまうのだと思う。
だから莉子ちゃんの動画もよく再生されているのだろう。
一人だと、シーンとし過ぎてしまう。部屋の、冷たい空間を、受け止めすぎてしまう。
だから、そのために結婚しよ〜かな! なんて(笑)
音楽をかければ? と思うかもしれないが、どうも小生は音楽をかけても、この部屋の圧迫感をメロディでかき消すことが敵わないのである。
部屋の魔力。
だから、アーロンチェア買っても、スタンディングデスク買っても、壁に肥田先生の写真貼っても、効果あるかわかんないんだよね〜〜〜(笑)
ぜんぶ買ったら、30万円だよ(笑)
貯金なくなっちゃう(笑)
小生はサラリーマン時代に実家暮らしをしていて、貯金をがんばって、それなりに蓄えを用意してからこの生活を始めたけど、さすがに買いすぎた。
ここ最近は、
GALAXY21ultra(10万)のスマホも買ってしまったし、
MacBookPro(27万)も買ってしまったし、
ウルトラワイドモニター(7万円)も買ってしまった。
恐ろしいほど散財してしまった。怖くて未だに楽天カードの請求ページを見れていない。
まぁ、そのぶん古いものを売るから、それなりに入ってくるものもあるのだけど。
まぁ、迷った場合は絶対に買わずにはいられない性格だし、迷った挙げ句、買わなかったで済ませた経験が一度たりともない! また、買ってしまうだろう。
でも、できれば無料で欲しいな。潜在意識に申し送りすれば無料で手に入るかもしれないから、試してみよう。
アーロンチェアと、電動スタンディングデスク、かなでものの天板。
MacBookやタブレットなら、売ってもそれなりに金は戻ってくるんだけど、しかし、机や椅子となると、そうはいかないだろう。人が使った椅子なんて、座りたくないしね。
ひ、ひえええーーーーー(^^;)
こわーーーーーーーーーーーーーーーーい!(泣)
買ってもドトール行っちゃいそーーーーー(笑)
まぁ、何事も経験だろう。失敗は早く済ませてしまったほうがいいか。
一日13時間も座っていると、お尻が痛くなってくるし。
中心力練磨をやっている人間からすると、これは恥ずべきことでもある。
肥田先生は法制局長兼宣伝部次長を勤めていたころは、一日中デスクワークで、椅子に座り続けていて身体や頭がナマッてしまっているのを感じ、中心力を利用した座位法を著書に記してあるけど、基本的に小生は割とこまめにその座り方をやってはいるんだけど、13時間も座ってると、さすがにアーロンチェアに座りたくなってきちゃうんだよね(笑)
まぁ、しかし、ぜんぶ仕事道具といえば仕事道具だし? 仕事道具には投資しろってヒカキンが言ってたし?
ククク……!