霊的修行 仕事

『嫌われる勇気』を読んでないけどレビュー

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小生はあの有名な『嫌われる勇気』という本を読んだことはない。ちらっと立ち読みしたことはあるが、会話方式で書かれていて、変に地の文がないから人気なのかなと思った。

禅問答のようだった。白隠の本も天狗芸術論もそうだし、古典の書物というのは師が弟子に対して説法しているのをそのまま記述されたものが多い。ラマナマハルシの本もそう。道に通じた人が必ずしも文章の人とは限らないから、側の人が記録するのだろう。

さいきん友達が読了したようで、いろいろ語ってくれた。まとめると、こんな感じらしい。

一、承認欲求を持たないこと

二、他者に貢献すること

三、今を生きること

この三つを聞いて、ああ名著だろうなと思った。自己啓発系の大家と同じことをいっている。きっと意味するところも同じだろう。だから友達にそれ以上深くは聞かなかった。

一、承認欲求を持たないこと

人はいつも見返りを求めてしまうもので、上司だったらこうしてくれたら当たり前、部下だったらこうするのが当たり前、友人だったら、恋人だったら、こうしてくれて当然。

そうやって自分の中に持っている、自分の中で作り上げた価値観を前提に生きており、自分だったらこうするのになぜ他人はこうしてくれないんだろうと考える。自分と他人を切り離して考えられないものである。怒る人は、自分が当たり前にやっていることを他人がやってくれないから怒る。

自分の問題と他人の問題を区別しなければならない。相手に期待しないこと。自分も他人も責めない。大人というのは、自分はこれだけ過ちを犯した、しかしあなたはこれだけ過ちを犯した。だから、あなたの方がこの分だけ悪くなりますという話し方しかできない。

必要なときに必要なことを必要な分だけ言えばいい。もちろん必要の中には愛がいちばんに含まれるが。

人に期待しなければ裏切られることもない。そういう考えは寂しい考え方で、こういうことを口にすると場が暗くなるが、厳守しなければならない。

二、他者に貢献すること

これはさいきん大事だと痛感している。あまり人が喜ばないことをやろうとは思わない。バガヴァッド・ギーターによると、知識より瞑想が優れ、瞑想より行果が優れるという。『行果』なんて見慣れない字でなんて読むのかわからないが、意味するところは、仕事らしい。

ギーターでは、仕事は神への捧げものとして行いなさいといっている。神から与えられた自分の天分に応じて他者を喜ばせなさい。他者をたくさん喜ばせることが、神への捧げものになるということか。他人の喜びは自分の喜びでもある。すべての仕事は他人を喜ばすために存在している。

高2の頃にはじめてケンタッキーでバイトをして、油がこびりついた鍋を掃除してたら、あっちぃ!といって、飛び跳ねて、チキンを運んでいる人にぶつかって、30個くらいのチキンが床に落ちたこともあった。最後はチキンを盗み食いしてるところがバレてクビにされた。そのあとは家電量販店、印刷工場、デイサービス、まあふらふら色々なことをやってきたが、人に迷惑しかかけなかった。

『人間の幸福は、自分の際だった能力を自由自在に発揮することにある』アリストテレス

林修と任天堂の岩田社長がいっていたが、天職というのは、他人にとっては難しいけど、自分にとってはなんとなくできでしまうことらしい。

ギーターでは、他人の人生を歩いて成功するよりも、自分の人生を歩いて失敗する方がいいと書かれている。

金なら週に1〜2回働けばとりあえず生きていける。会社員時代よりずっと楽しいものだ。苦痛がなければそれでよしとして、それ以上は望まない方がいいとショーペンハウアーはいっている。それに従うことにする。

三、今を生きること

今以外は余分。そういうことだろう。

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