このおっさんのように、自分のやりたい事に没頭する人間を人は嫌う

先日、YouTubeを散策していたらこんな動画を見つけてしまった。

 

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恐ろしい人間がいるなぁと思った。たくさん人間がいれば、こういう珍種が現れるのは必然だ。

 

ハンマーや木刀の素振りの動画を検索していたからぶち当たったわけで、そんなことを検索している俺がそもそもイカれているかもしれないが。

 

俺はこのおっさんはすごいと思った。素直に尊敬できる。歳の割にいい体つきだ。毎日トレーニングに励んでいるからだろう。木刀も太くて長くてこれをしっかり振り切れるということは大したことだ。体重がしっかり乗っていて、剣も走っている。受け止めるのは厳しそうだ。素振りによって鍛えられた肉体は、ウエイトで鍛えられたそれと違って自然で綺麗だ。

 

女にはモテないんだろうなと思う。もうこのおっさんぐらいになったら、モテるモテないとかどうでもよくなってくるのかもしれないが、若い女の子に相手にされないだろう。きっとおばさんからも。

 

自分で考案したトレーニング方法をしっかり実践している人なのに、わけのわからない棒を上半身裸で振っていると、不気味がる世の中だ。しかし吐息が白いということは冬なのか。大したものだ。しかし短パンはどうか。丈が短すぎないか? いや、パンツか? パンツだったら引く。

 

このおっさんの努力は正しい。努力の方向が正しい。ウエイトなんかよりよっぽどいいトレーニングで、精悍な顔つきをして、正気もみなぎっている。こういう人ほど尊敬されていいはずなのに、女はこういう人間を毛嫌いする(笑)。

 

覇道を独行するといったら大袈裟かもしれないが、自分の世界に没頭する様子で、エネルギー満々に、「これが俺だ!」 というものを見せられるとアレルギーを起こしてしまう人が多い昨今だ。意識高い系とは違うかもしれないが、世間の匂いがしない自己完結された世界を見せられると、腹を立てる人が多いようだ。自分を無視されてるような気がするからだろう。こんな木刀を裸で振っているおっさんに対しても、「不気味なことをしていて気持ち悪い」だけじゃなくて、「なんだか自分を無視されている」といった、おっさんに対して裏切られた気持ちを覚えるらしい。こんなおっさんに好かれなくたって別に大いに構わないのだが、知らないことを自己完結されるだけで、腹を立ててしまうから人間というのは恐ろしい。

 

周りを気にせず、自分のやりたい事に没頭する人間を人は嫌う。自分がもどかして物事に対してこんがらがって上手くいかないように、このおっさんも、世間の波によって漂流して、必死に溺れていてほしいのだ。できれば、全ての人間が溺れていてほしいと思っている。

 

 

 

 

このおっさんは、会話をしても、自分の趣味の話しかしなさそうだ。周りが引いていても、明るく強い調子でいつまでも楽しそうに話していそうだ。顔も今風ではないし、おっさんだし、髭ズラだし、チン臭とかパン臭とかもすごそうだ。スーパーで刺身を買ってきて、皿に移さず、そのまま醤油をかけて食べてそうだ。デカイ口を開けて麺類のようにズルズル食べてそうだ。人目を気にせず、自分のやり易さやテンポ以外は何も考えなさそうだ。

 

こんなおっさんとカフェに行っても楽しくないかもしれない。ディズニーランドなんて最悪だろう。俺はディズニーランドを趣味としている男なんかと付き合うよりかは、木刀振りましてる男と付き合った方が健全だ思うが。

 

やりたい事や、趣味でさえ、周りに洗脳されてsaveしている人間が多い中、このおっさんの素振りは、まるでそういった人間を斬り殺すかのような斬撃に見えてしまう。


周りとは線路が違うけど、正しい方向で正しい努力をしている。なのに、ほとんどの人がこのおっさんをキモいと思ってしまう。


「別にどうでもいい」「勝手にしたら」「ふうん」と言う女もいるだろう。そういう女は貴重だ。


服を着て誰もいないところで木刀を振るのであれば問題ないのか。女には木刀を振ることを隠してディズニーが好きなふりをすればいいのか。そうすればモテるのか。アホらしい。


一体いつから木刀を振る男をカッコ悪くいうようになってしまったのか。部屋でずっとYouTubeを見ているより男らしいではないか。健康にもいい。

 

日本男児ではないか。


昭和の男ではないか。


男たるもの上半身裸で木刀をひたすら振る。そういう生き物のはずだ。


まったくもって、時代はこのオッサンに劣っている。