大学時代の友人が結婚して4000万の家を建てて消耗している

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大学時代の友達が結婚して5年経つが、苦境にいる。


友達はFという。


Fは情けない男だ。やせっぽちで目尻が垂れ下がって、ちびまる子ちゃんの藤木によく似ている。ここでは藤木と名付けてしまおう。


外見もさることながら精神的な圧力がほんのひとかけらもなく、舐められやすい。俺達はよく藤木を舐めた。意味もなく、急に後ろから蹴飛ばしたこともある。「何すんの〜」とぼんやりいうだけだった。


藤木は精神的な圧力がなく、ペラペラな男だが、性欲はほどほどにあり、クラブに行ったり合コンにったり、会社の女の子に声をかけたり出会い系をやったり、恋活に関してはまじめに行動する。


仕事も一応はやる。就職活動も怠らず、常識からはみ出した行動はないが、やらなければやらないことは一通りやる。それが自分の保身からきているのか、世間の流れでなんとなくやっているのか、おそらく両方だろうが、一通りやることはやる男だった。


頼めばなんでもやってくれるので、皆、授業の代理出席は藤木に任せていた。たまにもうやりたくないとか言い出すこともあったので、藤木も嫌だったのだろうが、藤木がそういうとなんだかむかついた。口答えしてはいけない人間のように思われていた。

 


藤木の結婚生活は恐ろしいものだった。4000万の家と土地を買い、毎月10万のローンを支払っていくというものだった。


藤木の収入は30万ぐらいらしいが、生活費とローンで全部終わってしまうらしい。そんな状況の中でも奥さんは全く働かない。


子供は2人いるが、5歳と3歳らしい。保育園に預けているので、働けないこともないだろう。


俺だったら速攻でボコボコにするが、藤木は奥さんが働かないことに、なんとも思っていないようだった。この場においても、あまり感情が動かないのだ。


これは、誰がなんと言おうが藤木の良さである。キリストやブッダでも、こんなのは耐えられないと思う。それを、なんとも思わず絶えてしまう男がいるからこの世界の探求はやめられない。

 

お小遣いはもらえず、ただ家族のために働く。奥さんは働かない。働かないどころかお金が足りないからもっと稼いできてと言われるらしい。今、別れたところで慰謝料を払い続けることになるだろうが、それを抜きにしても別れたいとは微塵にも思っていない。


奥さんはいつもソファに寝そべっており、雑誌を読んで、黙っているらしい。自分はいつも黙っているくせに、藤木が黙っていると、たまにはなんか話してくれないとむかついてくるらしく、たまに怒るらしい。子供の未熟さと女のわがままさが満タンになったような女だ。


本当に良い具合に利用されたもんだと思う。女も操作できることがわかっていて結婚したのだろう。藤木が不幸と思っていなければ不幸ではないのだが、俺はこの女はクズだと思う。


自分一人でいるような空気で生きていたいんだろう。どこまでも自分の自由な空気だけが続き、他人に振り回れることがない、一人暮らしのような心地がずっと続くような感じで暮らしたい。奥さんはそれを求めている。


独身で一人暮らしだと、そんな気分を味わえるが、やはり結婚はしたい。経済面や周知の目から、結婚はしたいが、独身のような気分をいつまでも満喫していたい。そういう女はとても多い。そんな場合は藤木のような男と結婚するしかない。

 


今の時代、女も疲れ切っているから、こういう男が一番結婚しやすいのかなとすら思う。彼らは何も文句を言わない。文句を言わないだけでなく、文句の素になるストレスを内部に発生させない。もともとの感情の起伏が少ない。


感情の発達が悪いので、普通の男が萎えてしまう女の行為もあまり気にならない。ヒステリックでプンプンしてたり、待機室のデリヘル嬢みたいに、タバコをふかしていたり、ソファで寝そべってケツを掻いている女にすら発情できる。


普通の男は、どんなに可愛い子でも、上記のような女だと性欲が萎えてしまう。俺は橋本環奈と結婚して、環奈がソファで寝そべってケツを掻きながらもっと金稼いできてといわれた瞬間に、永遠にセックスする気がなくなる。


感情がない男。弱々しい男。のらりくらりしている昼行灯。こういう男はモテる。学校や職場などにたまにいる、なんでも押し付けやすいタイプの人間だ。初対面から「ああ、こいつは舐めても大丈夫な人だ」と思われる人間。


結婚には恐ろしく向いている。恋愛にも向いている。


おごってくれるし、生理といえば大人しく引き下がるし、会話も自分からしてくれるし(クソつまんないけど)、相手にするのが面倒くさくなって、急に窓の外の景色を見ていようと決め込んでも、一向に構わない。たまに話しかけられても「うん」とだけ言っておけばいい。それでも発情してくれる。女はその心地よさを、愛だと無理にいいきかして結婚するのだろう。


誰も不幸になることはないので、大局的にみたらとても素晴らしいことなのだが、一種の不気味さだけが残る。