生まれつき、男は女に負けている

なんで俺が振られなきゃならないんだよ。
俺が振るならわかるけど、お前が俺を振ることはありえねぇ。
顔も可愛くない。若いわけでもない。保育士だし給料が低い。奨学金と車のローンでカツカツしている。すぐにでも宿り木を必要としている。よく食べるから口の周りにニキビができている。胸も小さい。

一応女という理由だけで相手してやってるのに、バカみたいに需要があるせいで天狗になってやがる。本来は寄生する側のお前らこそが、躍起になって男を追いかけなければならないだろ?

男女間の需要バランスを無視して個としての人間力を比べた場合、どちらが優勢かは言うまでもない。

意識の高い男は、暇さえあればネットで最新の情報を調べている。図書館で本を借りてきてはドストエフスキーバルザックの文学なんかを勉強したりしている。甲田光雄先生の教えの通り食事や健康に気を使っている。自分の体を構成する細胞ひとつひとつを気にかけてケアしている。ゴッドタンを見てお笑いの勉強をして、Twitter大喜利に参加して一言で最上の正解を探す。女と違って、狭い世界の仲間内で、なんとなく面白いことを言うわけではない。公明正大な世界でたった一言の面白い言葉を導き出す努力をしている。

この通り、意識の高い男は努力をしているのだから、すべての女は意識の高い男の前にひれ伏さなければならない。その所をよくわかっているのだろうか。

化粧して可愛い服を着てスイーツを食べて機嫌のいい顔をしていれば男が寄ってくる女と違って、男は本当に苦労している。男の数が1/100になって需要と供給のバランスが逆転しても、女の行動パターンは変わらないだろう。牡蠣のようにいつまでも押し黙っているだけだ。ここらへんのひねくり具合には笑ってしまうね。

「何が何でも自分からは話しかけない」と固く心に誓っているのに笑ってしまう。今逃すと、永遠に結婚できませんよと神様に言われても、絶対に自分から行動しない頑なさには恐れ入る。本人は勇気がないと言っているが、勇気がないのではないのだ。ただガキのように拗ねているだけだ。イケメン全員に無視されたとき、ブサイクが自分の前に現われて口説いてくれたら、すぐに結婚してしまうのが女だ。好きでもないブサイクと結婚できてしまうのが女だ。拗ねてる自分が一番向かいやすいエネルギーのままに、高校時代は見向きもしなかった男と結婚することができてしまう。


ろくに運動もしないので、年を取ればまともに歩くことすらできなくなるだろう。11月なのにダッフルコートを着る貧弱さだ。

職場でも言われたことをただこなすだけ。女だからそれでいいと思っている。社会に隷属することだけは得意だ。金がないくせにディズニーや夏フェスで「思い出作り」と宣わり散財する。しかし、そこから持ち帰ったものは何もなく、明日も明後日も変わらない知性の自分がいるだけだ。それなのにそこになけなしの金を使う。「思い出作り」と言っているが、感想を聞いても「良かった♪」しか返ってこない。

筋トレをしていないので膣圧が弱く、大きなビニール袋のような生器をしている。脱ぐとみっともない体をしている。適当にどっかの会館で全裸の男女を五十人寄せ集めたら、女も自分の本来の価値を自覚するだろう。下手に服を着て汚れ肉を隠しているから、自分の価値を勘違いしてしまう。

芸能界はともかく、一般の女に巨乳はいない。細身で爆乳というのは果てしなくゼロと言ってもいい。

学生時代はともかく、女は仕事をし始めるとストレスとともに、肌の角質は崩れて血管は朽ちて、活性酸素が貯まり、それら不廃物がだんだん下流へ流れて行って性器に集合して発酵し、ひどい悪臭を放つようになる。

特に8時間働いた後は活性酸素ばかりになっていて、ずっと立ちっぱなしなので、大腿部、下腿部がパンパンになり、その膨隆が余計に性器への血流を悪くして悪臭を掻き立てるようになるのだ……!

そんな頭も体もセンスも悪くて、活性酸素が溜まって酸化しているだけの生き物に、女というだけで価値があってたまるだろうか。

「精神的向上心がない人間はバカだ」と夏目漱石も言っている。

ただ言われたままに仕事して、土日は夏フェス行くしか脳がない生き物は、男に口説かれたら、すぐに股を開かなければならないのではないだろうか?

 

 

と、こんな風に振られた男は考えている。

9割以上の確率で、男は恋愛バトルで女に負けてしまう。
個の力で負けてしまうわけではない。ただ単に生まれつきで負けている。髪の量で既に負けている。結局は髪の量で全てが決まるのだ。

男は勝負の世界で生きているので、男だろうが女だろうがいつも勝負の相手として気にしている。

振られて傷つくのは、付き合えなかった辛さではなく、勝負に負けてしまったからだ。

言ったって、こんなのだぜ? こんなの、こんなの、こんなの、こんなのだぜ!? という思いだけが続くのである。