【偉人の仕事術】偉人が1日15時間以上仕事ができた理由とは

ヴォルテールというすごい作家がいる。 

バルザックが1日だいたい8時間か10時間ぐらいの仕事量だったらしいが、ヴォルテールは14時間から18時間仕事をしていたらしい。

偉人の仕事術を色々調べているが、ヴォルテールだけは別格で、圧倒的な生産量だ。
仕事の傍らの手紙だけでも13000通が残っているらしい。

 

現在でもワンピースの作者である尾田栄一郎は1日の睡眠が2、3時間ほどでそれ以外は仕事漬けらしい。

漫画家さんでこういうパターンは少なくないようだが、
著述家や作家というのはなかなかこうはいかない。

せいぜい執筆は一日4、5時間ぐらいで、1日中ずっと仕事をしているということはないようだ。頭を使うぶん疲れてしまうんだろう。

俺も漫画を描いてた時があったが、頭を使ってる部分よりも作業している時間がほとんどで、ネームで適当に描いた絵を、じっくりくっきり浮かび上がらせるように、プラモデルを組み立てるような、手作業で絵を完成させる時間が圧倒的に多い。

 

つまり発想にかかる時間はそれほど多くなかったりする。プロの漫画家はネームが大体1日で、それ以外はずっと作画の時間だ。

ネームさえ仕上げてしまえば、後をどうすればいいかは分かりきっているので、肉体労働が続くばかりである。
漫画家志望者のほとんどの場合はネームをちゃんと完成させられないので、そのままうんうん唸って結局何も描かずに終わってしまうことが多い。

最初にとりあえずネームだけを完成させて、「この物語は発信する価値がある!」と強く思い込むことができれば、机に向かって必死に絵を完成させている時間が嘘のように訪れるのだ。
あれほど漫画家になるとか漫画論を一生懸命語りながら、売れっ子の漫画を腐して、一切漫画を描かなかったくせに、ネームさえ完成させてしまえば、汗水たらして頑張るのだ。今までの自分の体たらくぶりが嘘のように頑張る。

 

つまり発想と格闘してる時間は本当に苦しくて1日5時間もやれば大したもんだけど、絵の完成と戦う時間はどうつてことないのだ。大体の人は長時間やっていられるもんだと思う。特に絵が好きな人はなおさらだ。

そういう意味で行くとヴォルテールは異常だ。
バルザックも異常だけど、ヴォルテールの1日15時間執筆するという離れ業は一体どうやってるんだろう。どういう心持ちで生み出しているんだ。


二人ともコーヒーを多飲するという共通点があり、ヴォルテールは1日60杯ぐらいコーヒーを飲んだと言う。
コーヒーをがぶ飲みしながら創作するクリエイターはとても多いのでコーヒーは確かにいいエンジンになるのだろう。

しかし俺はコーヒーより次の部分によるところが大きいと思う。

ヴォルテールは口述筆記をして秘書に文章だったり手紙を書かせた。
本人はベットで寝ながら仕事をするのが好きで、ずっとベッドに横たわっていて、あるいは座っていたのかもしれないが、ベッドの上で話した言葉を秘書に書かせていた。

カエサルも口述筆記の使い手だ。忙しい中でガリア戦記を完成させたのは口述筆記だからだったに違いない。

音声入力ですら書いてると多少は間違ってイライラしてめんどくさくなることは多いけど、人間が口述筆記したものを書いてくれるのであればこれほど楽なことはない。

 

ある程度金持ちな小説家は秘書を雇って口述筆記させるのが一番手っ取り早いのだと思う。
俺が金持ちだったらそうしている。

それはまるでユーチューバーのヒカルが、編集は編集要員に金を払ってやらせているのと似ている。

めんどくさかったり、編集だったり時間がかかることを自分は一切やらないのだ。

発想だったり本人しかできないような仕事だけをやる。
楽をとことんまで極めていくと口述筆記になるのだろう。

 

手紙もペンを持って原稿に書こうと思ったら面倒くさい。
しかし目の前の人と話したり電話をするくらいだったら何時間でもできてしまう。

偉人の仕事術を見ていて、すごいなと思うかもしれないけど、こんなふうに方法を迫って観察してみると、
一番都合のいいやり方をしていたからにほかならない。

大量生産しているクリエイターの蓋を開けてみればこういうことだ。

やる気やエネルギーにあふれているというよりも、手っ取り早く無駄なことをせずに、意思が0の状態でもすぐに取り掛かれるような方法を取っている。

やり方がとにかくうまいのだ。